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蒼井優さんピアノ生演奏!映画『アズミハルコは行方不明』前前前夜祭!

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2016年12月1日

蒼井優さんピアノ生演奏!映画『アズミハルコは行方不明』前前前夜祭!


蒼井優さんピアノ生演奏!映画『アズミハルコは行方不明』前前前夜祭!

 

国内外で高い評価を受けている若き才能を持つ松居大悟監督がメガフォンを取り、“高校生、ハタチ、アラサー”と三世代の女性の生き方を浮き彫りに描いた、山内マリコの同名小説『アズミ・ハルコは行方不明』を映画化した本作。
“行方不明の主人公”には『百万円と苦虫女』以来の単独主演になる蒼井優。ハタチ世代を代表する女子・愛菜役には、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で国民的女優になった高畑充希。その他にも、太賀、葉山奨之、加瀬亮。そして、ミュージシャンである石崎ひゅーいなど話題性抜群の実力派俳優たちがそろったことでも大きな話題になっています。

今週末12月3日(土)より公開されます蒼井優さん主演映画『アズミハルコは行方不明』の公開に向け、11月30日に『前前前夜祭!』と称して、主題歌担当のチャットモンチーや石崎ひゅーいの生演奏つきトークイベントの模様をレポートします。

 

超満員の渋谷WWWのステージには、アズミ・ハルコオリジナルTシャツを着た、松居大悟監督、石崎ひゅーいさん、落合モトキさん、葉山奨之さん、落合モトキさん。そして、松居監督がシルクスクリーンで印刷されたTシャツで登場した蒼井優さんが登場しました。

 

司会者:
蒼井優さん、主演作についてお聞かせください。

 

蒼井優さん:
ガールズムービなんですが、劇中の会話を女性はセリフの裏が読めて、男性はそのまま受け止めると思います。是非、男女で観に行って女子達の会話の裏側について話し合ってほしいです!すごい盛り上がると思います!

 

司会者:
本作に出演するきっかけについて教えてください。

 

蒼井優さん:
まず監督とプロデューサーが同い年ということに惹かれました。そのあと脚本を読んですごい面白かったのでこれだ!と思いました。20代の頃は主演を張るということはプレッシャーになり、あまりそういうことはしたくないと思ってた。しかし、30歳になっての一作目に『アズミハルコは行方不明』の主演というお話をいただき、主演を飾るということよりも映画作りたいという思いで参加した。

 

司会者さん:
そして今回、映画初出演となった石崎ひゅーいさん。オファー当時の心境をお聞かせください。

 

石崎ひゅーいさん:
映画経験のない僕にオファーをした時点で松居監督が頭がいかれていると思いました。

 

松居監督:
いやいや、自分よりも頭がいかれている人にオファーしようと思ったんです。

 

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©2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会

つかさず、ツッコミが入り、会場から笑いが起きました。

 

司会者:
石崎ひゅーいさん、蒼井さんと初共演した感想をお聞かせください。

 

石崎ひゅーいさん:
蒼井優さんがストイックで怖いイメージがあったので、松居くんに「怒られるのが怖いから、絶対俺のことを守ってくれ。」と言ったら「わかった、一緒に泣いてあげるよ。」と返ってきて…いや、泣かないで守って欲しいとお願いしました。

 

司会者:
一方、蒼井優さんから見て、石崎さんはどのようなイメージをお持ちでしたか?

 

蒼井優さん:
音楽に疎くて…石崎ひゅーいさんを知らなかったんです。相手役が石崎ひゅーいさんと聞いて、youtubeで『僕がいるぞ』のMVをはじめて見て、渋谷の街で車の上に乗って歌ってて、危険な人が来るぞ!と思っていました。自分の世界観がある人だと思っていたから、強い人くて怖い人だと思っていましたが、読み合わせの際にひゅーいの声が小さくてひゅーい以外の出演者で顔を見合わせるっていう(笑)

 

石崎ひゅーいさん:
そしたら、松居くんから 「呼吸だよ」 という言葉を貰って…そこから色々考えましたが、自分なりに咀嚼して、なんとかなりました。

 

司会者:
撮影現場についてはいかがでしたか?

 

蒼井優さん:
同じシーンが殆どなかったけど仲が良かった現場でした。飲みの席などで互いの撮影状況について報告をしあっていました。

 

石崎ひゅーいさん:
松居監督に稽古をつけてもらっていたけれど、いざ現場に入ったらやりやすい雰囲気でした。そういう雰囲気を作ってくれましたね。また、撮影初日の前夜に皆で部屋呑みしたのですが、部屋に一升瓶7本と緑茶のペットボトルがあったりして、スナックみたいになっていました。

 

蒼井優さん:
そうそう、その初日の前の決起集会で飲みすぎて、ひゅーいさん過呼吸になったんですよね。

 

石崎ひゅーいさん:
そう、年に2回ぐらい飲みすぎて急性アルコール中毒みたいになる時があるんですけど…無事に初日を迎えることができてよかったです。

 

司会者;
とても楽しそうな現場ですね!撮影中にハプニングなどはありましたか?

 

松居監督:
ミーちゃんという猫がプロ猫ではない、素人の猫を借りたのですが…ミーちゃんが2日目で居なくなって、はじめは「ハルコじゃなくてミーちゃんが行方不明になったね」とか冗談を言ってたんですけど…そのうちだんだん冗談も言えない状態になってしまって、スタッフ総出で捜索したら3日目に隣の家の軒下にいました。

 

司会者:
それぞれの出演者にお聞きしたいのですが、今作を演じるうえで難しかったところはありましたか?

