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【おすすめアート】 東京上空に巨大な“誰かの顔”が浮上!『まさゆめ』プロジェクト

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2021年7月21日

【おすすめアート】 東京上空に巨大な“誰かの顔”が浮上!『まさゆめ』プロジェクト


東京上空に巨大な“誰かの顔”が浮上!現代アートチーム目 [mé]によるプロジェクト『まさゆめ』

《まさゆめ》目[mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13  撮影:金田幸三

 

〜ARTalk おすすめポイント〜

◆東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京による『Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13』 のひとつとして主催され、現代アートチーム 目 [mé] が企画する《まさゆめ》が、一年の延期を経て7月16日に実施されました。

 

◆《まさゆめ》は、年齢や性別、国籍を問わず世界中から顔を募集し、『実在する一人の顔』を東京の空に浮かべるプロジェクト。2019年3月から6月にかけて集まった顔は、なんと 1,000 以上。目 [mé] の荒神明香が中学生のときに見た夢から着想を得ており、巨大な顔が東京の空に浮ぶ情景は見ものです。

 

◆「出会った方それぞれの主体的な体験として作品を届けたい」というアーティストのコンセプトを実現するため、日時や場所を事前に公表せず実施されました。偶然作品に出会うという、それぞれの場所や時間、環境で体験し共有できる作品として成立しているのも醍醐味です。

 

《まさゆめ》目[mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13  撮影:金田幸三

《まさゆめ》目[mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13  撮影:津島岳央

《まさゆめ》目[mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13  撮影:五十嵐智行

 

【アーティストプロフィール】
目 [mé]
アーティスト荒神明香、南川憲二、インストーラー増井宏文を中心とする現代アートチーム。特定の手法やジャンルにこだわらない、展示空間や観客を含めた状況や導線を重視し、私たちの実感に不確かな現実世界を引き寄せようとする作品を展開。
代表作:個展「たよりない現実、この世界の在りか」(資生堂ギャラリー 2014 年)、《おじさんの顔が空に浮かぶ日》(宇都宮美術館 館外プロジェクト 2013-14年)、《Elemental Detection》(さいたまトリエンナーレ 2016)、 《repetitive objects》(大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2018)、《景体》(六本木クロッシング 2019 展: つないでみる、森美術館、2019 年)、個展「非常にはっきりとわからない」(千葉市美術館、2019 年)など。
第 28 回(2017 年度)タカシマヤ文化基金タカシマヤ美術賞、VOCA 展 2019 佳作賞受賞。2021 年は 個展「ただの世界」(SCAI THE BATHHOUSE、7月6日(火)〜8月7日(土))にて新作を発表。
公式 WEB サイト : https://masayume.mouthplustwo.me

 

【開催概要】
実施日時:2021 年 7 月 16 日(金)6:00~20:00

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

企画:目 [mé]

協力:P3 art and environment

 

 

 

 

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