【おすすめアート】CADAN有楽町にて、水上愛美「Catharsis Bed」by 4649 が開催中
〜ARTalkおすすめポイント〜
◆4649（巣鴨）で開催される水上絵美の個展と同時期に発刊される作品集『catharsis bed』についての展覧会。一般的な絵画のインスタレーションとは異なる方法で作品を鑑賞する機会を作る試みの一つとして開催されます。
◆完成した絵画イメージの中に含まれない、絵具に塗りつぶされたままの部分＝不可視のレイヤーや、絵画の裏側までもを作品の一部として鑑賞できる可能性を、意図的に絵画の中に取り入れています。彼女の作品はオブジェとしての絵画であり、イマジネーションの中で完成されるような新たな体験を与えてくれます。
◆主題に用いられる人物像とそれらにまつわる神話的・考古学的なモチーフを通じて、これまで地球上で人間が想像し受け継いできたイメージを現代ではどのように表現し、伝達していくかという細かな視点にまで及んでいるところも見どころです。
絵画の「裏と表」や「塗りつぶされて見えなくなった部分」などへの考察にまつわる実践が工夫された今回の個展。
ぜひこの機会に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
Emi Mizukami “blindfold” 2020, Acrylic paint, charcoal pencil, sand paste on panel, Photo by Nirei Hiroshi
Emi Mizukami “Mansion of happiness” 2021, Acrylic paint, charcoal pencil, sand paste, desert sand on panel, Photo by Nirei Hiroshi
【アーティストプロフィール】
水上愛美（みずかみえみ）
1992年生まれ、2017年多摩美術大学卒。画家。
主な展覧会に「Dear Sentiment」（TOKAS本郷、東京、2021）、「Paintings for Stranger」（TOKAS本郷、東京、2020）、4649 at Pina（Pina、ウィーン、2020）、「底流 / Large eddy」 (TWS渋谷、東京、2016)など。2022年参加予定にno gallery（ニューヨーク）でのグループ展や、「VOCA展 2022」（上野の森美術館、東京／3月）など。
【展覧会概要】
水上愛美「Catharsis Bed」 by 4649
開催期間：2022年1月18日（火）－ 2月6日（日）
会場：CADAN有楽町
営業時間：(火)～(金) 11時～19時 / 土・日・祝 11時～17時
定休日：月曜日
【同時開催】
水上絵美 個展
開催期間：1月16日（日）-2月13日（日）
会場：4649（巣鴨）MAP
営業時間：(木)〜(土) 13:00-18:00、(日) 13:00-17:00
定休日：月・火・水
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