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【おすすめアート】現代アートギャラリー「Galerie Supermarkt」が神宮前に新スペースをオープン

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2023年5月27日

【おすすめアート】現代アートギャラリー「Galerie Supermarkt」が神宮前に新スペースを


【おすすめアート】現代アートギャラリー「Galerie Supermarkt」が神宮前に新スペースをオープン

 

特定のスペースを持たず、作品やアーティストに最適な場所で展覧会を企画・運営してきた「Galerie Supermarkt」は、2023年6月3日より東京・神宮前に新たなスペースをオープンする。ポストコロナに変遷しつつある今、固定のスペースを構えることで、恒常的なコミュニケーションを鑑賞者と交わしていくことを目的のひとつとしている。

 

〜ARTalk おすすめポイント〜

 

◆Galerie Supermarkt は 2021 年からのパンデミックを受け、従来とは異なる現代アートへのアプロー チへの必要性を感じ、活動を開始。あえてスペースを持たず、作品とアーティストに最適な場所で展覧会を開催することで、柔軟で開放的な展示 表現と体験を提案してきた。ポストコロナに変遷しつつある今、固定のスペースを構えることで、恒常的なコミュ ニケーションを諸外国、特にアジア諸国の鑑賞者と交わし、現代美術の発展に寄与していく。

 

◆また、アーティストには育成プラットフォームを提供し、潜在力と創造力を持つ芸術家を育成し、世界にプレゼンテーションしていくそう。神宮前をハブに、エリア特有のカルチャーと共鳴しつつ、各分野の専門のパートナーと協力し、現代芸術の社会における可能性を体現していくことを目指している。

 

◆こけら落としは、韓国出身・ロンドン育ちのサン・ウー・キムとイタリア、カヴァレーゼ生まれでロンドンを拠点に活動するヨハネス・ボシシオによる展覧会 「Welcome to my melancholy」を開催。両者が共有する脆弱性と信頼性の強調を通じて、しばしば断絶と分裂を感じる世界において、つながりと共感の重要性を思い出させるもの。作品を通じて鑑賞者の世界の捉え方を左右することで、まったく異なる明瞭さで世界を見ることができるという彼らの信念を提示する。

 

 

 

【作家プロフィール】

 

サン・ウー・キム|Sang Woo Kim

 

韓国出身、ロンドン育ちのアーティスト。絵画と写真の境界線を曖昧にするイメージを様々なメディアで作 成し、絵画の定義に対して疑問を投げかけている。彼はディアスポラの苦悩や、自分自身が第三の文化圏で育ってきたことで経 験した人種差別の問題を表現し、自己概念、知覚、見ることと見られること、そしてアイデンティティと現実に関連する問題における重層的自己概念を反映している。作品制作のユニークなア プローチとアイデンティティと現実に関連するテーマの探求により、今世界で注目を集める現代アーティストの一人。

 

ヨハネス・ボシシオ|Johannes Bosicio

 

アーティストのロバート・ボシシオを父に持ち、イタリア、カヴァレーゼ生まれでロンドンを拠点に活動するアーティスト。人間と機械の関係や、人物と地面、身体と心、物質と非物質、有機と無機、動物と機械の分離などの二元論の超越を探求している。ヨハネスはバイナリファイルを融合してハイブリッドを作成し、人体、技術、文化、政治、経済の間のつながりを示す寓話として車体スクラップを使用する。作品は、ダナ・ハラウェイの「サイボーグ宣言」の影響を受けており、性別、人種、資本主義の意味と境界を再考することにより、精神的な探求を可能にし、従 来の考え方や既存の境界を打ち破る。

 

 

【展覧会概要】

「Welcome to my melancholy」

 

会期 | 2023年6月3日〜7月9日

会場 | Galerie Supermarkt

住所 | 東京都渋谷区神宮前3-7-12

開館時間 | 11:00〜18:00