【おすすめアート】クリスチャン・プーレイによる初個展「Distance」が東京Gallery38で開催中
人間は、過去のある種の富や未来への予感を生き生きと保持している集団の存在に、現実的に、
積極的に、かつ自然な形で参加することを通じて、根をおろすのである
シモーヌ・ヴェーユ 「根をもつこと」 ( 山崎庸一郎 訳 )
〜ARTalk おすすめポイント〜
◆物理的環境 としての「場所」と、時間や地理的な境界を超えた感情的な状態としての「場所」を探求するクリスチャン・プーレイによる初個展が、東京・Gallery38で開催中。
◆転位と不在の概念をテーマにした新作を発表。今回のシリーズでは、 物理的な繋がりがないこの世の中で、テクノロジーを使い人間関係をどのように構築していくかという点に焦点を当て、パンデミックの影響についても言及している。
◆鑑賞者に親近感を沸かせる作品たちの中で、鮮明な記憶の片鱗が消えていく過程で途切れているような、緊張感がありながらも心に残る美しさが表現されている様子にもぜひ注目してみて欲しい。
Summer 2021
【アーティストプロフィール】
クリスチャン・プーレイ
1983年、チリ・テムコに生まれ。フランス、パリ在住のビジュアルアーティスト。
チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン大学院美術学科卒業
。
近年の主な個展は、La forêt est là et me regarde, Bendana Pinel Art Contemporain(2016年、パリ)、Landscapes Beneath, Bendana Pinel Art Contemporain(2018年、パリ)、La Primera Piedra, Galería Patricia Ready(2019年、サンティアゴ)、The Need for Roots, Kristin Hjellegjerde Gallery(2021年、ロンドン)、他グループ展、アートフェア多数。
【展覧会概要】
クリスチャン・プーレイ「Distance」
会期:2021年9月23日(木/祝)-11月14日(日)
開廊時間:12:00-19:00
休廊日:月・火・祝日(9月23日(木/祝)は開廊)
会場: Gallery 38 東京都渋谷区神宮前2-30-28 ※新型コロナ感染拡大状況により、上記日程は予告なく変更になる可能性がございます。
ご来廊の際にはウェブサイト・SNS等でご確認ください。
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