『アーティストと〇〇してみたいっ!』をより楽しみたいっ!#8
ARTalk代表の新井まるさんが今一番会いたいアーティストと、やってみたいことをするPodcast番組『アーティストと〇〇してみたいっ!』。その見届け人を務めているアートテラー・とに~です。
今回のゲストは、新里明士さん。「光器(こうき)」という、白磁に無数の穴を開け、その穴に透明の釉薬を埋め込んで焼成する唯一無二のシリーズで知られる陶芸界のトップランナーです。今回はそんな新里さんの岐阜県のアトリエにお邪魔し、収録させて頂きました。その端正でスタイリッシュな作風から、なんとなくは予想していましたが、いや、その予想を越えてくるほどにオシャレなアトリエでした。収録中、ずっと北欧にいるような気分でした。ちなみに、新里さんご本人は、「作品と違って、私生活はずぼらですよ」とご謙遜されていましたが、お借りしたトイレの中で、袋から取り出された大量のトイレットペーパーがびっしりと綺麗に並べられた光景を目にした際に、「几帳面じゃん!」とナチュラルにツッコんでしまいました。
さて、番組の後半では、新井まるさんが「光器」作りにチャレンジ!新里さんの直接指導のもと、新里さんが実際に制作で使用しているドリルを使って、器に穴を開けていきます。初めての穴開け体験に、最初は躊躇していた新井さん。穴があったら入りたい結果になったのか。それとも、虎穴に入り虎子を得たのか。果たして、その出来栄えはいかに!?
新里さんの大学時代のエピソードと併せて、お楽しみください!
【Profile】
新里明士(Akio Niisato)
1977年、千葉県生まれ。 早稲田大学第一文学部哲学科中退後、2001年 多治見市陶磁器意匠研究所修了。 現在、岐阜県を拠点に活動。 ろくろで成形した白磁の生地に穴を開け、穴の部分に透明の釉薬をかけて焼成することで光を透過した文様が浮かび上がる「蛍手(ほたるで)」と呼ばれる技法を用いた現代的なデザインで国内外の注目を集める。
主な受賞歴 2005年イタリア ファエンツァ国際陶芸展 新人賞、2008年パラミタ陶芸大賞展 大賞、国際陶磁器展美濃 審査員特別賞、2009年菊池ビエンナーレ 奨励賞、2014年MOA岡田茂吉賞 新人賞、2020年度 日本陶磁協会賞受賞など。
【フルバージョンの音声はこちらからお聴きください】
#8 陶芸界のトップランナー・新里明士さんと、穴あけ体験をしてみたいっ!
こちらが新井さんが穴あけ体験をさせていただいた、新里さんとの共作の盃。プラネタリウムのような雰囲気です。
【Podcast番組について】