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INHEELS(インヒールズ) × girls Artalk(ガールズ・アートーク) 対談企画  アートとファッション ★ 自分の「 好き」を気軽に言える社会に!

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2016年3月17日


INHEELS(インヒールズ) × girls Artalk(ガールズ・アートーク) 対談企画  ア


皆さん、「エシカル」というワードはご存知でしょうか?

まだまだ日本ではあまり浸透していませんが…

「エシカル (ethical) 」は「倫理的」や「道徳上」を意味する言葉。

エシカルファッションとは、その言葉の延長線上にあり、

良識にかなった生産や流通をめざすファッションのことです。

 

日本でエシカルファッションに関心を寄せるのは

環境に対する意識の高い30、40代の主婦を中心とした女性が多く…

受け入れられるためのデザインとして体のラインを出さない、

ナチュラルなイメージのものが多数存在しているのが現状です。

 

しかし、学校の教育でもエシカルが取り上げられるなどいった時代の変化とともに、

エシカルファッションに興味を持っている若年層が徐々に増えてきています。

 

そんな中…

ファストファッションも楽しむ若い世代の女性に向けて、

セクシーでありながら媚びることのない、スタイリッシュなデザインで展開している、

エシカルファッションブランドINHEELS(インヒールズ)。

 

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今回、INHEELSが発信するフォトエッセイ『午前0時のハイヒール』と

girls Artalk(ガールズ・アートーク)のコラボレーションが実現!

girls Artalkの主宰・新井まる氏がモデルとして出演しました。

 

グラビティ

 

今回のコラボレーションにより実現した両者の対談をご紹介します。

 

新井:

INHEELS立ち上げのキッカケを教えてください。

 

岡田:

私はバリバリのキャリアウーマンになることが夢で…

以前はコンサルを専門とする会社で働いていたんですが、

なんだか一度働いてみたら気が済んでしまったんです(笑)

働いている時にソーシャルビジネスに興味があり、

「エシカル◯◯」と言われる化粧品など多数混在していました。

その中でファッションなら入り込める余地があると考えたんです。

 

新井:

なるほど(笑)

そこからどのように展開されていたんですか?

 

岡田:

日本におけるエシカルファッションの市場を調べると…

圧倒的に30、40代の主婦を中心とした女性の割合が多いんです。

やはり洋服のデザインも購買層に受けるように体のラインを出さないものが多いのが現状です。

しかし、大学のセンター試験の問題にもフェアトレードの問題が出たりと、

近年の教育などの影響で関心を寄せてくれる若い世代が増えているんです!

 

新井:

それは嬉しい傾向ですね!

 

岡田:

その子たちが「着たい!」と思うデザインや価格帯のものがないので、

INHEELSで20代女性向けのブランディングとテイストを提案して、

彼女たちに寄り添うようなかたちでエシカルファッションを提案したいんです。

 

新井:

アートも類似しているところがあります。

芸術は敷居が高いと思われていて…美術館の入館料金をはじめ、美術関係の雑誌など、

若年層に寄り添ったかたちで提供されていないんですよね。

 

こうして意気投合した2人。 今回、コラボレーションをした『午前0時のハイヒール』の話題へと移った。

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左:girls Artalkの主宰・新井氏 中央:ジェニファー ビジュアルモデル 右:INHEELSの代表・岡田氏

 

新井:

架空の人物であるジェニファーが発信している『午前0時のハイヒール』。

こちらの企画が生まれたキッカケを教えてください。

 

岡田:

従来のエシカルファッションの「優しい」「正しい」といったイメージを

打破したい想いとINHEELSの理念や”らしさ”というものをブラッシュアップする中で生まれました。

 

新井:

どうして架空の人物にしているんですか?

 

岡田:

読んでいる人がジェニファーになれるようにです…

人物にしてしまうと読者が距離を感じてしまうと思いました。

「私はジェニファーになれない」「自分はジェニファーとは違う」

というような想いを抱えてしまうと、ブランドの理念が伝わりづらくなります。

架空にすることで誰でもジェニファーになることができるし、

彼女が発信する言葉が消化しやすくなると考えました。

 

新井:

なるほど…。

こちらのフォトエッセイからアート性を感じるのですが、写真と詩はどのようにして作っているんですか?

 

ジェニファー:

詩が先ですね。

いつも詩に沿うようなかたちでそのシーンを想起できるようなビジュアルを考えて写真を撮影します。

 

新井:

印象的な詩だなぁと思いながらいつも読んでいましたが、詩が先なんですね。

 

ジェニファー:

そうです!

高校時代は裏原のファッションにはまったり、HIPHOPを聴いたりと、サブカルチャーにはまっていました。

友達と一緒に曲を作ったりする中でよくリリックを書いていたので、その頃の影響が強いかもしれません。

 

新井:

特に影響を受けたアーティストはいるのでしょうか。

 

ジェニファー:

海外より国内のアーティストが好きでしたね。

Shing02(シンゴツー)やTHA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)など。

「Yeah〜!俺、最強!」のような歌詞ではなく、少し文学的な要素がある内容に惹かれました。

 

新井:

なるほど…フォトエッセイは何を参考にされているんですか?