 

葉山奨之さん:
演技よりステンシルが難しかったです。好意で残していいと言われたのですが、一発勝負で…カットがかかるのが遅くて、途中不安にもなりましたね。現場ではキルロイの3人はテンション高く、とても騒がしかったですね。

 

松居監督:
作品の中でもキルロイには騒がしいのが求められましたからね。

 

落合トモキさん:
蒼井優さんと所属事務所は一緒なのですが、現場での共演ははじめてで…レジ打ちの場面でとても緊張してしまい、手が震えました。演技をしながらレジをそつなくこなすことが中々上手くいかず、変なボタンとか押してしまって…ピーってなってしまうという。

 

石崎ひゅーいさん:
僕もトモキとかぶるのですが…レジ打ちが難しかったです。レジを打ちながら台詞を言うことに手こずってしまって…昔、某居酒屋のチェーン店でアルバイトしていた経験があったので自信はあったんですが、そのレジと違うかったんですよね…。

 

蒼井優さん:
今迄、助演の立場から主演の女優さんを見ていると、現場の雰囲気作りに力を入れていたように感じました。なので、自分も現場の雰囲気作りに重点をおきました。

 

司会者:
音楽については環ROYさんやチャットモンチーに頼んだのにはどのような意図があったのでしょうか?

 

松居監督:
劇中の環ROYさんに依頼したのは邦画らしくないものにしたかったんですよね。オファーをした際にはサウンドメイクは別の人に頼んでいるけど、それでもよかったら自分に頼んでくれるのはとても嬉しいということで引き受けていただきました。
エンディングのチャットモンチーには同世代の女性に歌ってほしいと思いました。作品を暗いものではなく明るい印象にしたかったんです。

 

司会者:
作品は描いた通りのイメージになりましたか?

 

松居監督:
イメージとしては元気になる映画にしたいと思って制作しました。ただ、この作品はゴールを決めていないので、敢えてゴールを設定せずに走り出しました。この作品に関わってくれる人たちによって形が変わっていけばいいと思ったので。

 

当初はお互い緊張していた様子でしたが、トークセッションが終了した後は、石崎ひゅーいさんのアコースティックLIVEがはじまりました。

石崎ひゅーいさんのライブでは、『アズミ・ハルコは行方不明』で石崎ひゅーい演じる曽我に向けて「自分が演じた役がどうしようもない奴で、どうしようもない奴で、嫌われてしまう奴なんだけど…そんな奴を救ってあげたいと思って作った楽曲。」と、彼を想って制作した『お前は恋をしたことがあるか』が演奏されました。
アコースティックが奏でる優しい音色と悲しく揺れる情景が浮かぶ歌詞にのせて、右手の荒々しいストロークや何かを乞うように歌う姿が”曽我”に見えました。

そして、アップテンポの『夜間飛行』が続き、「学校のサークルみたいな感じ、僕のことを応援してくれる。みんなでカラオケに行くんですけど、はじめはカラオケで歌わない程を取るんですけど…20曲ぐらい僕の曲を連打で入れて、立ちながら歌うっていう。歌詞なんかも見ないで歌えたりで…映画公開の初日を迎えるのがさみしい。仲良しこよしで作品を作ったらいけないのにね(笑)」と告げ、『花瓶の花』が披露されました。

「『花瓶の花』のために松居監督と蒼井優さんが力を貸してくれた。感動の作品でございます。」と、松居監督が手がけ、蒼井優さんが出演しているミュージックビデオ『花瓶の花』のショートフィルムが上映されました。

 

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そして石崎ひゅーいさんに続いて、主題歌を担当したチャットモンチーの生演奏が披露されました。

当日リリース日を迎えたチャットモンチーからは「緊張しているので、家でみる感じで見てください。」と、ミディアムテンポで『majority blues』が演奏されました。
そして、ヴォーカルの橋本絵莉子とベースの福岡晃子さんより、「主題歌というものは100パーセント自分のものではないから難しかった。チャットモンチーとしては新しく挑戦しようとしている時だったのですが、今までのチャットモンチーというイメージでオーダーしてくれているので、ちゃんと仕事ができるのか…そこらへんの不安はありました。でも、松居さんの希望にある暗さを吹き飛ばすような爽快さんを体現しながらも、その爽快さがちょっぴり切ない歌詞にしています。」という映画の主題歌の『消えない星』が披露されました。
こちらも石崎ひゅーいさんのミュージックビデオ同様、松居監督が手がけ、蒼井優が出演しています。

 

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会場は大盛り上がり!ここでイベントが終了かと思いきや…ヴォーカルの橋本絵莉子さんより「ここで、今夜3人目のメンバーを紹介します!」と突如呼び込みがあり、蒼井さんがサプライズ登場!蒼井さんによるピアノ生演奏の元、チャットモンチーの人気ナンバー『バスロマンス』を全員で熱唱し、場内は本日一番の盛り上がりを見せました。
生演奏を終えた蒼井さんは「人生で一番緊張しました!途中記憶がないです(笑)まだ足の震えが止まりません..。」と安堵の様子。

 

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最後に「映画は今週土曜日から公開し、私たちの手を離れてしまいますが、多くの皆さんに可愛がってもらえたら嬉しいです!」とメッセージを送り、大歓声の中会場を後にしました。

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文:新麻記子

 

【情報】

『アズミ・ハルコは行方不明』

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12月3日(土)公開
監督:松居大悟
原作:山内マリコ『アズミ・ハルコは行方不明』(幻冬舎文庫)
キャスト:蒼井優、高畑充希、太賀、葉山奨之、石崎ひゅーい

 

【ハルコ割について】

<アズミ・ハルコは行方不明>

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※チケットご購入の際にご提示ください。ご購入後の割引は致しません。
※オンラインチケットでの利用不可
※他割引との併用不可
※対象劇場のみ

©2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会