日本初上陸のART BATTLES TOKYOをレポート!
ニューヨーク発祥のアートパフォーマンスを競うイベント 「ART BATTLES」が日本に初上陸し、2016 年 10 月 28 日(金)に伊藤忠シーアイプラザ特設ステージで行われました。
なんと審査員には、「ART BATTLES」創設者のショーン・ボノ氏、「ART BATTLES」歴代最高の5度の優勝を誇るPESU-ART氏、デザイナーのコシノジュンコ氏、当サイト「girls Artalk」の代表を務める新井まるが登場しました。
左から、ショーン・ボノ氏、PESU-ART氏
コシノジュンコ氏
新井まる氏
さっそく、白熱の戦いが繰り広げられた当日の様子をレポートしたいと思います!
★もっとアートを身近に感じられる「ART BATTLES TOKYO」!
これまでに世界7か国で、次世代を担うアーティストの発掘や、アートを身近に楽しんでもらうことを目的として開催されてきました。初上陸の東京では8名のアーティストが一斉にステージ上に並べられたF40サイズのキャンバスにアクリル絵の具を使用して、制限時間60分以内に作品を完成させます。
作品の評価だけではなく、完成までのパフォーマンスやオーディエンスの反応までを踏まえて優勝者を決めるイベントです。
パフォーマンス方法もそれぞれ!キャンバスを床に置いて手と足を自由自在に動かして描いたり、会場に流れる音楽に合わせて踊りながら描いたり…。自由でパワフルなパフォーマンスと繊細なアートの融合が見れるのも当イベントの醍醐味です。
大小さまざまな刷毛を使ったり、手のひらや足の裏を使って描いたりと、道具も様々でした。
60分間という制限時間の中で、どんどん変化するアートに、会場のオーディエンスも想像力を膨らませながら観戦し、テンションも徐々にヒートアップしていました。
アーティストとオーディエンスの一体感が楽しめるのも「ART BATTLES」が世界中で支持される訳かもしれません。
★いよいよ表彰式!
60分間のパフォーマンスが終了し、会場のオーディエンスによる歓声の盛り上がりと審査員による審査から、第一回ART BATTLES TOKYOのベスト3が発表されました。
第3位 Tomo
アクションペイントが特徴のTomo氏は、60分間のパフォーマンス中に、ステージ上でダンスパフォーマンスやキャンバスを様々な場所に動かしながら描くなど、最も激しい動きをしていたアーティストと言えるでしょう。作品は2つの視点を意識しており、壺と人を描きつつ、生と死を表現していました。
第2位 山本勇気
60分間で最も絵に変化が多かったアーティストでした。自画像を描いたというTomo氏は、パフォーマンス開始直後に描かれた赤ちゃんの絵が、最後は骸骨になって終了するという衝撃の作品に…。生まれた瞬間から死ぬ時まで絵を描き続けるという意気込みを、キャンバスに表現していました。
第1位 silsil
「音楽が良い感じだったので、ノリノリでした!」というsilsil氏は、パフォーマンス中も終始笑顔を浮かべながら会場を盛り上げていました。明るい色使いが中心で、「世界中の女の子が元気になるように、くるくる表情を変化させた」という作品は、色気のある表情や可愛くてエモーショナルな表情など、60分間で女の子の面白さが伝わるパフォーマンスと作品に仕上げていました。
今回優勝したsilsil氏には、副賞として、今回イベントを開催した会場である伊藤忠青山アートスクエアでの最大3日間の個展開催権が贈られました。
同じ瞬間に、同じステージの上で、全く色の違うパフォーマンスと作品に出合える楽しさは、普段アートが身近でない人も楽しめる、特別な空間でした。
★当日の様子を動画でチェック!
なんと「ART BATTLES TOKYO」当日の様子は、FRESH! by AbemaTVにて生放送されており、アーカイブで見ることができるので、作品ができるまでのパフォーマンスをぜひご覧ください。
https://abemafresh.tv/ART-BATTLES-TOKYO