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芸術の秋!「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ ―境界線への視線」

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2016年10月4日


芸術の秋!「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ ―境界線への視線」


芸術の秋!「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ ―境界線への視線」

 

箱根の空気はもう涼やか。
週末は美しい自然の中に佇む美術館へ行って芸術の秋を楽しもう。

 

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現在、ポーラ美術館では「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ ―境界線への視線」という企画展を開催している。普段はお目にかかれない絵画や写真が数多く展示されており、週末旅行をより特別なものにしたい方にはとっておきのスポットだ。

 

【アンリ・ルソー】

展示室へ入り、まず目に飛び込んできたのはアンリ・ルソーの作品たち。
まるで時の流れを感じさせるような美しい空の色、木々や草花の様々な色彩表現に目を奪われる。

 

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1o1a2584アンリ・ルソー《エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望》1896-1898年 油彩/カンヴァスポーラ美術館蔵

 

パリの夕暮れ時、川辺に佇む人のシルエット。
ルソーの作品には人がポツリと描かれているものがいくつか展示されていた。

 

【私のお気に入り作品】

1o1a2586アンリ・ルソー 《シャラントン=ル=ポン》 1905 – 1910 年頃 ポーラ美術館蔵

 

空の淡い水色、川のグラデーション。夕焼け空を描くのではなく、雲の色をピンク色に描くことで、シャラントン=ル=ポンの街の日没を表現しているところにグッとくる。そして何より並木の緑色も単調ではなく重なり合った葉の色がしっかり描かれていて、緑を描くのが得意なルソーらしいところもお気に入り。

 

レオナール・フジタ】

お次はレオナール・フジタの作品。

人物がポツンと描かれていたルソーの作風とは異なり、フジタの作品には子供たちなどが和気藹々とした雰囲気で描かれていた。

絵のタッチもパリの風景を忠実に描いているルソーの作品とは異なり、線が細く描かれファンタジックな表現がなされているように思える。

フジタの連作である『小さな職人たち』という作品たちはこれまた一見可愛らしい子供達の絵のように見える。
しかし、社会の様々な人間たちを表現した作品となっており、地方や周辺諸国から職を求めてパリにたどり着いた職人たちの姿が生き生きと、そして一人一人表情豊かに描かれている。

その内容も「スリ」「瓦職人」「詩人」「古着屋」など、他にも様々な人物たちが展示されている。

(残念ながら写真撮影がNGのため実際に足を運んでその目で確かめてみてほしい!)

【ウジェーヌ・アジェ】

そして、街角、建物、遠くの空、職人の姿などを撮影したこちらの写真たちは、ウジェーヌ・アジェがパリで撮ったもの。その場所で生きていた人々の日常が様々な視点から写真に収められており、アジェの記憶を覗き見ているような気持ちになった。

 

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アジェの写真では、当時のパリに流れる一瞬一瞬がリアルに感じることができる。
時の流れとともに変わりゆくパリを、写真という形で体感することができる展示となっている。

 

芸術鑑賞を終えたら「食欲の秋」を満喫しよう。

ポーラ美術館内にあるレストランアレイでは、企画展にあわせた期間限定メニューが用意されている。

今回はルソー、フジタ、アジェそれぞれが表現したパリを連想させるコース料理が用意されており、三人の世界観を味覚でも楽しむことができる。(税込 ¥2,810)

 

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<オードブル>

「フォアグラとりんごのテリーヌ アンディーブのサラダ添え」
夕焼け空が美しいルソーの代表作である「エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望」をイメージしたそうな。

<メインディッシュ>

「イベリコ豚のポワレ ゆず胡椒ソース」
フジタにちなんだフレンチジャポネのメインディッシュ。イベリコ豚は驚くほど柔らかく口の中でジュワッと脂がとろける。
「オマール海老のナージュ」※
乳白色の表現で人気を博したフジタからインスピレーションを得たというこのメニューは、野菜や海老にクリーミーなソースが絡まっている。(※プラス ¥450 でこちらに変更することができます)

<デザート>

「チョコレートとバナナのクレープ」
チョコレートとコーヒーのムースをアジェの好物であるクレープで包んだデザートとなっている。

<パンまたはライス>

<コーヒー、紅茶又はハーブティー>

どれも最高に美味しい!!

また、ミュージアムショップでは本展にちなんだオリジナルグッズの販売も行っている。
ルソーの作品をあしらった船形ランチバッグや、レオナール・フジタの『小さな職人たち』シリーズをモチーフにしたチョコレート、アジェの作品がプリントされたTシャツなど様々なアイテムが取り揃えられている。

 

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他では手に入らない商品が目白押し。
新作オリジナルグッズを6アイテム12種類販売している。
これは名画を身につけて街を歩くチャンスだ。

一通り満喫して美術館を出ると、
「あれっ、この匂い・・・」
せっかく来た箱根、夜は温泉に入って日頃の疲れを癒さねば!

 

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文:Utae   写真:新井まる 

【情報】

ルソー、フジタ、写真家アジェ ―境界線への視線

会期:2016年9月10日(土) ~ 2017年3月3日(金)
会場:ポーラ美術館 
   〒250-0631 神奈川県足柄下郡足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
開館時間:午前9時 ~ 午後5時(入場は午後4時30分まで)会期中無休
HP:http://www.polamuseum.or.jp/

【レストラン】

「アレイ」

営業時間 : 11:00〜16:00 (L.O.) 120席