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ARTなハーブテーブル vol.3 アンリ・ファンタン=ラトゥール「卓上の花と果物」 ~ローズマリー・ローストポーク 梨のソース~

NEWS

2013年9月16日


ARTなハーブテーブル vol.3 アンリ・ファンタン=ラトゥール「卓上の花と果物」  ~ローズマリ


ARTなハーブテーブル by太田みお vol.3 

アンリ・ファンタン=ラトゥール「卓上の花と果物」

~ローズマリー・ローストポーク 梨のソース~

 

 

 

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暑さが厳しかったこの夏もようやく終わりに近づき、朝晩は涼しい風を感じられるようになりましたね。

 

青果売場では、梨をよく見かけるようになりました。梨×アート…といえば、私のなかでは静物画のイメージが強くあります。その中でも、アンリ・ファンタン=ラトゥールの静物画を真っ先に思い浮かべました。

 

アンリ・ファンタン=ラトゥールの描く静物画は、繊細で、柔らかく浮かび上がるような光の陰影表現が何とも美しく、時を越えても普遍的な美しさを放ち続けています。時代は印象派、周辺の画家たちが次々と前衛的な表現を開拓していくなかで、時代の潮流に巻き込まれることなく、自分の不変のスタイルを貫き通したアンリ。その凛とした姿勢が時を越えて空気を震わせるような、素晴らしい作品を多く残しています。

 

今回取り上げる「卓上の花と果実」もまた、そのようなアンリらしい作品のひとつ。闇からふわりと浮かび上がる果物と花たち。梨、桃、葡萄、それぞれの豊かな果実味があふれてくるような、豊かで美しい作品です。

 

 

 

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『卓上の花と果物』アンリ・ファンタン=ラトゥール

1865年

 

 

 

この絵を見ていると、美味しい旬の梨を使ったお料理を頂きたくなってきました。そこで今日は、ローズマリーを使ったローストポークを旬の洋梨のソースとともに添えたお料理をご紹介します。

 

ローズマリーは、ヨーロッパでは昔から魔除けや若返りの作用があると信じられていました。また、抗菌作用・酸化防止作用があり、心臓の神経障害やコレステロール値改善、消化器系機能の改善など、医療にも幅広く使われてきた万能ハーブです。

 

 

 

<材料>4人分

豚ヒレ肉ブロック1本 400g程度

塩こしょう 少々

小麦粉 少々

ローズマリー 小5本

バター 5g

●洋梨 1つ

●オリーブオイル 30ml

●白ワイン 50ml

●白ワインヴィネガー 20ml

●砂糖(お好みで)

ベビーリーフ(お好みで)

 

*オーブンを190度に余熱しておく

 

 

 

1. 豚ヒレ肉ブロックを約100gずつに切り分け、塩こしょうを揉み込み、小麦粉を軽くまぶして、バターをひいたフライパンで強火で表面をさっと焼く。

 

2. 焼いた肉を一かたまりずつ、ローズマリー1本とともにアルミホイルに包み、190度に熱したオーブンで10分焼く。

 

3.洋梨は皮をむいて芯をとり、細かく包丁で刻んだら●の材料とともにミキサーにかけ、別容器に移しておく。(洋梨は飾り用に一部残しておくといいでしょう)

 

4. 焼き上がった豚肉は、常温でそのまま20分ほど寝かせたあと、好みの厚さに切り分ける。アルミホイルの中にあふれている肉汁は、3のソースに混ぜ込む。

 

5. お肉、ソース、つけあわせのベビーリーフを盛りつけたらできあがり。

 

*飾りに、余ったローズマリーや刻んだ洋梨を添えると華やかになります。



Writer

太田 みお

太田 みお - Mio Ota -

料理研究家/ライフスタイルデザイナー。lifestyle atelier MAGNOLIA主宰。 早稲田大学で芸術学を学び、レコード会社のディレクターを経て、料理の世界へ。 辻調理師専門学校で日本料理とフランス・イタリア料理を、ル・コルドンブルーでフランス料理を学び、ナチュラルフードやハーブの資格も保有している。 lifestyle atelier MAGNOLIAでは、料理教室を開催中。暮らしそのものをアートととらえ、日々を心豊かに送るアイディアを発信している。
MIO LIFESTYLE: http://mioliving.blogspot.jp/






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