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今、注目のバンド! fox capture plan インタビュー&LIVEレポート

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2015年12月31日


今、注目のバンド! fox capture plan インタビュー&LIVEレポート


皆さん、ヴィレッジバンガードの店舗でこちらの楽曲を耳にしたことはありますか?

 

 

ジャズに電子音が混ざり合い、ロック風の奏法を取り入れた、全く新しい演奏スタイル。

ジャズピアノトリオの編成を軸として、ポストロック、ドラムベース、ダブズテップの要素が盛り込まれた、
新感覚の楽曲を提供してくれるインストゥルメンタルバンド”fox capture plan”。

メンバーはバンドのムードメーカー的存在のピアノの岸本亮さん。
それにあたたかい合いの手を入れるベースのカワイヒデヒロさん。
そして、演奏になると表情がガラリと変わるドラムの井上司さん。

2011年にそれぞれ違う個性の持つバンドで活動する3人が集まり結成されました。

 

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そんな彼らはドラマ(TBS系『ヤメゴク』)の劇中音楽にはじまり、CM(ASICS A77)だけでなく、
東京モーターショー(トヨタ プリウス)など多方面への楽曲提供も行っています。

今年、4月には2014年に秋に公開されて話題となったアシックスA77「アクティブ・ラン」篇CM曲を
再演・再構成された”beyond the beyond”が収録されている『UNDERGROUND』がリリース。

7月にはヒットを飛ばした90年代ロックの名曲群をまとめあげたカバー集『COVERMIND』リリースと続き…
そして、11月にオリジナル楽曲を中心に構成された待望の4thフルアルバム『BUTTERFLY』がリリースされました!

 

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これまで発売されたアルバムと大きく異なり、専念された楽曲と演奏クオリティだけでなく、
彼らの進化が楽曲単位で如実に表れています。

ノスタルジックな音像がとても心地よく、ループされるメロディに耳を傾けていると、
彼らによって生み出された中毒性の高いサウンドが聴く者の心を捉えて離しません。

 

今回、その発売されたアルバムの秘密に迫るべく…
fox capture planにgirls Artalk編集部はインタビューを申し込みました!

girls Artalk編集部(以下:G):

今回発売したアルバムについてコンセプトやイメージはありますか? 

 

岸本亮さん

今までの活動の集大成になると何となく考えながら作っていました。
且つ、今まで以上に自由で柔軟な発想も用いて作ったアルバムです。

 

井上司さん

少なからずリーダー岸本くんの言葉を借りるならば…
アルバムタイトル通り今まで比較的無機質な雰囲気が多かったスタイルを、
今までにない壮大さや世界観が叙情的に羽ばたいていく様を意識しましたね。

 

カワイヒデヒロさん

今回は楽曲を最適化できるようにトリオの枠にとらわれず自由な発想で制作に臨んでみましたよ!
結果的に、有名なジャズミュージシャンとコラボレーションできたり、ストリングスやコーラス、
シンセなど、それぞれの楽曲に合ったアレンジを施せたと思います。

 

G:

なるほど…前回のアルバムと異なるところはその点が反映されているということでしょうか?

 

カワイヒデヒロさん

そうですね!

今まではピアノ、ベース、ドラムの3つの楽器で出来ることを追求してきたので、トリオ編成
の楽曲もありますが、これまでになかったサウンドもあり、バラエティに富んでると思います。

 

井上司さん

ストリングスやソプラノサックス等は今までにほとんどなかったですから!

それから、ゲストとのコラボをしている点ですね…

 

G:

先ほどからゲストとコラボレーションされていると話題に上がっていますが…
一体、何方とコラボレーションされたんですか?

 

岸本亮さん

ジャズミュージシャンの菊地成孔さんです!

例えば僕の作った曲「混沌と創造の幾何学」は、ソプラノサックスをフィーチャーしたのですが、
そのようにピアノ以外の楽器がメロディーを奏でるということが今までになかったポイントです。

 

G:

菊池さんですか…大物ゲストとコラボレーションしましたね!

それと同時に絶対に聞き逃しちゃいけないポイントでもありますね!

