私が、神コスプレイヤーを描く理由とは? 山本大貴×近衛りこ 対談
この、ひと目みて惹きつけられてしまう絵画は、2022年1月から千葉県立美術館で個展を控える、写実界のホープ山本大貴さんによるもの。作品のモデルを務めるコスプレイヤー/モデルの近衛りこさんと、山本大貴さんに、元吉本芸人で現在はアートを面白おかしく伝えるアートテラー・とに〜さんが、制作の裏側〜普段聞けないプライベートまで迫ります。
「美人画」を超え、「イコン画」へ
二人は神と信者の関係?!
アートテラーとに〜(以下とに〜): 二人はどうやって出会ったんですか?
近衛りこ(以下近衛): 造形作家の池内啓人さんのガジェットを私が装着して、制作した写真集がありまして、それを山本さんが見てくださったんです。
山本大貴(以下山本): 池内さんのTwitterでその作品を知った時、一瞬で釘付けになりました。直感的に「これはコンタクトを取らなければ!」って。
とに〜: 一瞬で「描きたい」っていう感情に?
山本: 「描きたい」というより「尊い」っていう感情、あれはもう一目惚れです。
近衛: だからでしょうか? 山本さんとの間には壁がありますよね。
とに〜: 今日も近衛さんと全然目を合わせない。
山本: 直視できないんです。最初の頃、近衛さんのことを「近衛さま」って呼んでいたぐらいですから。
近衛: まさか「さま」と呼ばれているとは(笑)。
とに〜: 崇めている感じですね。
山本: その表現は的を射ています。私の作品は度々「現代の美人画」と称されますが、近衛さんを描くことは自分にとって「美人画」という次元を超えて、イコン、まさに聖像なんです。今つい「近衛さん」って言っちゃった。
近衛: 山本さんなりのお気遣い、ありがとうございます。
山本: モデルさんは自分にとって崇高な存在です。手が届かないどころか、触れることすらできない存在。神に対する気持ちに近いですね。それってかつて画家たちがイコン画だとか宗教画を描いた動機と同じものなのだと思います。今はネット上にたくさんの「神」がいて、アイドルの存在というのは、ファンにとってはまさに「神」。もちろん、ファンのマインドはさまざまだと思いますが、僕の場合は昔の宗教画にあったような構造を再現していきたいんです。あくまでも僕自身の神を描きたい。もちろん、それが結果的にファン共通のイメージとして二次的に共感してもらえると嬉しいですけど。
とに〜: 布教したいわけではないのね。
山本: あくまでも私個人の「描き止めたい」という欲求。崇高な存在である神をこちら側の世界に召喚し、絵画という実体としてなんとか降りたってもらいたい……そういう気持ちです。ちょっと言い過ぎかもしれないですが、とにかく異世界の存在なんですよ。他のモデルさんの場合もそうなんですが、多分、近衛さんに対する捉え方はこのままずっとそのようなものである気がします。
近衛: だから継続して素晴らしい作品が描けるのでしょうね。
山本: でも、近衛さんのことはまだ全く描き足りていません。ネット上でいろんな写真家の方が近衛さんの写真をアップしていますが、いろんな目線で撮られていて、それぞれが断然魅力的だと感じてしまいます。特に、やすいきしょうさんが撮る近衛さんは、すごく良い部分を切り取っていて、「ここ、ここ!」っていうポイントが至るところに散見出来ますね。
とに〜: ズバリ山本さんが感じている近衛さんの魅力って何ですか?
山本: それが言葉にできるようなら、画家じゃなくて作家になってます。耳だとか顔だとか、パーツを取り上げて言い表せるほど簡単なものではないし。うーん、なんというのか、透明感……。
近衛: すっかり褒め殺されています(笑)。
山本: 近衛さんの活動方法や在り方が、いわゆる既存のアイドル像とは違いますよね。一言では言い表せないというか。
近衛: 私自身もよくわからないんです(笑)。文章で肩書きを提出しなきゃいけない時は、「モデル、コスプレイヤー」って書いてます。でも本当はモデルでもコスプレイヤーでもない気がして。なので、募集中です! 第三者の方が決めてくれる方がありがたいです。
《Standing Figure (feat,IKEUCHI Hiroto)》P100号 パネル、油彩 2020年
来年の千葉県立美術館のポスタービジュアルにも使用されている
とに〜: どういう経緯で今のような活動を?
近衛: そもそも私はすごくオタクでして、アニメや漫画やゲームが大好きで。それで中3の時アニメのコスプレをして、あるイベントに遊びに行ったんです。そしたら気付いた時には大勢の大人達に囲まれていて……(笑)。その時のご縁で撮影会など、いわゆるモデルっぽい活動をするようになりました。
とに〜: 山本さんと会う前に、画家のモデルになったことはあるんですか?
