松居大悟監督 × 行定勲監督 トークイベント @ 新宿武蔵野館
国内外で高い評価を受ける30歳の若き才能を持つ松居大悟監督がメガフォンを取り、“女子高生、ハタチ、アラサー、”と三世代の女性たちの生き方を浮き彫りに描いた、山内マリコの同名小説『アズミ・ハルコは行方不明』を映画化した本作。
“行方不明の主人公”には『百万円と苦虫女』以来の単独主演になる蒼井優。そして、ハタチ世代を代表する女子・愛菜役には、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で国民的女優になった高畑充希。その他にも若き才能が集結したことでも大きな話題になっています。
一方、日活の成人映画レーベル「ロマンポルノ」45周年を記念し、日本映画界の第一線で活躍している豪華絢爛な監督陣が制作した、“10分に1回の濡れ場が代名詞”である「日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」。
「世界の中心で、愛をさけぶ」(04)、『ピンクとグレー』(16)などで知られる行定勲監督がメガホンをとり、不器用な大人の恋愛を美しい映像綴りながら官能的に描いた『ジムノペディに乱れる』を手がけました。
媒体では2人のインタビューを敢行した経緯があり、松居大悟監督と行定勲監督のトークイベントを取材しました。
【インタビュー】
◉【前編】12月3日より公開!! ポップで刺激的な作風 『アズミ・ハルコは行方不明』
松居大悟監督インタビュー 〜本作品の制作や撮影について〜
→https://girlsartalk.com/common/interview/23710.html
◉【後編】12月3日より公開!! ポップで刺激的な作風 『アズミ・ハルコは行方不明』
松居大悟監督インタビュー 〜自身やプライベートについて〜
→https://girlsartalk.com/common/interview/23718.html
◉美しい音楽にのせて官能的に描かれる『ジムノペディに乱れる』 行定勲監督インタビュー
→https://girlsartalk.com/common/interview/23807.html
司会者:
なかなか、ご自身の作品が上映期間中に別作品のトークショーに出演するということは非常に貴重なことだと思います。お楽しみいただければと思います。それぞれお二方に自己紹介とコメントをお願いいたします。
松居大悟さん:
本日はご来場いただきましてありがとうございます。『アズミ・ハルコは行方不明』を監督しました松居大悟です。大先輩とともに楽しい時間を過ごせたらと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
行定勲さん:
明日までで終わってしまうのですが…『ジムノペディに乱れる』を監督しました行定勲です。同じ劇場で上映していたので本作を観ようと思ったんですよ…
松居大悟さん:
ありがとうございます。
行定勲さん:
その日、舞台挨拶でもなかったんですけど…劇場スタッフの人が素っ気なくて…普通に並んでチケット購入したのに、誰も声もかけてくれないし(笑)
松居大悟さん:
あら(笑)…なんか、すみません。僕も先週『ジムノ・ペティは乱れる』観させていただきました。
行定勲さん:
その時は劇場にふらっと来たんですけど…改めて映画は”ふらっ”と来るもんだね。
松居大悟さん:
どうでした?
行定勲さん:
あたりでした!
松居大悟さん:
おお!嬉しい!
行定勲さん:
ちょっと観たいと思っていた理由があって…本作の脚本家である瀬戸山さん。
あまり映画の脚本を書いていませんよね?
松居大悟さん:
本作が映画デビューです。
行定勲さん:
そう、映画ではデビューなんだけど…舞台ではミナモザという社会派の劇団での作品を手がけている劇作家なんだけども。その人と次の仕事をしていて…企画打ち合わせの際に「松居大悟が撮ればいいんじゃないの?」って僕が言ったら、皆が凍りついたっていう(笑) 。それで脚本家として松居さんを迎えようとしたら、スケジュール的にキツく、彼女を紹介してもらったんです。次回作のプロデューサーは東京国際映画祭で松居監督の作品を観ており、そのプロデューサーと本作について意見を交わしたりしているうちに、「話についていかないと!」と思い、本作を観たんですよ。面白かったですね…面白かったですよね?