今回のアルバム収録にあたりレコーディングの秘話など教えてください。

 

岸本亮さん

ギリギリまでアルバムの完成図が見えなかったですが、いざ曲が出揃ってとデモ音源を
並べた時に凄いアルバムになると確信しました。レコーディングは順調だったと思います…

 

カワイヒデヒロさん

岸本くんはそういうけれど…今年3枚のアルバムをリリースすると宣言した上に、
ドラマのサントラやテレビ番組テーマ、イベント音楽など、アルバム以外の制作もあり、
スタジオで初めて合わせて録音する楽曲もあったりしましたよ(笑)

 

井上司さん

僕は初めて自分で作曲した楽曲を収録したことですね。

 

そして、話題は弾み…それぞれのバンドメンバーに音楽を始めたキッカケを聞きました。

 

G:

皆さん、どうしてジャンルとしてJAZZを選んだのでしょうか? 影響を受けたアーティストも教えて下さい。

 

岸本亮さん

実家にあったビル・エバンス、チック・コリア、バド・パウエルらのレコードやCDを聴いたのがきっかけと…
親の勧めもあってですね。
僕影響を受けたアーティストはジャズミュージシャンからはキース・エマーソンのようなロックキーボーディスト。
それから、坂本龍一さんのような日本人のアーティストまで様々です。

 

カワイヒデヒロさん

うろ覚えですが…
もともと作曲家になろうと思ったのですが、楽器も弾けたほうが良いだろうと思いベースとピアノを始めました。
ある程度ジャズの素養があれば他ジャンルへの応用もしやすいと思ってジャズを始めた気がします。
影響を受けたのは作曲家ではバート・バカラックとクインシー・ジョーンズ、
他にもハービー・ハンコックやアントニオ・カルロス・ジョビンなど…
名曲を作った作曲家の音楽は色々聴いてました。
ベースプレイは特に影響を受けたプレーヤーはいないかもしれないです。

 

G:

それはすごいですね…自身の歩みもそうですが、影響を受けたアーティストは作曲家目線なんですね。井上さんは?

 

井上司さん

親が趣味で弾いていたピアノの音色を聴いて育ちました。
影響を受けたアーティストはDave Glohl(NIRVANA)、自分以外認識してきた全アーティストです。

そんな多様性に溢れているメンバーだからこそ、fox capture planが生み出す音楽は、
時にぶつかり合いながらも化学変化を越し、これからも進化し続けていくのだと思います。
そして、そんな個性がある彼らに対して、ふと湧き出た疑問を投げかけてみました。

 

G:

作曲や音を合わせの時に気をつけていることはありますか?

 

岸本亮さん

ピアノ、ドラム、ベースの3者のアンサンブルが如何に面白く絡んでいくかを考えてアレンジしますね。
演奏の時も作曲した時のイメージを、メンバーが作った曲は作曲者の意図を
自分なりに汲みとって演奏に臨むように心掛けています。

 

カワイヒデヒロさん

デモを作る時はいつもメンバーなら、こんな感じでプレイするだろうな。。とある程度予想しつつ、
少し無理難題を押し付けてみてます。
音を合わせる時に「これって弾ける?」って顔色うかがったり(笑)

 

井上司さん

かっこよさ。

 

ここでもそれぞれの思惑と意図が絡み合いました。
それぞれが今後どのような活動の展開を思い描いているのかを教えてもらいました。

 

井上司さん

個人的には今までよりも更に、海外へも発信していきたいです!

 

カワイヒデヒロさん

来年は結成5周年なので、なにかやりたいと思っていますが、
その何かは決まってません(笑)そろそろ決めねば。。。

 

岸本亮さん

今年は全速力の休む間のない活動でしたが、反動で来年何もしないという訳では御座いません。ご期待ください!

 

来年、更なる飛躍を期待できる回答をいただいた。
最後にお三方にgirls Artalk読者に向けてメッセージをいただきました!

 

井上司さん

常にその時代の人たちの好奇心や創造性等によって作られてきたアートやカルチャー。
その一端にでも僕らを認識してもらえたら嬉しいです。

 

カワイヒデヒロさん

僕らがやっているインストって普段歌モノしか聴かない人には抵抗があるかもしれませんが、
メロディが声じゃないだけで、やってることって結構ポップスなんですよ。

インスト?ジャズロック??どんなもんよ?ってくらい斜に構えて聴いてもらってもいいんです。
それで気に入るもよし。作業BGMにするも良し。これは自分に合わないわ〜。ってそっと音を停めるも良し。
インストって歌詞がない分、それぞれが聴いた印象で曲の世界観に浸れる音楽だと思っていて、
楽しみ方が十人十色の自由なジャンルなので、歌詞の世界観に支配されたくない時はぜひどうぞ。