近衛: いえ、初めてです。山本さん以外、いません。
とに〜: オファーが来た時、どう思われました?
近衛: 嬉しかったです。ちょうど私がオファーをもらう少し前に、Twitterで山本さんの絵がすごくバズっていたんです。だから、オファーをもらった時、「あ、この絵見たことある!」って。
山本: 良かった……。今の時代に画家ってイメージとしてなんとなく得体のしれない、胡散臭い職業じゃないですか?
近衛: 確かに普通に暮らしていたら、なかなか出会わない存在です。でも山本さんは胡散臭くないですよ。
山本: バズったことが一つの説得力にはなりましたよね。
近衛: いえ、それは作品を拝見したらわかることなので。素人目で見ても山本さんの絵が素晴らしいってことはわかります。だからもし山本さんのことを知らなくても、オファーは受けたと思いますよ。
山本: ありがとうございます。SNSの時代の恩恵ですね。近衛さんと知り合えたのもTwitterだし、相互にやりとりも出来る。既存のアイドルだったら、ファンは一方的に享受するのみでした。でも、今は、双方向的にコラボレーションが可能になる時代なんです。2010年代仕様のものづくりの在り方ではないでしょうか。
画家は唯一無二のプリンター
とに〜: 写真に撮られるのと絵に描かれるのとでは、どんな違いがありますか?
近衛: ハッキリとはわかりませんが、山本さんの絵って、現実と絵の間に何かが一枚在るような気がします。山本さんのスタイルは写実で、写真から絵に起こしていくというものですけど。
とに〜: モデルになった時、画家の目というのを感じました?
近衛: はい、すごく感じました。これまで4、5回撮影してくださっていますが、山本さんは画家さんなのに撮影への向上心がすごく強くて(笑)。前回ライティングのソフトを使ったり。
山本: ライティングシミュレーションソフトですね。画家にとってもかなり使えるんです。パソコン上のアプリケーションソフトで、「ここに置くと、こういう風に陰影がつく」みたいなことが直感的に出来るんです。こういったソフトがもっと作られてほしい(笑)。
近衛: 山本さんの撮った写真をその場で見せてもらうと、その時点でもう山本さんの絵になっているんです。
とに〜: 「じゃあ写真でいいじゃん」ってことにはならないの?
近衛: そうじゃないんです。そこに一枚山本さんの世界が挟まることで、写真じゃなくてやっぱり絵の世界になるんです。
山本: 最近、8割は写真家の仕事なのかもしれないと思っていて。ただ残りの2割は間違いなく画家の仕事として重要な意義を持つんです。そこは絶対大事なところ。
とに〜: 5:5じゃなくて、8:2なわけね。
近衛: 結構多いですよ、8は!(笑)
山本: 仕事量としては8割撮影や編集。でも後の2割がめっちゃ濃い。そこにはやっぱり画家としての矜持みたいなものがありまして。「絶対に絵じゃないとダメだ」というエッセンスが、その2割に込められているんです。
近衛: それは確かに感じます。
山本: 油絵の醍醐味として、まずは物質性があります。写真はどれだけ素晴らしいものでも、出力されたものは均一の質感で、カメラやプリンターの性能で画質が決まります。もちろん重要なのは内容であって、ポイントがそこではないにせよ、です。絵画においては、画家自身が世界で唯一のプリンターになるわけです。しかも既製のインクではなくて、無限の色数の中から自ら調合したオイルと絵具で自分だけの色を導き出す。それに油絵には特有の物質感があります。コッテリとしたその物質感自体が、自分にとってはとても美しく感じられるのです。物質感というのはアナログ絵画の欠かせない魅力の一つですね。人生をかけて磨いてきた印刷能力を用いて、時間をかけて出力していく。そこから生み出されたイメージは、写真では表現できない物質としての魅力を提示できるんじゃないか。そういう可能性を追求するために、僕はやはり絵画という表現に拘っていきたい。
近衛: 言語化が難しいんですけど、画家としての2割という部分に、山本さんならではのテイストやスキル、感情などが乗っているんだと思います。そこが写真とは違う、山本さんの作品の魅力だと感じます。私が撮ってもらっている写真にもいろんな種類がありまして、撮影によって全然違う心持ちで挑んでいるんです。カメラマンとモデルは、心身ともにわりと近い距離感にいると思うので、山本さんの少し距離をとったスタンスというのは、写真とはまた違った魅力を引き出しているような気がします。
《Aeolian Harp》P100号 パネル、油彩 2017年
過不足なく描きたい
とに〜: 山本さんのモデルをする時、近衛さんは演じているんですか?
