【今週のおすすめアート】
小山登美夫ギャラリーにて、7回目の開催となる、菅 木志雄個展「広げられた自空」
〜girls Artalk的◆おすすめポイント〜
◆60年代末~70年代にかけて起きた芸術運動「もの派」の主要メンバーであり、同時代を生きる戦後日本美術を代表するアーティストとして、独自の地平を切り開いてきた菅 木志雄さんの個展「広げられた自空」が小山登美夫ギャラリーにて、5月25日から6月30日の期間で開催されます。
◆本展では、菅さんの最新作品が約20点、展示されます。また、小山登美夫ギャラリーの他、8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて「菅 木志雄 – 写真と映像」、GINZA SIXにあるアートギャラリー、THE CLUBにおいても、個展「放たれた縁在」が開催されます。
◆本展にあわせて、『菅 木志雄 広げられた自空 l 分けられた指空性』展覧会カタログが会場となる小山登美夫ギャラリーにて刊行されます。ぜひお手に取ってみてください。
【開催概要】
菅 木志雄「広げられた自空」
会期:2018年5月25日 (金) 〜 6月30日 (土)
時間:11:00〜19:00
会場:小山登美夫ギャラリー
住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665ビル2F
休廊:日曜日、月曜日、祝日
【アーティストプロフィール】
1944年、岩手県盛岡市生まれ。1968年多摩美術大学絵画科を卒業。在学中の1967年には第11回シェル美術賞を受賞しています。 菅は、1968年の初個展から現在に至る50年以上のキャリアの中で幾多もの展覧会に出展してきました。近年の大規模な展覧会として、2016年イタリア、ミラノのファンデーションPirelli HangarBicoccaでの展覧会をはじめ、イギリス、スコットランド国立近代美術館でのカーラ・ブラックとの二人展、アメリカ、ニューヨークのDia: Chelseaでの個展と、欧米の美術館において連続して展覧会を開催。2017年第57回ヴェネツィアビエンナーレ国際展「VIVA ARTE VIVA」では水上でのインスタレーションとして代表作「状況律」を再制作して大きな注目を浴び、同年長谷川祐子氏キュレーションによるフランスのポンピドゥ・センター・メッスで開催された「ジャパノラマ 1970年以降の新しい日本のアート」展にも出展しました。 国内では、2014年 – 2015年ヴァンジ彫刻庭園美術館にて「菅木志雄展」、2015年には東京都現代美術館にて「菅木志雄 置かれた潜在性」と、2つの個展が同時期に開催され大きな話題となりました。作品は今年新たにポンピドゥ・センターとDia: Chelseaにコレクションされた他、テート・モダン、ダラス美術館、M+、グッゲンハイム・アブダビ、スコットランド国立美術館や、東京都現代美術館をはじめ国内外の多数の美術館に収蔵されています。 2016年には、第57回(2015年度)毎日芸術賞を受賞致しました。
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バナー画像は、合周 Merged Surrounding 2018 wood, acrylic h.182.0 x w.133.2 x d.12.7 cm ©Kishio Suga