 

岸本亮さん

僕は音楽をやることが専門ですが、音楽以外のアート、
文化にも興味が多く、自分の音楽にも反映されていると思います。
そんな同じ時代を共有している皆さんに響くような音楽をこれからも生み続けたいと思います。

 

そして、インタビューにて熱いメッセージを受け取ったgirls Artalk編集部は…
12月9日(金)に東京・LIQUIDROOMで全国ツアー「LIKE A BUTTERFLY tour」の東京公演を取材しました。

 

バンド結成当時から目標にしていたという会場には、
fox capture planに魅了されたファンが大勢詰めかけていました。

チェロ、ビオラ、バイオリン2名によるストリングス隊を導入するなど、
ライブ前から期待に胸を躍らせていた観客だけでなく、メンバーとともに気合い十分な様子が見受けられ…
冒頭の5曲はストリングス隊を従え、とても素敵なアレンジで彩られ、会場を興奮の渦にしました!

 

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そして、メンバー3人のみの編成になって以降はインタビューでも話題に上がっていた、
菊地成孔さんとコラボレーションした「混沌と創造の幾何学」をトリオバージョンで演奏。

そして、クリスマスプレゼントと評して…バンド初となるクリスマスソング
「Christmas comes to our place」を私たちに届けてくれました。

 

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途中MCでは…

井上さんが『上京してはじめて大きなLIVEを見た会場が東京・LIQUIDROOMだった。』
そんな会場でパフォーマンスができて本当に嬉しい!』と過去を振り返る場面や…

岸本さんが『ありがとうLIQUIDROOM!やっぱ東京盛り上がるね!ホームって感じ。』と笑顔を見せるシーンなど。

これまでの道のりに触れながら…バンドを支持し続けている観客に対してお礼を述べました。

 

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LIVEの後半は「疾走する閃光」や「Supersonic」など人気高いナンバーが送られました。

再びストリングス隊を迎えてからのナンバーからも3人の演奏は一層冴えわたり、
椅子に座って演奏している岸本さんや井上さんは途中立ち上がるなど…
その熱いパフォーマンスに魅せられて、会場からは大歓声と拍手が起こりました。

 

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そして、初ライブでもラストチューンとして披露された「Hyperballad」で
感動に包まれながらライブは終焉を迎えました。

 

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彼らが気になった方に朗報!

fox capture planは、12月19日(土)放送のNHKBS1「超人たちのパラリンピック」の
音楽を担当することが発表されました。

また、大みそかには東京・JZ Bratでの年越しイベント
「渋谷 JAZZ JUNGLE × Playwright -New Year Countdown vol.11-」に出演することが決定しています。

是非、チェックしてみてくださいね!

 

これから益々飛躍していくであろう彼らにエールを送るとともに、
彼らが紡ぎ出す音楽が導く未来を取材したいと思います。

 

文 / 新麻記子   写真 / 関口佳代

 

【アーティスト情報】

fox capture plan

http://foxcaptureplan.tumblr.com

 

【LIVE情報】

2/21(sun)
Match Up Vol.1
@渋谷WWW
16:00 / 16:30
前売¥3500
with/ jizue、tio、TRI4TH
ぴあ284-224/ローチケ75681/e+
http://www-shibuya.jp/schedule/1602/006479.html

2/26(fri)
PIANO TRIO TOGETHER vol.3
@渋谷O-EAST
with:H ZETTRIO、ろじえも(logical emotion)
18:00/19:00
前売¥4,000/当日¥4,500(All Standing,整理番号付,ドリンク代別,tax in)
チケット:イープラス(独占)、先行12/26の13:00〜1/06の23:59、一般発売1/16〜
http://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=14:P1=0402:P2=172548:P5=0001:P6=001 
お問い合わせ:O-EAST 03-5458-4681

主催/企画/制作:Subcul-rise Record/World apart ltd.
協力:(株)ヤマハミュージックジャパン/『月刊ピアノ』(ヤマハMM)

3/22(tue)
5th Anniversary Special with String Quartet
@六本木Billboard Live TOKYO
1st 17:30/19:00
2nd 20:45/21:30 
サービスエリア¥5900(Order別)
カジュアル席¥3900(1D付)
一般発売1/15(金)~
予約/問い合わせ : Billboard Live TOKYO
billboard-live.com 03-3405-1133
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=9849&shop=1