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泊まれるアート空間はいかが? HOTEL ART FES in PARK HOTEL TOKYO

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2017年9月6日


泊まれるアート空間はいかが? HOTEL ART FES in PARK HOTEL TOKYO


 

泊まれるアート空間はいかが? HOTEL ART FES in PARK HOTEL TOKYO

 

 

泊まれる本屋、泊まれる水族館…。現在、個性が溢れる滞在サービスが多数、存在しますが、アートファンには一風変わった「泊まれるアート空間」がおすすめです。
8月5日(土)~8月6日(日)の2日間限定で、汐留にあるパークホテル東京の1フロア・31室の全客室がアート空間と変貌を遂げる「第2回ホテルアートフェス」が開催されました。
アーティストルームの公開だけでなく、展示とライブが一体となったパフォーマンスや、こんなところにもアートが!とあっと驚くような体験がいっぱい。面白いと感じたポイントをレポートしたいと思います。

 

 

 

 

まずは、目玉企画であるアーティストフロア(31階)からご紹介します。アーティスト達が日本文化や日本の暮らし方にフィーチャーし、それぞれの解釈でアート空間を繰り広げていました。

 

 

泊まれば良いことが起きるかも!?平良 志季さんの「富士山」

 

 

 

 

こちらのお部屋の机は赤く帯のようなクロスが掛けられ一気に和風になっていました。

 

 

 

さらに部屋全体が紅白で統一感を出してる他、お目出たい七福神なども描かれています。泊まると何か良いことが起こりそう!

 

 

「糸」で「絆」を再意識させる 小林 万里子さんの「緑」

 

 

 

 

こちらは他の部屋にある椅子と同じものですが、刺繍が施されているので全く違う印象を受けます。
部屋に入るとすぐに赤い糸が紡がれていて、部屋の中に繋がっています。色彩も豊かなことから多くの出会いを連想させる部屋でした。

 

 

 

 

客室全体がアートスペースなのでお風呂場や、クローゼットの中などにも絵が!!
カーテンの後ろやトイレの蓋にもアーティストたちのこだわりが詰まっていました。

 

 

可愛い妖怪に癒されちゃう!馬籠 伸郎さんの「妖怪」

 

 

 

 

テーマの「妖怪」に当初は怖そうな印象を受けましたが…。こんなに可愛い妖怪ならば会ってみたい!と思うような人を幸せにする妖怪たちが、ここにはいました。
キュートな妖怪たちは、恥ずかしいのか?隠れるように窓の近くにもいましたよ。

 

 

 

 

童心に帰ろう!伊藤 香奈さんの「里山」

 

 

 

 

こちらはお風呂上の照明のカバーです。
部屋の中にもたくさんの動物たちがいました♪

 

 

 

 

絢爛とはこのこと!大竹 寛子さんの「桜」

 

 

豪華な桜が目を惹くこちらの部屋。散りゆく桜に想いを馳せたり、日が落ちてからは窓にうつった夜桜のような儚さを感じたり…。

 

 

昼の様子 

 

 

夜。窓にうつる室内の様子 

 

 

移りゆく季節を想う…藤浪 理恵子さんの「俳句」

 

 

 

 

入ってすぐの壁に投影される映像が四季によって変わるこちらの部屋。私が入ったときは《夏》として金魚が泳いでいる映像が流れていましたが、他の季節はどんな映像になのか気になるところです。普段、映像作品は作成されていないようなので、音楽から制作されたという本映像は貴重でした!

 

 

部屋にいながら人間観察できちゃう!?中嶋 修さんの「日本人」

 

 

 

 

横浜で描いたというスケッチが会期中限定でお手洗いの鏡も含めて、部屋中にびっしり貼られていました!そのスケッチが壁一面に大きく描かれています。
お風呂場には当日限定販売の提灯も置いてありましたよ。

 

 

ロビー階の喫煙スペースにも素敵な絵が!

 

 

 

 

 

 

この可愛い空間は、なんと喫煙所!壁に描かれているのは富士山と芸者です。他にも羽の生えた可愛い女の子や、あちこちに猫がいて愛くるしい休憩スペースとなっていました。喫煙者でなくても思わず立ち寄りたくなってしまうしつらえです。

 

 

ラウンジでの参加型インスタレーションに大興奮!

