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【おすすめアート】テクノロジーを駆使した新世代のアーティスト、ジョナサン・チャプリンの新作個展が2会場にて同時期開催

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2021年8月3日

【おすすめアート】テクノロジーを駆使した新世代のアーティスト、ジョナサン・チャプリンの新作個展が2会


テクノロジーを駆使した新世代のアーティスト、ジョナサン・チャプリンの新作個展「Statuesque」「Private」が2会場にて同時期開催

 

〜ARTalk おすすめポイント〜
◆チャプリンは予め3Dプログラムを駆使し、自身の絵画に必要なあらゆる物理的な要素を、コンピューター画面上でシミュレートするという手法を用いて作品を制作します。これらはスケッチを基礎とする絵画の伝統を否定しているかのように見えますが、セザンヌやピカソ、アレクサンダー・アーキペンコなどの作品を研究対象とし、自身のスタイルで再解釈した作品を多数描いているのが特徴です。

 

◆本展では、チャプリンの「一日の移り変わる光を用いて時間と空間の関係性を表現しよう」という新しい試みを垣間見ることができます。新作の「Disassembled Home」(分解された家)では、空間を一体化させる光の演出によって、そこに明確な関係性を見出すことができます。

 

◆本展は、2020年1月に行われた旧NANZUKAメインスペースでの大型個展に続く展覧会です。今回、チャプリンは3点の新作ペインティングと2点の立体作品を制作。デジタルツールを駆使することで、私達人間の視覚認識領域を広げようとする試みは、クリエイティブと遊びの実践とも呼べます。

 

この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

NANZUKA HP ”Installation views”より

 

【アーティストプロフィール】
ジョナサン・チャプリン(Jonathan Chapline)
1987年、アメリカ、ジョージア州サバンナ生まれ。名門ロードアイランド・スクール・オブ・デザインを卒業。NY在住、デジタルテクノロジーを駆使した新世代アーティストのひとりとして、活躍が期待されている。これまでに個展「House Work」(2017年 Victori + Mo、ニューヨーク、アメリカ)、「Flatland」 (2018年The Hole Solo Booth B2、Volta 14、バーゼル、スイス)、「Sunday Art Fair」(2019年The Hole、Solo Booth 6、ロンドン、イギリス)など。他世界各地でのグループ展、書籍「The New Yorker」(2018年4月13日より発売)など。

 

【開催概要】
・「Statuesque」2021年7月22日(木) – 8月15日(日)
会場:NANZUKA 2G (Shibuya Parco 2F) 
*原則無休(営業時間は渋谷パルコに準じます)
・「Private Domain」2021年7月27日(火) – 8月21日(土)
会場:3110NZ by LDH kitchen (東京都目黒区青葉台1丁目18-7) 
*火曜日 – 土曜日 11:00 – 16:00、日曜・月・祝休業
*2021年8月8日(日) – 8月16日(月)休業

ホームページ:https://nanzuka.com/ja 

 

 

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