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【おすすめアート】三瓶玲奈の個展「光をつかむ」が、Yutaka Kikutake Galleryにて2/4(土)まで開催中

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2022年12月30日

【おすすめアート】三瓶玲奈の個展「光をつかむ」が、Yutaka Kikutake Galleryにて


【おすすめアート】三瓶玲奈の個展「光をつかむ」が、Yutaka Kikutake Galleryにて2/4(土)まで開催中

 

〜ARTalk おすすめポイント〜

◆Yutaka Kikutake Galleryでは、20231年2月4日(土)まで、三瓶玲奈の個展「光をつかむ」が開催されている。本展は、三瓶がこれまでに取り組んできたモチーフを新たに解釈し描き直した作品群、そして本展構想のメルクマールともいえる、水の入ったコップを描いた作品を含む、およそ十数点の新作絵画によって構成される。

◆人間の知覚に強い関心のある三瓶はこれまで、「線を見る」「色を見る」「熱をさわる」といったシリーズを展開。彼女は自らに課した、スケッチやドローイングといった日頃の鍛錬を反復し、絵筆を通して作品に反映させている。言葉では容易に定義づけられない“知覚”へのあくなき試みは、情動の密度を生み出し、絵画に対する真摯な姿がうかがえる。

◆「光をつかむ」と題された本展は、2018年に開催された個展「水の重さ、滲む光」への作家の現在地からの応答でもある。当時三瓶は描く対象の原風景へ立ち戻るというプロセスを通じて、自身が抱くイメージに湿度という要素が欠けていたことを見出したが、それは欠けていたのではなく差異としての湿度が既にそこにはあったのだと実感。さらに夜グラスに注いだ水が翌朝日の光を受ける情景を目にし、イメージとは個人を超えた普遍的なものに成り得るのではないか、という着想を抱くことになる。

 

 

 

 

 

 

【作家プロフィール】

三瓶玲奈|Reina Mikame 

1992年愛知県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻修了。作家の身近に存在しているもの、作家が経験したこと、作家の周囲で立ち上がる現象―それらが、一見簡潔に見えながらも深く練り上げられた絵筆のストロークと絵の具のバランスによって描き出され、あるときは抽象的な、あるときは具象的な作品へと結実する。日常の中で捉えた光景からその印象の元を辿り、繰り返し考察することで人間の知覚についての絵画表現を追求している。

https://www.reinamikame.com/

 

 

【展覧会概要】

三瓶玲奈「光をつかむ」

会期 |2022年12月17日(土) -2023年2月4日(土)

開場時間 | 12時−19時

閉場 | 日曜・月曜・祝日

入場料 | 無料

会場 |Yutaka Kikutake Gallery

住所 |東京都港区六本木6-6-9 2F

アクセス | 地下鉄六本木駅3番出口徒歩3分