『アーティストと〇〇してみたいっ!』をより楽しみたいっ!#16
ARTalk代表の新井まるさんが今一番会いたいアーティストと、やってみたいことをするPodcast番組『アーティストと〇〇してみたいっ!』。その見届け人を務めているアートテラー・とに~です。昨年の配信以来、すっかりご無沙汰しておりました!
さて、2024年の初回を飾る記念すべきゲストは、国内外で第一線で活躍する現代アーティスト・青山悟さん。シンガー社の工業用ミシンを用いて、刺繍で作品を制作する唯一無二のアーティストです。
そんな青山さんの国内の美術館では初となる大規模展覧会が現在、目黒区美術館にて絶賛開催中!それを記念して、展覧会場の一角となる公開制作スペースにて、一般来場者がフラッと参加可能な状況下で公開収録させて頂きました。音声だけでは多分…いや、ほぼ間違いなく伝わらないでしょうが、配信で是非その臨場感をお楽しみいただければ幸いです。
ちなみに。
青山さんと僕とはほぼほぼ初絡みだったものの、歳がそこまで離れていなかったこともあり、意外にもお互い打ち解けられました。そしてなぜか、美術談義よりも音楽談議に花を咲かせました。
本編では泣く泣くカットしましたが、実は、青山さんは高校生時代にガッツリとコピーバンドをしていたそうです。それも、キーボードで。
また、その流れで、意味深な展覧会コピー“永遠なんてあるのでしょうか”は、THE BLUE HEARTSの歌詞を意識したものなのか質問してみたところ、「意識していなかったけど、指摘されてみたら確かにそうかもね」とのお答えを頂きました。さらに、これも泣く泣くカットしましたが、世代的に青山さんが当時ハマったのは、THE BLUE HEARTSよりも、BOØWYやBUCK-TICKだったそうです。というわけで、同世代の方は特にシンパシーを感じる回といえましょう。
なお、くしくも、どのバンドも今は当時の姿を留めていないようですね。永遠なんてあるのでしょうか?
青山悟(Satoru Aoyama)
1973年東京都生まれ。工業用ミシンを用い、近代化以降、変容し続ける人間性や労働の価値を問いながら、刺繍というメディアの枠を拡張させる作品を数々発表している。ロンドン・ゴールドスミスカレッジのテキスタイル学科を1998年に卒業、2001年シカゴ美術館附属美術大学で美術学修士号を取得。近年の主な展覧会に、「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」(森美術館、東京、2023)、「Re construction 再構築」(練馬区立美術館、2020)、「The Lonely Labourer」(ミヅマアートギャラリー、東京、2019)、「Unfolding: Fabric of Our Life」(Center for Heritage Arts & Textile, 香港、2019)など。
【フルバージョンの音声はこちらからお聴きください】
#16 青山悟さんと、刺繍をしてみたいっ!
下記が新井まるさんがチャレンジした刺繍。新井さんが飼っている猫をモデルにしたのだそう。
「ミシンの扱いがかなり難しく苦戦。子猫のふわふわ感を線で表現できるようにがんばりました」(新井)
【展覧会情報】
青山悟 刺繍少年フォーエバー
SATORU AOYAMA : A Boy Who Sews Forever
会期:2024年4月20日(土)~2024年6月9日(日)
休館日:月曜日 *ただし、4月29日(月・祝)・5月6日(月・休)は開館、4月30日(火)・5月7日(火)は休館
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
会場:目黒区美術館
東京都目黒区目黒二丁目4 番36 号
【Podcast番組について】
そんな青山さんの国内の美術館では初となる大規模展覧会が現在、目黒区美術館にて絶賛開催中!それを記念して、展覧会場の一角となる公開制作スペースにて、一般来場者がフラッと参加可能な状況下で公開収録させて頂きました。音声だけでは多分…いや、ほぼ間違いなく伝わらないでしょうが、配信で是非その臨場感をお楽しみいただければ幸いです。