動きのある作品が面白いーパウロ・モンテイロ展
〜girls Artalk的♡おすすめポイント〜
♡ブラジルのアーティスト、パウロ・モンテイロさんの日本初個展!
♡色鮮やかな油彩から、床に置かれたブロンズ彫刻まで幅広い表現
♡動きのある作品が魅力的です
【ご本人から、展覧会タイトルについてのコメント】
「二つのものは、その間の距離でかなり変わる。まず二つの色のものを並べて、その後違う色で距離を変えてみればよくわかる。私はまた三次元的なスペースにおける距離にも関心がある。それは別のものの存在でかなり変わる。三次元的なスペースには体積がある。だからその距離には外側と内側がある。最初私はその体積はとても大きくて私たちは内側にいると思っていた。しかしそれも変わることに気づいた。その部屋に足を踏み入れたら距離の体積は変わる。見ることはできるが、内側にいるということは感じない。たくさんのものの中で見失ったような感覚をもっていたが、私はおそらく距離の内側ではなく、むしろ外側にいるのだろう。今回の作品はこの距離の外側に関するものになる。」
【アーティストプロフィール】
1961年ブラジル、サンパウロ生まれ。サンパウロ美術大学のヴィジュアルアート科を卒業。現在もサンパウロにて制作活動をしています。1977年にアーティストとしての活動を初め、当初はロバート・クラム等から影響を受けたコミックを描き、雑誌の表紙などに掲載されていました。1981年からフィリップ・ガストンの後期作品に影響を受けて絵画を制作し始め、1983年には、ブラジル絵画の復興を目指したアーティストグループ「Casa7」の創設メンバーに。1985年サンパウロビエンナーレに参加し、彼らの新表現主義は、ブラジルのアートシーンの中心となっていきます。1986年、パイプや木などを使った立体彫刻の制作を開始。1994年に鉛の彫刻で第12回サンパウロビエンナーレに出展し、1999年には「Bolsa Vitae de Artes Visuais」賞を受賞しています。
2000年には、ペインティング制作を再開。2008年には、サンパウロ州立美術館でモンテイロの大回顧展が開催され、2014年ニューヨーク近代美術館(MoMA)にモンテイロ作品を20点所蔵されました。
国内外多くの展覧会に出展し、作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、サンパウロ近代美術館、サンパウロ州立美術館、サンパウロ大学現代美術館など、多数の美術館にコレクションされています。
【情報】
パウロ・モンテイロ展 「The outside of distance」
2017年3月18日 [土] – 4月22日 [土] 日月祝
小山登美夫ギャラリー
東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
開廊時間│11:00−19:00