【おすすめアート】日本初発表!金氏徹平×リコー 最新技術で3次元?!
〜ARTalk おすすめポイント〜
◆金氏は日常に存在する普遍的なアイテムをコラージュ的に用いた2.5次元あるいは3次元の作品やインスタレーションを行う作家である。よく見るアイテムを組み合わせることで意外な文脈が生まれ、新しい解釈が発生する。
◆この個展では、リコー発のアートプロジェクト「StareReap 」との共創によって制作した日本初公開の作品が展示されている。StareReapは2.5D印刷を可能する技術である。凹凸を持たない2次元のメディアに3次元加工を施すことができる画期的な技術であり、金氏とリコーの実験的な作品である。
◆同時期のGYRE GALLERYにおいて、金氏徹平は現代美術家のデヴィッド・シュリグリーとともに小説家 村田沙耶香 を焦点に当てた作品展示を行う。村田沙耶香の文学作品と2人のアートがどのような対話をし始めるのか、ぜひ足を運んで対話に参加してもらいたい。
金氏のビジョンとリコーの技術がマッチした作品を、ぜひその目で。
【アーティストプロフィール】
金氏徹平|Teppei Kaneuji
1978年京都府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。同大学美術学部彫刻科准 教。現在京都を拠点に美術家・彫刻家として活動。身の回りにある日用品や雑貨をモチーフに、こ れらをコラージュした絵画、立体作品やインスタレーションを制作。映像や舞台にも表現範囲を広 げ、イメージを断絶したり、つなぎ直したりすることで、物質的存在意義が薄まっていく現実を見 つめ直す。そのダイナミックな表現は物質とイメージの関係性を鋭く突きつける。 主な個展は「物!物!物!」Click Ten Art Space(北京、2020‐2021)、「En/trance」ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク、2020‐21)、「消しゴム森」( チェルフィッチュとの共作)金沢21世紀美術館(金沢、2020)、「Plastic Barricade」Jane Lombard Gallery(ニューヨーク、2019)、「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」丸亀市猪弦一郎現代美術館(丸亀、2016)、「Towering Something」Ullens Center for Contemporary Art(北京、2013)、「溶け出す都市、空白の森」 横浜美術館(横浜、2009)など。多数の国内外でのグループ展のほか、舞台美術や装丁もおこなう。 また作品は、横浜美術館、森美術館、東京都現代美術館、金沢 21 世紀美術館、KADIST(サンフランシスコ、アメリカ)、Queensland Art Gallery & Gallery of Modern Art(ブリズベン、オーストラリア)など、国内外の主要美術館に所蔵されている。
【展覧会概要】
金氏徹平の個展「S.F.(Splash and Fragments)」
会場:RICOH ART GALLERY
東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F / 9F
会期:2021 年 8 月 20 日(金)~ 2021 年 9 月18 日(土)
営業時間:12:00 ~ 19:00
※最終日 18:00 終了 休廊日:日・月・祝
※新型コロナウイルス感染防止に伴う政府・東京都の方針により、営業時間・会期は前後する可能性がございます。
URL:https://artgallery.ricoh.com/exhibitions/splash-and-fragments
【同時開催】
「村田沙耶香のユートピア “正常” の構造と暴力 ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー≡金氏徹平」
会期|2021 年8 月20 日(金)~ 10月17 日(日)
会場|GYRE GALLERY
東京渋谷区神宮前 5‐10‐1 GYRE3F
入場|無料
企画|飯田高誉(スクールデレック芸術社会学研究所所長)
お問い合わせ|03-3498-6990
URL|https://gyre-omotesando.com/artandgallery/sayaka-murata/
※営業時間は上記Webサイトをご確認ください。