近衛: そうですね。あまり演じているつもりはないですけど。山本さんの撮影はあんまり撮影だと思ってなくて(笑)。さっきの宗教画の話じゃないですけど、多分、撮影の時点で山本さんの中でイメージがすでに出来上がっていて、そのイメージを撮影中に伝えてくれるんです。だから私は、ただそれをやるだけ、みたいな。撮影の時点で山本さんは、すでに絵を描いてるというか……。
とに〜: 近衛さんを描いていて、一番難しいパーツってどこですか?
山本: モデルさんによって、確かに難易度の違いってあるんですが、近衛さんは、実はいつも苦心して描いてます(笑)。いまだに特徴を見切れていなくて、その描きづらさが結果的に僕のデッサン力を鍛えてくれているんです。
近衛: 苦しまずに描ける方もいますか?
山本: 「あれ、描けちゃった!」っていう方もいます。パーツが特徴的で掴みやすいということかもしれませんね。
近衛: 他のモデルさんの作品は視線が正面や、こちら側を見ていないことが多いと思うんですけど、私の場合は結構見ている作品が多いですよね。それはなぜですか?
山本: 目線というのは、描く上で重要で、自分とモデルさんとの距離感を露骨に表現するものです。目線ってすごく攻撃力があるんですよ。基本的に自分は人の目線に耐えられないのですが、近衛さんの目線は不思議と痛くない。さすがに実際に直視はできないんだけども、写真で撮る時に、カメラ目線をサッと送ってくれても、あんまり攻撃的じゃないというか。それは、近衛さんのプロ意識の表れなのかもしれないけれど。大きな器量を持って目線を送ってくれてるので、耐えられるんです。近衛さんのコミュ力って、本当にすごいんですよ。
近衛: 耐え忍んで描いてくれたんですね。ありがとうございます(笑)!
とに〜: 攻撃的な人もいるの?
山本: 攻撃的というより、強すぎるというのかな。なんらかのパワーを持ってグサッと来るので、「アッ!」ってなっちゃう(笑)。目ってものすごく強いモチーフなので、そのまま描くと絵の中で浮いてしまう。ちょっと弱めに描くぐらいがちょうどいい。目というパーツを私たちは日常的に実によく見ているんです。だから、ちょっとしたズレだとか、微妙なデッサンの狂いとかにすぐ気づいてしまう。コツとしては、気持ち弱く描く。あんまり目を描きすぎないようにはしていますね。
近衛: 私を描く時、他にどんな点で苦労しますか?
山本: 近衛さんの存在感は一筋縄じゃ行きません。さっき僕が「言葉に表せない」と言った近衛さんの魅力が、多分そこにあるんですよ。一様に描き表せない造形美を持っていると思う。
近衛: 私、顔が左右非対称なんです。だから、角度によって全然顔が違って見えるみたい。カメラマンにもよく言われます。「全然上手く撮れない」とか「めちゃくちゃ撮るの難しい」って。あと、鼻が高いから顔に影が出来ちゃったりします。
山本: あんまりパーツで語りたくないんだけど、描くときに苦心するのは、目のバランスかもしれないですね。
とに〜: でも絵なわけだから、そのへん勝手にバランスを調整しちゃったりすればいいのに。
山本: 確かに。ただ、自分は全てを絵の中に再現したいタイプなんです。なんとかして、こっち側に神を降り立たせたい。そのために過不足なく描きたいという気持ちが常にあります。
とに〜: なるほど。
近衛: 神の話は別として(笑)、山本さんのそういう姿勢は結構感じています。出来上がってから見せていただくんですけど、左右の目の大きさが違うとか、目尻が上がってるとか、眉毛がこうなってるとか、ちゃんとそのまま描かれているんです。人間の黄金比として美しい、理想的な顔つきってあると思うんですが、そういうことでなく私の顔をそのまま描いてくださるのは、すごく嬉しかったです。変えられちゃうと「ああ、ダメだったか」ってなりますから(笑)。女性の中には、盛ってもらったら嬉しいという気持ちになる人もいるかもしれないけど、私はそのまま描いてもらえたのが嬉しかった。
山本: 今の時代って、いわゆる「かわいい」という概念がインフレ化している気がします。「盛る」という文化が一般化しているせいで、見えたままのものにリアリティを感じずに、「らしくない」と思ってしまったり。人工調味料マシマシのジャンクなものに慣れすぎているというか。いわゆる自然食的な素の状態が出てきた時に、「味薄い」とか、逆の違和感を持ってしまうんじゃないかと危惧を感じています。自分はどちらかというと自然派なので、全てをありのままに、過不足なく、盛らずに描きたい。果たしてネットの住民たちがそれをどうジャッジするのか、常に不安感はありますが。
近衛: 私の長いファンの方で、山本さんの作品を購入したくて抽選を申し込んだ人もいますよ。
山本: 逆に自分の昔からのファンが近衛さんに興味を持って、近衛さんをフォローしたりとか。そういうのは相互にありますね。
近衛: 嬉しいですね。面白いのは、そうやって来てくださった方が、やっぱり山本さん節なんですよ(笑)。
とに〜: どんな風に?