 

 

 

 

続いては、ラウンジのご紹介です。イベント当日のラウンジには、楽器が毛糸にくるまれていたり、吊り下げられていたり…。お客さんが楽器を手に取ってもOK、編まれている毛糸を解くことで音が鳴るという参加型のインスタレーションが展示してありました。ライブの時間になるとお客さんの中をくぐり抜けながら、楽器を鳴らしながら出てくるミュージシャンたちが登場!展示されていた楽器も使用しながらのパフォーマンスに、アートの多面性・自由性を改めて感じました。

 

 


展示中のピアニカ 

 

 

 

 


パフォーマンスラストの頃の1枚 

 

 

 

 

また、同じく25階ではアートカクテルが楽しめます。
私はフローズンカクテルをチョイス。ドリンクにまでアートを感じられると思っていなかったので感嘆しました!

 

 

常設展示の高田研二郎展も楽しめてお得感が満載♪

 

 

25階

 

 

フェス中でも常設展示である高田研二郎さんの展示を観賞することができます。
31階では客室前の廊下のガラス越しに、25階ではエレベーターホールやラウンジをぐるっと囲むように展示されていました。ライトが当たるとぐっと幻想的な印象になるこの絵は蛍光顔料を使用して描かれたものです。

 

 


25階イベント受付付近の作品 

 

 

31階客室前廊下の作品

 

 

高田研二郎さんの作品は「夜螢の記憶 -Memory of firefly of the dark-」というインスタレーションでも体感することができます。
暗い部屋の中にブラックライトを持って入り、光を当てることで展示作品を見ることができるのです。光の軌跡は、まるで蛍が飛んでいるように見え、一瞬の中にある生命の躍動を感じました。本作品は視覚だけではなく、耳を澄まさないと聞き逃してしまいそうな小さな小さな音や、ふっと香りを感じる演出があり、自分でも五感がどんどん鋭敏になっていくのがわかりました。

 

 

 

 

 

 

イベントラストには約30mの壁面にプロジェクションマッピングが施されました。
四季をモチーフに作られた映像が、一気に春夏秋冬を駆け抜けます。最後のホテル内に咲く花火は真夏のアートフェスを象徴するような刹那感があり、思わず感傷的な気分になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

【編集後記】

 

 

アートホテルの醍醐味は、自分が実際に宿泊する客室なので作品に直に触り、人目を気にせず作品の世界観に時間を気にせずに存分に入り込むことができる所にあります。
また、どの部屋も見る角度によって全然違う印象を受けるので、自分のお気に入りの角度を探すのも楽しかったです。

 

時間すらも忘れアートの世界で生活するのは極上のリフレッシュになると思います。私自身も短い時間でしたが、移り変わっていくものを見守ったり、懐かしく思ったりすることで、忙しいと思い込んでいた心がふっと解放されるような感覚を憶えました。また、日本文化、日本の美意識を見つめ直し、新しい発見ができる機会になりました。
次回の開催が楽しみですね!

 

 

文章・杉田亜祐美
写真・杉田亜祐美/新井まる

 

 

《嬉しいニュースが飛び込んできました♪》

 

 

「アーティスト・イン・ホテル プロジェクト」が、第3回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の国内・訪日領域「領域優秀賞」を受賞! 記念としてアーティストルームが、無料で見学、開放されます。(1~3室)

 

 

【アーティストルーム開放概要】

 

日時:9/1(金)~12/30(土) 12時~16時
※除外日9/23, 10/7, 10/8, 12/23, 12/24の5日間
通常は宿泊者しか見ることのできないアーティストルームを、1~3 室開放。宿泊者および外来ゲストが自由に見学できます。全31室のうち、どのアーティストルームになるかは当日のお楽しみ!

 

 

【概要】
「HOTEL ART FES in PARK HOTEL TOKYO」

 

会期:2017年8月5日(土)~8月6日(日)
場所:パークホテル東京
住所:東京都港区東新橋1丁目7番1号 汐留メディアタワー
宿泊予約・お問合せ:03-6252-1100

 

 

 

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