鳥のように空から地上を見る。
空撮動画/写真展「Perspectives by SkyPixel in Tokyo ─僕は空からの眺めが好き」展
●空から地上を眺める
8月10日より表参道ヒルズ スペース オーにて、空撮動画/写真展「Perspectives by SkyPixel in Tokyo ─僕は空からの眺めが好き」展が21日まで開催されています。
本展覧会は、ドローン(無人飛行機)を使用し、まるで空を飛ぶ鳥の目線で地上を見下ろしたような、今までにない視点で地上を撮影した、空撮動画/写真を展示しています。
世界の空撮クリエーターが、空から撮影した映像や写真を紹介する共有サイト「SkyPixel」にて、毎年開催されるフォトコンテストの入賞作品と、本展のために選ばれた作品を、一面に広がる映像のインスタレーション空間で楽しむことができます。
(C) SkyPixel
(C) SkyPixel
(C) SkyPixel
自然の風景だけでなく、人々が送る日常の生活シーン、世界中の重要文化財なども、ドローンを使用して撮影することで、人が足を運ぶことのできない場所や角度からの撮影が可能となり、初めて見る雄大でダイナミックな「空から見るアート」に!
その写真の美しさに感動してしまいます。
(C) SkyPixel
(C) SkyPixel
(C) SkyPixel
(C) SkyPixel
(C) SkyPixel
●これから、私たちのもっと身近な存在になるかも知れないドローン
ドローンといえば、男性的・機械的というイメージをお持ちなのではないでしょうか。
商業的な用途に使用されており、アートとは無縁なのだと勝手に思い込んでいましたが、今回の展覧会からその使用用途の幅広さと、高い技術に驚きました。
本展覧会を主催するドローンメーカーであるDJI JAPAN 株式会社のお話では、「フライング・カメラ」と呼ばれていて、これから私たちのもっと身近な存在になりうるカメラだとのことです。
女性にも「ドローン」というより「フライング・カメラ」の方が呼びやすいですね。
(C) SkyPixel
このフライングカメラは、一言でその特徴を申し上げると、写真がとにかく美しいことです。
実際に搭載されているカメラは、小型エントリーモデルでも4Kビデオ撮影が可能で、女性でも手にもつことができるくらいコンパクトなサイズ。
また、実はお値段も10〜18万円※くらいと手に届きそうな価格。
2台目、3台目のカメラは、このドローンに挑戦してみたい!と思ってしまいます。
※値段は機種により異なります
オープニングレセプションパーティーにも登場した、小型機:PHANTOM 4
※オープニングレセプションパーティーは9日に開催
ドローン本体の展示もいくつかあり、映画撮影などでプロが使用するようなハイエンドモデルから、女性でも使用できるようなコンパクトサイズなエントリーモデルまで、間近で実物を見ることができます。
とにかくかっこいい! 映画の撮影などにも使用されている、MATRICE 600
ドローンでの動画・写真撮影は、国内ではまだまだ法的な整備も進んでいるところで、一般的に浸透していません。しかし、スポーツ撮影、医療現場や人が行くことのできない場所での災害救助、その用途はまだ未知数です。
最近では日本初ドローン専門学校が開校されたところ。
将来のドローン・クリエーターの誕生にも期待したいところですね!
今回取材同行してくれた、ライターの成田さんも感想をくれました。
ドローンという無機物の機械を遠隔操作して撮影した写真は、想像を超えてとても美しく、臨場感があって有機的でした。人が行けないような際どいスポットの撮影や、実際に一般の人達に手の届く価格帯であることで、未来の景色にドローンの存在がとても身近に浮かぶように感じる衝撃的な時間でした!
是非、展覧会に足を運んで、好きな写真を探してみてください。
写真撮影・文:洲本マサミ
同行取材:成田映子
【展示会情報】
空撮動画/写真展
「Perspectives by SkyPixel in Tokyo ─僕は空からの眺めが好き」
主催:DJI JAPAN 株式会社
(DJIホームページ:http://www.dji.com/ja)
スペシャルサイト:http://www.tokyo.skypixel.com
会期:2016年8月10日(水)〜21日(日)12日間開催
11:00AM〜7:00PM(最終日8月21日(日)は6:00まで)
会場:表参道ヒルズ スペース オー(東京表参道ヒルズ 本館B3F)
入場:無料
提供写真:SkyPixel
オンライン空撮動画/写真コミュニティサイト「SkyPixel」