行定勲監督は客席に感想を投げかけ、会場からは拍手がおきました。
松居大悟さん:
ありがとうございます、ありがとうございます。でも、いいんですよ…この作品は賛否両論なので。皆さんの反応が半分半分ぐらいで…そのエレルギーも強いから、感想を見ると結構食らって。『話分かんなかった。』という反応が多く…でも、作っている時に分かりにくくしようなんて思っていなかったから。
行定勲さん:
この作品は時制がバラバラにしているんですよね。複雑にしていることから…僕はやったことないからわからないですけど。こういうタイプの映画作品って…『21g』とかね。時制をバラバラにしていくなかで、観客が何を記憶し、何を感じ取り、どのように組み立てていくか。この作品は時制順につないでいくとたいした話ではないんですよ。世界で起きていることはたいしたことはないんだれど…観賞後「これは社会だ」と感じました。社会ってこういう風にしてできているよね、成り立っているよね、って。例えば、突然流行がはじまったりですね…順序立ててやるとたいしたことではないんです。突然誰かが言いはじめて、次に乗っかてくる人は飛んでいるんだよね。PPAPだって…皆、0から積み上げてきた人なんていないでしょ?ジャスティンビーバーで飛んじゃって、面白い気持ちになってきて、口に出して見ると語呂が良くって意外にいい!という結果になり…若者が流行っているからって…おっちゃん達が「オイ!若いのんヤレ!」って飲み会でやらせるという。その光景を何回も見ましたよ(笑)
松居大悟さん:
今月はそういう月ですよね(笑)
行定勲さん:
何回も辛そうにしながらPPAPやらされている若者を見ましたよ…(苦笑) 。アレってなんなのだろう?と思うんですが、悪ノリじゃないですか。社会がそれによって成り立っていくという…今時、グラフィティアートを扱うことも、微妙にダサいし…社会が大きく変わることでもないじゃないですか。なのに意味を持ちはじめて…
松居大悟さん:
そうなんです…なんか、行為先行で後付けでメッセージをつけて。これで「もしかしたら世界が変わるんじゃないか?」って思うんだけど、目的を忘れて、ネットで騒がれ、「嬉しい」というレベルで…本当にそれだけで、町からも出ようとしないという。
行定勲さん:
体裁として『男たちに復習してやる』と言っている少女ギャング団達。彼女達がやっている行為自体と行方不明になったっことを結びつけようとすることとか…そういう過剰になっていくことも「社会だよね。」と感じました。だから、本作は社会派だと思いました。
松居大悟さん:
すごく、嬉しいです。
行定勲さん:
映画を作っていて思うのはそこなんですよ…例えば、すごく怖い主人公が殺人を繰り返してというような、如何にも!な社会派のものってあるじゃないですか。最後泣いちゃったりして…そういうものを社会派って言いがちなんですよ(笑)。でも、僕はあれはヒューマンだと思う。あれは人間のキャラクター、その人の生き方を描いているから。でも、この作品はヒューマンではないですよね…ヒューマニズムの作品ではないですよね。
松居大悟さん:
そうなんです…よく勘違いされるんですよね。『身の回りの話をしている』みたいなことを言われたりする時があって…個人を通して社会を描くことの方が大切だと思うんですけど。
行定勲さん:
これは社会派だと思いますよ。社会の構造っていうか…時制を狂わせているから、観客が何処を観て、何処をチョイスして…これって飛ぶんだよね、また戻ったりして…すごく不安にさせたり、展開が思わせぶりなんです。社会って”思わせぶり”なことが好きで、「そこの奥に何があるのか?」っていう。足場だけは見えているのに、何によって作られているのかが分からない…本質みたいなもの。でも、この作品を鑑賞するとその部分が見えてくるというか…だから、社会派だなと。
