夢のねこバス乗車…動く飛行船も!六本木ヒルズで開催!
ヤバすぎると大評判の『ジブリの大博覧会』
待ちに待った『ジブリの大博覧会』が、東京の六本木ヒルズ展望台東京シティビューにて、始まりました。
スタジオジブリの作品、「風の谷のナウシカ」から最新作「レッドタートル ある島の物語」までの軌跡を振り返る同展。
ジブリの30年間が詰め込まれた公開時のポスターや宣伝物を中心に、秘蔵資料を含んだ約3000点もの記録を展示。
ジブリ好きはもちろん、ジブリを知らない人はこの展覧会を見てから作品を観る、というのもまた違った楽しみ方ができそうです。
実際にぜひ、足を運んでほしいので出し惜しみをしながら展覧会の模様をレポートしたいと思います。
まず入り口には歴代作品のポスターがズラ〜リ!!
ジブリ好きにとってはここで既に涙が出そうになります。
その作品を凝縮して語ってくれる1枚のポスターが並ぶだけで圧巻です。
次に、「レッドタートル ある島の物語」の原画などが並びます。この作品は日仏合作のアニメーション映画として話題を呼んだ、ジブリ初の海外との共同製作。オランダ出身のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが原作・脚本・監督を手がけ、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞を受賞しています。
物語は、嵐の海に放り出された一人の男が、ウミガメなどが暮らすとある無人島に流れ着く話。
海や森、自然に囲まれた島が描かれ、とても美しい。
その後は宣伝用ポスター、新聞広告やタイトル文字など、各作品の資料がたくさん展示されています。
糸井重里さんと、鈴木敏夫プロデューサーとのコピーを決める時のFAXのやりとりも。
妥協のないこだわりが感じられます。
カウンターにトトロが!
ポスターによって画が違ったり、キャッチコピーが違ったり。下絵などの秘蔵資料も展示されています。
どれも見たことがあるのだけれど、少し違うだけで印象がまったく異なってくるのも面白い。
「生きる」というコピーが多く使われているジブリ作品の中。
「風立ちぬ」の〝生きねば。〟も一言にも関わらず、力強く印象深いコピーでした。
鈴木Pが筆を走らせた数々の名言やタイトルコピー。
関連グッズのコーナーでは、ぬいぐるみや模型、Tシャツなどかなりのお宝たちが並んでいます。
もちろん、「お手を触れないでください」と注意書きが書いてありました。ですよね……。
天井からぶらさがる「崖の上のポニョ」のポニョのぬいぐるみ。
そして次に進むと現れたのが、ね・こ・バ・ス!!
「となりのトトロ」に出てくる不思議なバスですね。
もう、これは素晴らしき撮影スポットでしょう。もちろん、中に入って写真撮影ができます。
中はフカフカです♡ 行き先は「六本木」。
最後は、ジブリといえば、な空飛ぶ機械の模型たちの展示。
テンションMAXです。何せ動くんです、飛行船が!!!
「天空の城ラピュタ」で出てくる飛行構造物が、上下しながらゆっくり動きます。
また、東京シティビューに隣接するカフェ&レストラン「Museum Café & Restaurant THE SUN & THEMOON」のCafé Area THE SUNでは、『ジブリの大博覧会』の開催を記念したオリジナルメニューがいただけます。
こちらもぜひ、チェックしてみてください♩
「天空の城ラピュタ」でおなじみの目玉焼きトーストと肉団子スープ。
とにかく夢のような世界だった展覧会。レポートできてない展示物もたくさんあるので、それは行ってからのお楽しみ! 余談ですがプロデューサーである鈴木敏夫氏の著書、「ジブリの仲間たち」(新潮新書)には、作品それぞれの宣伝について書かれています。こちらを読んでから展覧会に行くとより楽しめるのでおすすめです。
この展覧会は、直前で一般入場料が2300円から1800円になりました。
これは、鈴木プロデューサーが、「映画と同じ料金で展覧会を楽しんでほしい」ということで変更になったそうです。
そんな思いがこもった同展は、現在すでに開催中で9月11日(日)まで。
会期中は無休です。
文・広瀬蒼乃 写真・丸山順一郎
【情報】
展覧会名:ジブリの大博覧会〜ナウシカから最新作「レッドタートル」まで。
開催期間:2016年7月7日(木)〜9月11日(日)会期中無休
営業時間:10:00〜22:00(最終入場21:30)
会場:六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー
入場料:一般1800円、高校大学生1200円、4歳〜中学生600円、シニア(65歳以上)1500円