京都最古の禅寺 建仁寺にて現代アーティスト山田晋也の展覧会が9/19より開催
【今週のおすすめアート】
〜ARTalk 的 おすすめポイント〜
◆京都最古の禅寺「建仁寺」両足院では、現代アーティスト山田晋也の展覧会「胎内衆会 ―ぼくらは何処にかえるのだろう」を 2020 年 9 月 19 日 (土)から 10 月 10 日(土)の期間にて開催します。本展覧会は、絵画作品 16 点 を両足院に展示し、方丈に面する日本庭園と抽象絵画が織りなす独自の空間が特徴です。
◆着物のデザインをする伝統的なお家に生まれた山田晋也だからこそ、伝統と革新のバランスを誰よりも感じているのではないでしょうか。情報過多な現代のなかで、自分を見つめ直すいいきっかけになりそうです。
◆京都を舞台に開催される国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE」と同時開催。京都の街がアートで溢れる今、芸術の秋のお散歩をお楽しみください。
アーティストからのメッセージ
“ 日々生きていく間に眇眇たる出来事が積み重なり、自分自身が良き悪きに出来上がっていく。いつの間にか出来た僕の中に あるコンプレックス、悔しさ、悲しさ、そして暖かさ。過ごした時間の記憶の深海に潜り、その感情をそのまま作品に吐き出し てみました。僕は何処にかえりたくて、何処で生まれたのだろう。この細胞の記憶はどこにあるのだろう。その先には? その 原点は? 阿と吽は共に一つで、因と果のある場所を、いつからか胎内と浄土と考えるようになりました。同じ場所に答えが あって、自分の内側へ、さらに奥へ、原点の胎内へ― ”
山田晋也
<アーティスト プロフィール>
山田晋也(Shinya Yamada)
1974年京都生まれ。和装意匠制作の家に生まれ、代々残る文献をもとに染色技術に 着眼し、復元や創作に従事。皇室への作品献上、伊勢神宮や比叡山延暦寺など多数の寺社仏閣に作品を奉納・収蔵。 2015年 琳派400周年に際し京都国際マンガミュージアムにて「琳派 オマージュ展」、2017年 京都高島屋、2018年 新宿高島屋にて、「ぼくらが日本を継いでいくー琳派・若冲・アニメ」開催。2019年 元離宮二 条城でのICOM2019「時を超える:美の基準」出展。同年、比叡山延暦寺にて「ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展」開催。