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街を行き交う”リアル”な現代人 「踊れ彫刻 – 覆面男と服好き女 -」

NEWS

2016年8月22日


街を行き交う”リアル”な現代人 「踊れ彫刻 – 覆面男と服好き女 -」


街を行き交う”リアル”な現代人 「踊れ彫刻 – 覆面男と服好き女 -」

 

ファッション雑誌に掲載される女性や街を歩く一般女性など、『消費社会に生きる女性』を制作のテーマとしてきた飯沼英樹さんと、『覆面を被る人物』をモチーフにする尾花賢一さん。

強い個性を放つ作品を生み出す2人の共通点は、『どこかにいる現代人』がモデルであることだと感じました。

現在、表参道hpgrp Gallery 東京で開催中の『踊れ彫刻 – 覆面男と服好き女 -』にて、詳しくお話しを伺ってきました!

 

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まずは、仏像をイメージした新作を発表している飯沼さん。

 

とても”儚くて繊細”そうな外見で優しそうな物腰の飯沼さん。
作品から感じていたイメージとギャップがあると思いました。

鮮やかな色彩が、粗く彫られた木肌に塗られ、躍動感と力強さを感じる作品。

 

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girls Artalk編集部:
現代を生きる等身大の女性を表現しているということですが、飯沼さんのイメージする”現代の女性”ってどんな人なのでしょうか。

 

飯沼さん:
自分磨きをしながら力強く生きている人。見た目だけではなく…例えばヨガが流行していますが、あれは元々は心を整えたり、邪念を失くす神聖なものですよね。そういうのが広がってるのは、ただのダイエットとはやっぱり違うと思います。今回の作品ではヨガのポーズもイメージしています。」

 

うーん、確かに。現代の女性は仕事と家事を両立していたり、バリバリのキャリアウーマンだったり、一昔前までの女性像よりもずっとタフに見えます。でもただ強いだけではないような気がします。

そのお話しを聞いたあとに、5色のイメージカラーで方位を表している『現代版5大菩薩』のような今回の新作を見ました。無敵ではないけれど一生懸命なありのままの女性たちだと改めて思いました。

 

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girls Artalk編集部:
制作時間は1体でおおよそどれくらいかかっているのでしょうか?

 

飯沼さん:

赤と青の子から制作を始めたのですが、それ以外の3体は同時進行でつくっていきました。なので制作時間というと…かなり長い時間を同じ部屋で過ごしましたね(笑)だから全員に愛着が湧いています。

写真にうつっている私と比較していただくと、理解していただけると思いますが、これがなかなかのサイズ感。

目を細めてこたえてくれた飯沼さんが、こちらを3体並べて制作していたとは…作品に一体感があるのはその辺も理由なのかもしれません。
「服好き女」というタイトルだけを見ると、少し女性を揶揄している印象も受けていたのですが、実際にお話しを聞いてみると、自信に溢れ凛々しく生きるための努力をしている女性への敬意を感じました。

 

現在は、アトリエにて超大型の作品を制作中とのこと。完成が楽しみです!

続いて、会場に入った時に”ウィーーーーン”と動き、気になって仕方がなかった、こちらの”お掃除ロボット”に被せた彫刻作品。

 

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早速、尾花さんご本人に質問しちゃいました。

 

girls Artalk編集部:
どうしてこのような作品が思いついたのか全く想像がつきません。
どのようなキッカケがあったのか教えてください。

 

尾花さん:
行き交う普通の人たちと、その”場”を作りたかったんです。なんでお掃除ロボットかっていうと、なんか他の家電と違いません?”うちのルンバ”って言ったり、名前をつけて呼んだり。なんか人間みたいだな…って気づいたんです。

確かに動くこのアート作品を見ていると、障害物にぶつかって止まったり、充電器に戻れずモゴモゴしていたり、動きがなんとも不器用で可愛く見えてきました。

 

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そして『レセプション』というタイトルがついたこちらの作品は、本展覧会のために作られた新作だそうです。

 

girls Artalk編集部:
どうしてこのような作品を制作したのですか?

 

尾花さん:
レセプションていう少し特別で華やかな空間に、’”覆面”をかぶったちょっと変な奴が、普通に話しているというのがなんか面白いかなって。

 

”覆面”というある意味”非日常”な人の、”日常”の1シーンを切り取る尾花さんらしい作品ですが、どうやら今回の作品はそれだけではないようで・・・よくよく近づいてみると、背景はただの”絵”ではなくボコボコとしています。

なんとあらかじめ”彫刻”として彫った平面上に色を付けているのです!

 

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キャンパスのサイドまでしっかり彫られています。

”絵”でも”彫刻”でもあるハイブリッド作品。尾花さんの経歴ならではの新しいアート分野ですね。

この作品は小さく、床に展示されてます。
実際にぜひ目線を合わせて触れてみてください。

 

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紹介した作品だけでなく映像作品にも広がりを見せ、尾花さんのアートへのキラキラとした好奇心を感じました。

 

彫刻というカテゴリーの中でも独特の個性を発揮する2名のアーティストの共演。
駅からも近く、オープンな空間ですので、ぜひこの機会にお立ち寄りください!

 

文・写真  山口 智子

 

【情報】

飯沼英樹 + 尾花賢一 「踊れ彫刻 – 覆面男と服好き女 -」

■開催場所■
hpgrp Gallery 東京

 

■開催期間■

2016年08月05日 ~ 2016年08月27日

■時間■
12:00から20:00まで

■曜日■
月曜休館
毎月最終日曜日休館

■ホームページ■
http://hpgrpgallery.com/tokyo/

■入場料■
無料



Writer

山口 智子

山口 智子 - Tomoko Yamaguchi -

皆さんは毎日、”わくわく”していますか?ーーー

 

 

幼いころから書道・生け花を初めとする伝統文化を学び、高校では美術を専攻。時間が許す限り様々な”アート”に触れてきました。

 

そして気づいたのは、”モノ”をつくることも大好きだけれど、それ以上に”好きなモノを伝える”ことにやりがいを感じるということ。

 

現在、外資系企業のメディア部門で奮闘中。

 

仕事も趣味も“わくわくすること”全てに突き動かされて走リ続けています。

 

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