映画ってジャンル分け、社会とか、ヒューマンとか、面倒なんだけど、本作は田舎という小さな社会が舞台だけど、大きな社会にある話だと感じました。
松居大悟さん:
社会とか普遍的なものなのだと思いました。原作を通じて嫌なことがあり、行方不明になって…それを知った若者たちが、存在が消えているんだけど、その存在が増えていくという。話はシンプルなんだけど映像的だと思いました。原作は時系列通りだと思ったんですけれど、”春子と愛菜”、”アラサーとハタチ”、の構造というか…離れていったり、くっ付いたり、二人の居場所がどうなっていくのかを魅せたかった…
行定勲さん:
僕、はじめ『アズミ・ハルコは行方不明』というから、”行方不明”と聞いて「どうやるのかな?」っと思っていました。この人が不在になって…「蒼井優なんか、ちょっとぐらいしか出ていないんじゃないの?」なんて想像していました。この手はなかなか思いつかないですよね。これだけ時制を行き来させると何が根源になって、登場人物たちがどのように動いていくか、なかなか想像がつかない展開でした。
松居大悟さん:
“言葉”とか”レッテル”とか当て嵌められていくのが嫌だったんです。『行方不明』ていう言葉自体はネガティブだけど、作品観賞後にポジティブになったらいいと思いました。アズミ・ハルコが行方不明になる話にはしたくないなと…映像表現として理屈めいたことをするよりも、もっと言葉に囚われずに飛びたっていくような。そのような作品にしたいと思っていました。
行定勲さん:
高畑充希さん良かったですね。
僕も一回だけ仕事したことあるんですけど絶妙でしたね。
松居大悟さん:
高畑充希さんはずっと舞台をやっている子なんですけど、役を把握しないとお芝居をしてこなかったという…今回、愛菜という役を掴めなかった、掴めなさすぎて、分からないという状態でいたのですが、その状態こそが”自分を理解できていない、理解していない愛菜”にシンクロしたと思いました。
行定勲さん:
愛菜のウザさが良かったんですよ(笑)
後、国広富之が良かったです。
松居大悟さん:
セクハラ社長ですね!
行定勲さん:
嫌な役ですからね…大丈夫かな?って思うぐらいいい役でした。原作にも少女ギャング団は出てくるんですか?
松居大悟さん:
原作にも出てきます。原作ではファンタジーに近い描写だったんですけど、愛菜たちのハタチの世代よりも”自分たちは最強である!”とし、復讐の手段が”やり返す”ということで象徴的にしたいと思って極端にしましたね。
行定勲さん:
僕、ラストシーンが気持ち良かったです。春子と愛菜の2人が会ったこと…このラストが時制のどこにあるのかを考えさせたことは監督の狙いですよね?その部分が分からない。考えたらわかることなんだけど、考えたくない。さっきも言ったとおり…この作品は”思わせぶり”をやっていて、最後の着地点として爽やかなところに降りたところに価値があるんですよ。これどうやって終わらすんだろうと思った時に、安曇春子の在り方を表現したところがいい!心地よい…理想は理想なんだけど、何もないことを描いて、2時間人を引っ張って行く。そんな大変なことってないわけですよ!これだけバラバラに時制をいじると複雑にもなるし、作り手として観客が付いてこれるのかということに迷いが生じると思うんです。でも、革新的にもっとバラバラにしてやれぐらいに思っていますよね?
