event

第27回東京国際映画祭 前編 「レッドカーペットから歌舞伎座まで♪ girlsArtalk的東京国際映画祭レポート

NEWS

2014年11月7日


第27回東京国際映画祭 前編 「レッドカーペットから歌舞伎座まで♪ girlsArtalk的東京国際


27回東京国際映画祭が1031日、閉幕しました.

girlsArtalkでは初めての映画祭取材を敢行! ライターの藁科早紀(左)と高野麻衣が、六本木ヒルズで行われたオープニング・セレモニーから歌舞伎座での特別上映、クロージングの授賞式まで、好奇心いっぱいで参加しました。

 

■オープニング・セレモニー

東京国際映画祭は1023日、東京・六本木ヒルズで開幕。約370人のゲストがレッドカーペットに登場しました。

トップはなんと、映画祭のスペシャルアンバサダー「嵐」。プレスにも知らされなかったサプライズに、会場に駆けつけた人びとは大興奮! タキシードで決めたトップアイドルにつづいて、妖精のようなドレスのフェスティバル・ミューズ中谷美紀さんが登場。レッドカーペットを歩く様子は、まさしく映画祭の女神でした。

 

DSC_0120_3

 

「個人的ベスト・ドレッサー賞は『紙の月』主演の宮沢りえさん! 吉田大八監督、池松壮亮さんというすてきな騎士たちにかしずかれた、完全なる“レッド・カーペットの女王”でした。その場を圧倒する自信と輝きが群を抜いていたので、最終日の主演女優賞の受賞も納得でした」(高野)

 

「私が一番注目したのは、コンペティション作品である浅野忠信主演の『壊れた心』。ケヴィン監督が何故かビニール傘をさしながら登場。ほかのスタッフたちも馬のかぶり物をしたりピンクのかつらを被って登場したりと、摩訶不思議な雰囲気……。他作品のレッドカーペットとは一線を画していて、こんなおかしな人たちの作品には目を通さねば!という気持ちになりました」(藁科)

 

「もうひとつ、演出賞とでも呼びたいのは『花宵道中』の安達祐実さんたちのおいらん道中かな。おいらん姿のあでやかさを安達さん特有のガーリィな雰囲気が中和していて、とても現代的でもあった。共演の女優さんたち(総勢10名程度?)も華やかで、外国人プレスたちも大喜び。日本の映画祭にふさわしい盛り上がりでした」(高野)

 

「あと、今年目立ったのがキャラクターたち! オープニング作品『ベイマックス』、クロー ジング作品『寄生獣』のミギーを筆頭に、『STAND BY ME ドラえもん』 からドラえもん、 『くるみ割り人形』からクルミ割りキティちゃん、『ウルトラセブン』からウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ……定番キャラクターから『進撃の巨人』の巨人くんといった話題沸騰中キャラクターまで、アニメの国、日本を再確認できる出演者陣でした。大人だけではなく子供も楽しめる、『老若男女参加できる映画祭』というアピールにも繋がったんじゃないかな?」(藁科)

 

大トリを飾ったのは安部晋三首相。フェスティバルミューズの中谷美紀に出迎えられ、『ベイマックス』のプロデューサー、ジョン・ラセターや日本語吹き替え版で声優を務めた菅野美穂、小泉孝太郎と握手すると、華やかな雰囲気は最高潮に。

カタログに載っているだけでは見逃していたような作品にも興味がもてて、映画の宣伝としてのレッドカーペットは最強なんだな、と実感できました。

 

歌舞伎座スペシャルナイト(高野麻衣)

 

11004777_638057106322222_50936333_n

 

特別企画「歌舞伎座スペシャルナイト」は10月27日、東京・東銀座の歌舞伎座で行われました。「映画と伝統芸能のクロスオーヴァー」と楽しみにしていたこのイベントでは、市川染五郎さんの歌舞伎舞踊『石橋』とチャップリンのサイレント映画『街の灯』の二本立てを鑑賞しました。

なぜ『街の灯』なのか?
それはチャップリンが歌舞伎座と同じ1889年生まれで、日本文化と歌舞伎を愛したひとだから。そして、そんな彼の喜劇を敬愛した日本の先人が『街の灯』を翻案した歌舞伎を創作したから。
上映の前には、勇壮な舞踊を披露した染五郎が再登場し、ひいお爺様にあたる七代松本幸四郎とチャップリンの記念スナップなどを紹介するトークも。
いままで“歴史上の偉人”でしかなかったチャップリンが、一気に近しい存在に感じられました。

 

10951594_638057096322223_1045084159_n

 

そして、いよいよスタートした『街の灯』――いままでスクリーンで、こんなに本気の笑いと涙を経験したことはありませんでした。
美しいモノクロの映像と、オーケストラの音色。おかしくも上品なコメディ。そして悲しいほど純粋な、チャーリーの無償の愛――サイレント映画だからこそ、さまざまな国の人びとや子どもたちがいっせいにあげる笑い声、そしてTHE ENDとともにわきおこった拍手に涙が止まりませんでした。
チャップリンはほんとうにすごいひと!
あれは、東京国際映画祭ならではの経験でした。あの場に居合わせられて、ほんとうに幸福でした。

***
後編では、鑑賞した映画の感想や後半の主役ティム・バートン監督のセレモニーレポート、そしてふたりの映画祭体験のまとめなどをお送りします♪
後編はこちら>>>http://girlsartalk.com/event/17047.htm

取材・文:藁科早紀、高野麻衣
構成:高野麻衣

第27回東京国際映画祭
2014年10月24日~31日・六本木ヒルズ他にて開催
http://2014.tiff-jp.net/ja/

 








トップへ