【今週のおすすめアート】
境界のない世界をわたる青い鳥 リー・ウェン新作展「Birds」
〜girls Artalk的♡おすすめポイント〜
♡アジアを代表する現代美術家 リー・ウェンの日本初となるドローイング作品展が、アーツ千代田 3331で開催中。
♡全身を黄色に塗ったパフォーマンス《イエローマン》が有名。黄色人種である自身のアイデンティティを誇張し表現することで、観る側に”差別のない世界”を想像させます。
♡パーキンソン病を患う中で行き着いた表現がドローイング。境界を飛び越え自由に空を舞う青い鳥は、きっとあなたの心も解き放ってくれます。
To live is to love,
To love is to be in a relationship,
To be in a relationship is to be willing to change,
To be a revolutionary is to be human
Lee Wen
生きることは愛すること
愛することとは、他の誰かと関係を持つこと
関係を持つことということは、自分自身を変える意思を持つこと
変革の意思を持つ時、人は革命家になる
革命家になるということは、人間であるということ
李にとって《鳥たち》は、他者に対する偏見を変容させるための大切な神話を織りなしているのだ。
訳、文 山村みどり(東京文化財研究所、日本学術振興会、特別研究員)
※公式パンフレットからの引用です。
【作家詳細】
リー・ウェン(李文)1957 年生まれ。
シンガポールでは、主に国際的な活動で知られる領域横断的なコンテンポラリーアーティストの一人である。彼はパフォーマンスやインスタレーショ ン作品を通して、社会構造と同様に個人の問題意識や価値体系に対し、頻繁にそれを可視化し、疑問を投げかける。活動初期にシンガポールにあるオ ルタナティブ・アートグループ The Artists Village との恊働の後、自身を大量の黄色の絵の具で覆うパフォーマンスを行い、シンガポール人としての 人種を象徴的に誇張して表現した《Yellow Man》シリーズを発表した。この作品で、急速に国際的な認知を得ることとなり、このパフォーマンスは 世界中を広く巡回した。現在、リー・ウェンはシンガポールと東京を活動拠点としている。
作家ウェブサイト: http://leewen.republicofdaydreams.com
【開催情報】
リー・ウェン 新作展「Birds」
□会 期:2017 年 4 月 1 日(土)~ 4 月 23 日(日) 会期中無休
□会場時間:12:00 ‒ 20:00
□会 場:3331 GALLERY(3331 Arts Chiyoda 1F 104)
東京都千代田区外神田 6 丁目 11-14
□主 催:3331 Arts Chiyoda
□ウェブサイト URL: http:////www.3331.jp/schedule/003710.html
画像: Birds: Freedom at Sunrise / 2016 / Color pencil on paper