【GWおすすめアート】
お家でアート鑑賞を楽しめる、期間限定の”バーチャル・ミュージアム”まとめ
〜girls Artalk的 おすすめポイント〜
世界的に外出自粛が余儀なくされている今、拡がり始めている”バーチャル・ミュージアム”。
動画や3Dコンテンツでお家にいながら実際に美術館に訪れたかのような体験ができます。
GWに予定していた旅行やお出かけを我慢している皆さん、期間限定で無料公開されているコンテンツをまとめたので是非ご覧ください!
①最先端技術で距離感まで再現!没入感が高い森美術館の『未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか』
3月29日の会期終了を待たずしてコロナウィルス感染拡大の影響で惜しまれながらも終了した展覧会が奇跡の復活。撤収前日に急遽展覧会をGoogle earthの公式カメラであるmatterportとLeicaを駆使して展示風景を保存。3Dコンテンツとして無料公開に踏み切りました。
2019年12月末で森美術館館長を退任された南條館長最後の展示ということで、南條氏自ら語る解説も見どころ。
日本の美術館では初の本格的でリッチなバーチャル・ミュージアムとなる本コンテンツはアート界の新たな時代の始まりを感じます。
企画・制作:ARTLOGUE
②ポーラ美術館の様々な取り組みを振り返る、アート初心者や家族でも楽しめるコンテンツ『#おうちでポーラ美術館』
ポーラ美術館では、自宅で美術館のコンテンツを楽しむことができるよう、過去のラーニングプログラムをまとめた「#おうちでポーラ美術館」が公開されています。
URL:https://www.polamuseum.or.jp/enjoyathome
本コンテンツは”みる/ よむ/ つくる”の3部構成となっており、アート初心者にもわかりやすい解説が聞けるムービーや、より深掘りした内容で勉強になる記事、印刷すれば塗り絵として楽しめるものまで盛り沢山の内容です。
老若男女、アートの知識量問わず丸一日楽しめるコンテンツはおうち時間を充実させてくれます。
▼おうちで楽しむ展覧会「シュルレアリスムと絵画」展 動画
③ギャラリーにも続々拡がるオンラインビューイング”おうちで観て、おうちで買えるアート”
下記のギャラリーでは休廊中にもアーティストの作品を多くの人に届けようとオンラインビューイングや販売を企画しています。
■EUKARYOTE 『for better (or) for worse』(良くも悪くも、善かれあしかれ、良いときも悪いときも、どんなことがあろうと、のるかそるか・・・)
ギャラリー内展示風景を公開するオンラインビューイングが期間限定公開中。
この機会に作品をデザイナーとコラボレーションしプロダクトとして落とし込んだアイテムの制作と販売も予定されています。
オンラインビューイング:http://fbofw.jp/
ギャラリーHP: http://eukaryote.jp/
■シュウゴアーツ初のオンラインショー 近藤亜樹 『心に花を』
2020年4月25日(土) − 5月30日(土)の期間限定で近藤亜樹 「心に花を」展のオンラインショーを下記URLで公開中です。
https://vimeo.com/411393969#video_1
また、2015年の東日本大震災で経験した悲しみを希望へと転じた、14,000枚以上の絵と実写による映画「HIKARI」も2020年5月2日(土) − 5月6日(水)の日程で特別に全編配信する予定です。
ギャラリーHP:http://shugoarts.com/
いかがでしたか。海外と比較するとまだまだ日本のアート界のオンライン進出は少ないですが、未曾有の事態に直面している今こそこのような改革が急速に行われていくはずです。
最新の技術で”今何ができるのか”を考えて活動を続けてくださっているアート界の方々。
実際に出向いて、筆遣いから作者の魂を感じたり、美術館独特の空気に非日常を味わえる日が1日も早く訪れるよう願いつつ、しばらくはオンラインにて心に彩りを持つ時間を楽しんで頂ければ幸いです。
文:山口智子