【速報!】本日開幕★
越後妻有「大地の芸術祭」注目作品8選!
3年に一度のアートトリエンナーレ「大地の芸術祭」が本日開幕!
新潟の越後妻有という自然たっぷりな地で、アートと、人と、自然と触れ合うチャンス。
どこよりも早く注目作品情報をお届けします。ぜひ生で作品をチェックして!
■カバコフ:
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/the_arch_of_life
大地の芸術祭の代表作「棚田」をつくった世界的アーティスト夫妻が15年ぶりに新作(恒久設置決定)を制作。
イリヤ&エミリア・カバコフ「人生のアーチ」イメージドローイング
■イ・ブル:
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/doctors_house
過去にも参加している韓国のスター、イ・ブル。
地元で慕われていた診療所があった古民家の中で鏡張りの作品を展開。
イ・ブル/スタジオ イ・ブル「ドクターズ・ハウス」イメージドローイング
■蔡國強
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/penglai_hrai
北京オリンピック開会式の花火でのインスタレーションをも手掛けた中国を代表するアーティスト。
東アジアの緊張関係、それを象徴する「島」をテーマにした大規模なインスタレーション。
中国をはじめ、アジアからの注目度が高く、今回のメインプロジェクトのひとつ。
蔡國強 「蓬莱山」 イメージドローイング
■大巻伸嗣
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/Where_the_spiritual_shadow_descends
古い家に少しずつ手を加えながら、その家がもつ「気配」を作品化していく。
今回は「消えゆくもの」「感じられるもの」」をテーマに家全体を装置と見立てて煙などを使って表現。
大巻伸嗣「影向(ようごう)の家」イメージ
■磯辺行久
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/a_monument_of_mudslide
今回のシンボルプロジェクト。311の翌日に起きた長野大地震による大きな土砂崩れ後、その土を入れてできた砂防ダム。
実際に土砂崩れがおきたエリアを260本のポールで示し、自然の脅威をみせつつ、
そこに住む人間の知恵、厳しい自然と共存する技術を見せる。
今回のテーマ「人間が自然・文明と関わる『術』こそが美術」をよくあらわした作品。
磯辺行久「土石流のモニュメント」イメージドローイング
■ジミー・リャオ
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/kiss_goodbye_doichi
台湾の1番人気作家。妻有を舞台にした絵本を発行し、その世界をJR飯山線の土市駅と越後水沢駅で展開。
311で両親を亡くした子供が祖父のいる妻有へと疎開してくる哀しみを含んだ物語でありながら
カラフルであたたかい色使いの素敵な世界が広がる。
ジミー・リャオ「Kiss &Goodye 」イメージドローイング
■古郡弘
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/ephemeral_celebration
生命や原初、存在、女性などをテーマとする古郡が、制作に6年以上の歳月をかけた新作を発表。
若い男女が互いに求愛の歌謡を掛け合う「歌垣」に想を得て、カラスの羽による漆黒の屋根や乾漆、鉛、金箔、木、古紙などが用いられた茶室を制作。花器には松之山に自生する蓮が連日活けられる予定だ。
古郡弘「うたかたの歌垣」Photo 齋藤さだむ
■佐藤香
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/road_to_atoms
その土地の土を集めて、絵の具として使った絵を制作する作家。デビューは故郷・福島の土を使った作品。
今回は土をテーマとする下条エリアの「もぐらの館」(旧東下組小学校)で
下条エリアの土を使った大規模な作品を展開。
佐藤香「原子へと続く道」(イメージ)
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」とは
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念としたアートを道しるべに里山を巡る新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めています。
会期:7月 26日(日)~ 9月13日(日)50日間
開催地:越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町) 760㎢
主催:大地の芸術祭実行委員会
共催:NPO法人 越後妻有里山協働機構
文:新井まる