松居大悟さん:
女性の世代間の物語だからこそ、自分の中で明確なゴールが決めたほうが簡単ですが、敢えて決めないようにしよう!と思っていました。次、何が観たいのかとか考えましたね…脚本は違っていたのですが、撮ってみたらそのシーンが良かったり。女性の編集マンが「脚本ではこれがラストですが、これじゃないんじゃないですか?」っと言われ…一年も練ってきたことだから「えっ!嘘だろ?!」と思ったんですけど、「ちょっと、やらせてください!」という希望をから編集をしたら、すごく良くて…僕の中でその瞬間から理屈で作ろうとしていた壁が壊れました。もっとその向こう側に行けるのではないかなと輝いた瞬間でした。
行定勲さん:
熱狂する奴は相当いると思うよ。この作品はアジアや海外にも行くと思うんですけど…こういうことにチャレンジしてみたいと思わないもの、俺はね(笑)。「わからねーよ。」って(笑) 。でも、「やってみようかな」と思いましたね。3本ぐらい撮って、それをぐちゃぐちゃにする、関係ない話をあたかも関係あるように組み合わせたり…それだ、それやろう!!!!思いついた…そう考えるとなんでもできるかもしれないね。簡単に撮れそうで、撮れないカットがあって…普段、そんな技術的な部分を意識して観ないんだけど。カメラがタバコの煙を追ってパーンするじゃないですか、そのスピードが微妙に早い…「情緒持ってやれよ」なんて思ったんだけど(笑)。でも、そのスピードが違和感があって引っかかたんだよね。
松居大悟さん:
今日、カメラマンきてますよ(笑)。あのシーンはテイク26、27ぐらいで成功したんですよ。煙の量とか、風の向きとか、なかなか苦戦しましたね。皆、ヘロヘロになりながら上手くいって…あれ狙ってやっていたのかな?
行定勲さん:
あのパーンはなかなかクセのあるもので、そのシーンを繰り返すならとても重要じゃないですか。情緒的で普通にいいスピードで撮られると、ダラっと観ちゃうけどいい具合だったんです。うちのカメラマンも観てて「『アズミ・ハルコは行方不明』面白かった。」って言っていたんです。2人であのパーンについて1時間ぐらい話し合いましたね(笑)
松居大悟さん:
(笑)。
行定勲さん:
煙にパーンしている…意外にそのようなものも一つのテクニックですよね!
司会者:
初めてのご指摘ですね…褒められポイントが増えました。例えば、”思わせぶり”であるとか。
行定勲さん:
映画は思わせぶりじゃないとね!先が読めて気持ちよく着地するものもありますよね…後、人から話を聞いたら観た気になってしまうような作品。だいたいそういう作品が世間からすごい褒めていたりするから、こういう作品を「いい!」って言わないと窮屈でたりませんよね。
松居大悟さん:
そうですね。でも、この映画が説明しづらいという側面はあると思います。
行定勲さん:
ですね。でも、すごくリアリティがありました。アラサー、ハタチ、高校生、3世代の的を得ていると思いました。映画だからとてもデフォルメされた世界だと思うんですけど、それがすごく大きく”ここじゃない場所”というものが見えてくる。撮影場所はどこですか?
松居大悟さん:
足利です。
行定勲さん:
足利なんだ…遊園地が絶妙でしたね。
松居大悟さん:
ロケハン行ったらスタッフより従業員の方が多くて(笑)。僕は30代なので30代から下の世代が抱えている”感じている空気”を作品に取り込まないといけないと思っています。それは、自分の同世代がそのような目線で制作していないというものもあるんですけど…行定さんは時代の空気を意識して”ちゃんと描こう”と思っているんでしょうか?『GO』とか…。
行定勲さん:
自分の時代に寄せて作っていることが多いね。『GO』の場合は金城一紀という原作者が同じ年で、自分の若い頃の話だから過去の話なんですよ。でも、わからないでしょ?わからないことをわかろうとするものも映画だけど、次やらなきゃいけないことはまったくわからないですよ…何でこれやりたいの?という題材なのね。なんですけど…自分の周りには分かる人間が何人かいるわけ。でも、作らなきゃいけないのは、2016、2017年だったりするから、2017年に生きている人間が、少し前のことを描くということになると、それがわかっている人間がいるんだから、彼らがどうなのかということを見つめる。他力本願なんだけど…人のせいにしているわけでもなくて、彼らが言ったことをとにかく撮ってみて、僕が見えたものだけチョイスするという。何も分からないわけではないと思う…この映画観てすごく気持ちが分かるというかね。
松居大悟さん:
