アートをもっと身近に楽しむためのWEBマガジン『girls Artalk(ガールズ・アートーク)』は設立3周年を迎えました。
日頃からの感謝と今後のアート界をもっと盛り上げていこう!という決意を込めてカルチャーフリーペーパ「Woolly」
の協力のもと記念イベントを開催しました!
会場ではそれぞれの作家性に富んだ個性溢れてる作品展示だけでなく、作家に習いながら自分だけのオリジナル作品が
出来上がるワークショップ。
さらにはモデレーターとしてアートテラー・とに〜氏が登壇していただき、girla Artalkでイラストコラムを連載して
いるeveさんやライター陣を迎え、日頃から巡る美術館の展覧会についてなどリアルなアートークが炸裂しました。
そして、最後にはスペシャルゲストA.Y.AさんによるLIVEが開催されました。
今回、5月7日(土)東京・代官山ALにて盛り沢山な内容で行われたイベントをレポートします〜!
壁面には淡い色彩でありながらも少女たちの少し妖艶な表情から目が離せない浅野舞子さんによるイラストレーション
作品や、ポップアートとタイポグラフィが交差し、独特の世界観を表現しつづけ、「新言語」を生み出す田代敏朗さん
の作品。そして、デジタルコラージュを用いて自由に表現する16歳の若手ホープ神谷萌稲さんの作品…
こちらは神谷萌稲さん。
展示風景。
展示風景。
そして、eveさんによる可愛らしくポップでありながらも女性が持つダークさが伺えるイラストレーション作品や、
たくさん咲いているカラフルな紙の花で見るものを楽しませてくれる金谷裕子さんのインスタレーション。
こちらはeveさん。
こちらはeveさんの作品。
こちらは金谷裕子さんの作品。
そして本イベントのDMを手がけた多方面に活躍中の黒木仁史さんのイラストレーション作品など…
会場に一度足を踏み入れると様々な作品表現に出逢うことできる素敵な空間になっていました。
また、展示とともに杉山三さんと金谷裕子とともに開催されたワークショップでは、作家に習いながら自分だけの
オリジナル作品ができあがります。
こちらは杉山三さんによる「紙オルゴールで奏でる、自分の『名まえ音楽』」のワークショップ。
紙巻きオルゴールとは専用の五線譜紙に穴をあけた紙を通すと、穴をあけた通りに音を奏でるオルゴールのことです。
紙の好きな箇所に穴をあけて作曲できるのはもちろん、『自分の名前』や『好きなことば』のかたちに穴をあけると、
世界にひとつだけでのあなただけの音楽がうまれます。
杉山講師による丁寧な指導のもと専用パンチを使った穴の開け方や、紙から音が奏でられる方法までの流れを一通り
習い、それに習って自分の名前をひらがな、カタカナで下書きし、パンチで穴を空けて専用のオルゴール機械を
通すと、一枚の紙からは想像のできない音から響き渡ります。
自分の名前が音を奏でて聴くことができる喜びに加え、どんな音になるのか?仕上がりをイメージして制作する過程
にも面白味が感じられるのではないかと思います。
そして、こちらは金谷裕子さんによる「オリジナルトートバッグを ”私の色” にペイント・カスタムしよう!」の
ワークショップ。
girls Artalkの3周年を祝して金谷さんとのコラボレーションで実現したグッズのトートバックに、洗っても落ちない
塗料や鮮やかなリボンやビーズを縫い付けてオリジナルをカスタムしていきます。
参加された皆様、不思議と無言になってしまうほど真剣に黙々と作業に取り組んでいました!
途中、「ワークショップはみんなそれぞれの性格が反映されるから面白い!」という金谷さんの言葉の通り、
様々な色を塗ったり、一色で眈々と塗ったり、模様以外に自分で付け足したりとまさに十人十色!
それぞれの個性に富んだ世界に二つとないオリジナルのバックが出来上がり、アートのお土産を持ち帰られる喜びに
皆さん顔がほころんでいます。
ワークショップが終わった後はモデレーターとしてアートテラー・とに〜氏に登壇していただき、girla Artalkで
イラストコラムを連載しているイラストレーター・eveさんやライター陣を迎え、日頃から巡る美術館や展覧会などに
ついて、まるで『恋のから騒ぎ』のように様々な議題で独自の視点を交えながら、繰り広げられるリアルなアートーク
が炸裂しました。
『この美術館のこんなところが好き。』では1位には三菱一号館美術館が輝くほかに、『昨年に開催された展覧会』では
村上隆という作家自身に触れられる五百羅漢図など。
それから「美術館のこうあったらいいのに!」というてテーマでは会場に足を運んでいた美術館の学芸員さんとの
熱いバトルが繰り広げられるなど…会場を沸かせた場面もあり、とても充実した内容でした。
最後にはスペシャルゲストA.Y.Aさんによるアンビエントサウンドで会場が一体となりました。
自在に機材を操りながら8小節の打ち込みをリピートし、途中自身の歌声をサンプリングさせ、艶美な歌声でオリジ
ナル楽曲とブリトニー・スピアーズの「toxic」のカバーを披露しました。
LIVE後はさらに1時間の交流時間を設け、girls Artalkの3周年記念イベントは幕を閉じました。
girls Artalkは4年目に突入します。
これからも「アートをもっと身近に!」をモットーに躍進しつづけていきたいと思います。