詩のインスピレーションの源なども教えてください。

 

ジェニファー:

コムデギャルソンとヨウジヤマモトが好きで、その2つが持つ既存の

ファッションへのアンチテーゼ的な姿勢が執筆のバックボーンにあります。

特にヨウジヤマモトの著作『my dear bomb』。

こちらの本がかなり詩的なで味があって、なんども読み直しています。

また、大学在学中に社会学や心理学、哲学を学んでいたので、そのときに

読んでいた論文も重要なインスピレーションの源になっています。

 

新井:

詩と言えど…INHEELSの理念も入れないといけないので難しいものですよね?

 

岡田:

私もこの本が好きなんです!

当初はエシカルファッションの『my dear bomb』を作ろう!と盛り上がっていました。

 

そして、精力的に活動する2人の女性。会話は個人のプライベートに迫っていく…

 

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ジェニファー ビジュアルモデルとINHEELSの代表・岡田氏

 

新井:

休日はどのように過ごされているんですか? 好きな音楽なども教えてください。

 

岡田:

今年の目標として「芸を磨く!」というものを掲げていて…

10年ほど習っているサルサダンスやサックスをもっと極めていきたいと思っています!

過去にはサルサのパフォーマンスチームに入って、アメリカに遠征していたこともあるんですよ。

なので…音楽も中南米系のものを中心として聞きますね。

 

新井:

それはすごい!かっこいいですね! ジェニファーさんはいかがですか?

 

ジェニファー:

私はパーティーですね…最近はリムジンパーティーに参加しました。

音楽フェスに行ったり、朝まで飲み明かしたり、エンタメが好きなんです。

テキーラとかも率先して飲んじゃいますよ(笑)

音楽に関しては、昔はHIPHOPでしたが、今はフレンチテクノなど、

クラウドサービスを利用して様々な音楽を聴きます。

 

新井:

なんと!振り幅が大きい(笑)

私も音楽は大好きでテクノからクラシックまで色々聴いています。お二人ともいい趣味をお持ちですね。

 

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最後に代表の岡田氏とジェ二ファー氏に読者に向けてメッセージをいただきました。

 

ジェニファー:

私の目から見て今の女の子たちって…存在を否定されたり、嫌われるのが怖かったり、

楽だからという理由で、型にハマっている子だちが多いと感じるんです。

一人の人物として一つのキャラクターに収まることはとても簡単ですが、

それが自分に制約をかけてしまい、可能性を失う原因にもなりかねない。

一つの方向だけにに自分の好きを求めるのではなく、多方面に展開して分散してもいいと思います!

趣味と関心はバラバラでいいんですよ!

 

岡田:

ファッションもアートも好きだけど詳しくないと語っちゃいけない…

みたいな固い雰囲気がありますよね。

もっとエシカルファッションもアートも開かれていいジャンルだと思います。

「エシカル」という言葉に限定されてファーストフードを食べない!とか、

その逆で…ファーストフードを食べる私は「エシカル」に向いてないとか…

ファストファッションの中にエシカルファッションを混ぜるとかもありなわけだし…

アイデンティティーの見出し方として極端である必然性は全くないんです!

矛盾は矛盾として受け入れたり、好きなものを好きと気軽に言える、

そんな社会をINHEELSを通して作っていきたいです。

 

今回のコラボレーションや対談を通して…

エシカルファッションやアートに限らず、多方面に存在する色んな物事に対し、

気軽に「好き」と発言する一歩から自分の世界は広がるのだと感じました。

エシカルファッションにエッジを効かせ、独自の手法で発信するINHEELSの活動に、

これからも目が離せません。

 

文・写真 / 新麻記子

 

【対談者プロフィール】

★岡田有加 INHEELS代表・ディレクター

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千葉県銚子市出身、慶応義塾大学総合政策学部卒業。
大学卒業後外資会計事務所系コンサルティングファームにてM&Aコンサルタントとして勤務。
退職後渡英、ロンドンにて大手フェアトレードファッションブランドのホールセールエグゼクティブを勤める傍ら、
夜間学校にてファッションデザイン、パターンカッティング等を学ぶ。
英Environmental Justice FoundationデザイナーTシャツコレクションの担当を経て、2012年エシカルファッション
ブランドINHEELSを起業。
2012年アシックス33DREAMSエル・オンライン賞、2013年ソーシャルプロダクツアワード受賞。

 

★新井 まる(Maru Arai)

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アート専門webマガジン「 girls Artalk 」代表
株式会社maru styling office 代表取締役
アートエバンジェリスト協会 会長/一般社団法人デザイナーズスキル認証機構 理事
イラストレーターの両親のもと、幼いころからアートに触れ、強い関心を持って育つ。
まだ見ぬ世界を見ようと、大学時代からバックパッカーで世界37カ国を巡り、美術館やアートスポットなどにも
足を運ぶ。大学卒業後新卒採用にて広告代理店に就職し、営業として3年間勤務の後、アパレルEC部門の販促に
約1年間関わる。その後、一念発起して独立。アート専門webマガジン「girls Artalk(ガールズアートーク)」を
立ち上げ、情報発信、アート業界の活性に寄与する。好きなものは、旅と音楽とお酒と餃子。

 

【情報】

INHEELS (インヒールズ)

http://jp.inheels-ef.com

午前0時のハイヒール -HONNE no ethical by Jennifer

http://jenniferinheels.tumblr.com

girls Artalk(ガールズ・アートーク)

http://girlsartalk.com

 








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