僕自身も今まで男性よりのものを作ってきたことが多く、本作を通じて女性のことが分からないからこそ、プロデューサーとか、脚本家とか、原作者とか、主演2人も含めて女性だったことで、この映画に命を注ぎ込んでくれるのはこの人たちだと思ってから肩の力が抜けました。
行定勲さん:
それでいいんだと思うんだよね。俺たちのやっていることって「違うよ」っていう奴がいるのは当たり前だから。でも、一緒にやっている奴らが「これで、いいんだ!」と言えばいいと思うし、演じている彼女たちが作品の中で存在しているというのが大切。
松居大悟さん:
そうですね、イキイキしていますね。
行定勲さん:
凄くリアルだもんね。蒼井優もすごく良かったし、いい具合に年取ったなって。タバコ吸うのがすごく似合うよね(笑)。大賀君が良かったね!この間断られたんですけどね(笑)
松居大悟さん:
怒っておきます、ちょっと(笑)
行定勲さん:
加瀬亮も…ほんのちょこっとしか出てこないのにね。
松居大悟さん:
加瀬さんも「出演してほしいな。」と思いつつも「失礼なんじゃないかな?」と思い、バカなふりしてオファーしてみたら、加瀬さんは「本が面白いからやる」って言ってくれて、ホン・サンス監督のように時系列をバラバラすることも理解してくれたんですよ。
行定勲さん:
いやいや、この時系列のバラバラさはホン・サンスがやっていることとは違う。違うものを生んだな…特にクライマックスに向けて熱くなってくるからね。あれはなかなかないのではないかと思いますよ。
司会者:
今回のトークイベントはゲストの方に褒められていますね。
行定勲さん:
褒めない奴はオファー受けないでしょ(笑)
司会者:
そっか、受けませんよね!すみません(笑)。 非常に面白いお話ありがとうございます。最後に、両監督から一言ずつお願いいたします。
松居大悟さん:
本日はありがとうございました。『ジムノペティは乱れる』のお話ができなかったんですけど、出演している女優さんたちがキラキラしていて、最初は最低な男の話なのかな?と思ったんですけど、すごい切実なところにグッと上がっていき、映画館で鑑賞する作品なので劇場でみてください!
行定勲さん:
宣伝してくれてありがとう。金曜までしかやっていないので是非都内の劇場に足をお運びください。宜しくお願いいたします。
文:新麻記子 写真:ファントムフィルム提供
【作品情報】
監督:松居大悟
原作:山内マリコ『アズミ・ハルコは行方不明』(幻冬舎文庫)
キャスト:蒼井優、高畑充希、太賀、葉山奨之、石崎ひゅーい
新宿武蔵野館より全国順次公開
監督:行定勲
キャスト:板尾創路、芦那すみれ、岡村いずみ
【登壇者プロフィール】
1985年生まれ。福岡県出身。劇団ゴジゲン主宰、全作品の作・演出・出演を担う。
09年、NHK『ふたつのスピカ』で同局最年少のドラマ脚本家デビュー。12年、『アフロ田中』で長編映画初監督。その後、『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『スイートプールサイド』など作品を発表し、『ワンダフルワールドエンド』でベルリン国際映画祭出品、『私たちのハァハァ』でTAMA映画賞最優秀新進監督賞受賞。ミュージックビデオ制作やコラム執筆など活動は多岐に渡る。
原作を手掛けた漫画『恋と罰』が連載中。
監督作品
『私たちのハァハァ』(15)監督/脚本
『ワンダフルワールドエンド』(14)監督/脚本
『スイートプールサイド』(13)監督/脚本
『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(13)監督/脚本
『男子高校生の日常』(13)監督
『アフロ田中』(12)監督
行定 勲
1968年、熊本県生まれ。長編第一作『ひまわり』(00)が第5回釜山国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞。『GO』(01)で、日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ国内外で50もの賞を受賞。『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)が観客動員620万人、興行収入85億円、その年の邦画1位を記録する大ヒットに。10年には『パレード』が第60回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。近年の作品として、『円卓』(14)、『真夜中の五分前』(14)、『ピンクとグレー』(16)、熊本を舞台にした『うつくしいひと』(16)など。また今後はアジア・オムニバス映画『アジア三面鏡』(今秋公開)、『ナラタージュ』(来秋公開予定)などがある。