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美術史に学ぶ恋愛テクニック「ピカソを唯一捨てた女性~魅力的な男性と結婚できる女性になる方法~」

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2013年9月3日


美術史に学ぶ恋愛テクニック「ピカソを唯一捨てた女性~魅力的な男性と結婚できる女性になる方法~」


美術史に学ぶ恋愛テクニック

「ピカソを唯一捨てた女性~魅力的な男性と結婚できる女性になる方法~」

 

 

 

 

先日、渋谷にあるパルコミュージアムで開催していた「没後40年記念 ピカソ愛と芸術の版画展」(~8月19日、その後、仙台、名古屋、札幌巡回予定)に行ってきました。

 

 

ピカソ展 ポスター ピカソ展写真

 

 

会場は、「画家とモデル」「闘牛と古代神話」「男女、あるいは抱擁」「女の肖像」「静物、サーカス、男の顔」の5つのセクションから構成され、60点の作品を見ることができました。そこで、一番印象に残った絵は「ジャクリーヌの横顔」という絵でした。

 

 横顔のジャクリーヌ

「ジャクリーヌの横顔」

 

 

私のイメージしいていたキュビスムの絵とは違い、穏やかな表情で写実的なジャクリーヌの絵。ジャクリーヌを描いた他の絵を見ても、彼の彼女に対する愛情を感じることができました。

 

 

そこで、今回、ピカソに影響を与えた女性たちがとても気になったので調べてみることにしました。

 ピカソ 写真

 

 

ピカソといえば・・・恋多き画家で有名です。ピカソをめぐって7名の女性がいたと言われています。

 

 

①  「青の時代」から「バラ色の時代」に向かわせた最初の恋人フェルナンド・オリヴィエ

 フェルナンド

「女の半身像(フェルナンド)」

 

 

②  キュビスムにはまっていた頃に付き合い始めたエヴァ・グエル

 エヴァ

 

 

③  品があり古典的な美しさを持つ女性オルガ

オルガ

「ひじかけ椅子に座るオルガ」

 

 

④  従順な女性マリ・テレーズ

 マリーテレーズの肖像

「マリー・テレーズの肖像」

 

 

⑤  才色兼備の写真家ドラ・マール

 ドラ・マール 泣く女

「泣く女」

 

 

⑥  ピカソを捨てた唯一の女性フランソワーズ・ジロー

 本文フランソワーズ

「フランソワーズの肖像」

 

 

⑦  2回目の結婚相手ジャクリーヌ・ロック

ジャクリーヌ

「手を組んで座るジャクリーヌ」

 

 

 

ピカソは交際する女性が代わると画風が変わりました。

彼女たちは彼に異なった創作インスピレーションを与えました。

 

ピカソは、愛情が深い時、身の回りの女性を絵の中で魅力のある女性として描き、関係が悪化する時、彼女たちを醜くて、恐ろしい怪物のように描いたようです。

 

また、彼と恋した女性の共通点は、すべて若くて美しくて、才能が抜群でした。そして、彼の生命に現れた女性たちは苦痛な運命が待っていました。

 

 

女性たちはピカソの芸術を育ってあげ、作風を生み出しましたが、ピカソは飽きてしまうとあっさりと女性たちを捨て、作風をも捨てることができる不気味な力を持っていました。彼にとって必要がなくなった者は、どんなに親密な交流があっても、要らないものになり、相手は従うしかなかったようです。

 

 

そんな女性たちの中に、たった一人だけピカソの元から去った女性がいました。

 

フランソワーズ・ジローです。

フランソワーズ写真

 

 

彼女は、「ピカソを愛しているけれど、自分が壊れてしまう」と自覚し、ピカソの元を去りました。

ピカソは、自分の元を去る人はいないと思っていたようです。

 

 

「どんな女だってわしのような男から去っていきはしない。ここを出るということは、今後は砂漠で生きるようなものだ・・・」という言葉が残っています。

この言葉にフランソワーズは、「砂漠で生きる運命ならそこで生き抜いてみせます。」と言って出て行ってしまったとのこと。

 

 

7年後、その事に復讐しようと考えたピカソは、オルガの病死後に再婚を持ちかけました。フランソワーズは子供のためにリュック・シモンと離婚し、ピカソと再婚しようとします。しかし、ピカソの反撃はジャクリーヌとの電撃結婚という衝撃的な結末で幕を閉じます。

 

その後フランソワーズは、ピカソの素性について書いた本を出版したり、小児麻酔ワクチン開発者で知られるジョナス・ソークと結婚したり・・・彼女らしく前を向いて幸せをつかみます。

 

 

 

「恋は盲目」という言葉がありますが、冷静に状況を判断し、結論を出せる女性はカッコいいなと思いました。

 

ある尊敬している女性が、「女性は選択が大切」とおっしゃっていました。

素敵な女性は「正しい選択」ができると。

 

結婚、仕事、子育て・・・

男性より女性の方が選択しなければならない事が多いそうです。

 

 

フランソワーズは正しい選択ができる女性だったからこそ、素敵な男性と2回も結婚し、ピカソの事も唯一嫉妬させ、反撃したいと思わせる魅力があったのだと思います。

 

 

 

 

 

*フランソワーズから学ぶ魅力的な男性と結婚できる女性になる方法

今回のキーワード「前向きで正しい選択のできる女性」

 

*パブロ・ピカソ(1881年~1973年)

スペインのマラガに生まれる。

二十世紀を代表する絵画の巨匠。

ブラックとともにキュビスムと呼ばれる絵画技法を確立。さらにコラージュへと発展させた。

「青の時代」→「バラ色の時代」→「キュビスムを確立」→「超現実主義」へと作風が変化し続けた。

 

*作品に会える場所

国立西洋美術館、東京都現代美術館、ポーラ美術館、ひろしま美術館、石橋財団ブリヂストン美術館、徳島県立近代美術館、メナード美術館 など

 

*参考文献

●山口路子  「美神の恋 画家に愛されたモデルたち」

●千足伸行 林綾野 「あの名画に会える美術館ガイド」

●結城昌子「ピカソ 描かれた恋 8つの恋心で読み解くピカソの魅力」

●松田健児「もっと知りたい ピカソ 生涯と作品」

●西岡文彦「恋愛美術館」

●瀬木慎一「ピカソ」








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