近衛: 私に対する感情の持ち方が山本さんと似てる。メールで送ってくれる感想とかが、すごく長いとか(笑)。いつも読んでほっこりしています。あと、お祈りとかしてくれるタイプの方も多いです。
山本: 「迷惑だろうなぁ」ってわかっていても、そうなっちゃうんですよ。
近衛: 中には宗教学者の先生がいらして、やっぱり「りこさま」って(笑)。「仕事がうまくいっているのも、りこさまのおかげです」って、お祈りを捧げてくださいます。
山本: 近衛さんのような次世代型のアイドルって、これからの時代の方向性を予見する方々だと思うんですよ。
とに〜: 昔、浮世絵で描かれていた町娘って、そうやって描かれることでさらに人気が出たっていうけど、それにちょっと近い気がするね。今は画像を介してということだけど。そのスタイルの令和版なのかな。
山本: そうだと思います。令和ロマンですよね。かつて大正時代に高畠華宵や竹久夢二といった画家がいわゆる「モダンガール」をモデルとした美人画を描き、大衆に愛されて一世を風靡しました。大正ロマンです。「美人画」という言葉はあまり使いたくないんだけど、それでも大正ロマンから続く美人画の文脈に、僕の絵画も成り立っているのかもしれません。
とに〜: 露骨な質問だけど、山本さんはモデルにしたい人と恋人にしたい人とでは、タイプは違うの?
山本: 共通するところはあるかもしれないけど、決定的に違うところがあります。単純に人としての好意だけで描こうとしても、自分にとってそれは不可能なんです。全く別の、作家としての目線がそこには存在しているので。あくまでも作り手の快楽的なテリトリーにフィットするかどうか。そういう謎ルールというか、感覚的なところがあるんです。
とに〜: ピカソとは違いますね。
山本: 真逆です!ピカソが20世紀の代表的な画家として君臨しているばかりに、私みたいな画家はなんだか肩身が狭くなっちゃうんですよ。
とに〜: ピカソのせいで迷惑していると(笑)。
山本: です。それはもう是非言いたい。自分みたいなタイプの画家もちゃんと21世紀に存在できるということを証明していきたいです。画家はピカソだけじゃない!! っていう。
《the Third Kind (feat.IKEUCHI Hiroto)》M12号 パネル、油彩 2017年
とに〜: 最後に、近衛さんにとって神という存在は何ですか?
山本: いらっしゃるんですか、そんな存在が…?
近衛: マインドは山本さんと似ていると思います。私の神はモーニング娘。OGの道重さゆみさんなのですが、奇跡が起きてプライベートで会える機会があったとしても、マジで会ったりしたくないです。先祖とかいるってことじゃないですか、道重さんにも。彼女を構成しているDNAの羅列があるっていうこと自体「すごい!」って思っちゃう。
山本: さらに上があるんですね……。地獄が何層もあるように、上には上が何層にも存在している。
近衛: 道重さんのことが好き過ぎて、私は歌って踊るアイドル活動はしませんでした。アイドルは道重さゆみさんという完成形が既にあるので、私は絶対に出来ないんです。
山本: 尊いです!その判断は。
近衛: だからマインドは一緒なんです、山本さんと。
とに〜: お笑いが好き過ぎてその世界に行った自分は、なんて尊くないんだと恥ずかしくなりました。
近衛: でもそういう人って魅力的ですよ。思考し過ぎるのは悪い癖とも言えるし。やりたいことにスッといければ、一番素敵ですよ。そういう人間が多くあるべきです。
とに〜: 神の教えを、ここに聞きました(笑)。
山本: 近衛さんのその考えもわかる!
とに〜: どっちだよ!(笑)
山本: 信者なんて、そんなもんです。
近衛: 全肯定してくれるんですよね(笑)。
とに〜: 今日の話は、画家とモデルの対談としてすごく貴重な話だと思います。神と信者、こういう関係性があるというのはとても興味深かったですね。
来年1月から千葉県立美術館で山本さんの個展が開催されますが、近衛さんも行かれますか?
近衛: はい、是非。
とに〜: 近衛さんをモデルにした作品は何点出品するんですか?
山本: 4点ですね。本展のメインビジュアルにもなっています。
とに〜: その中で是非見て欲しいという作品を、 せっかくなので神に選んでもらいましょう。
近衛: ポスターになっている絵(《Standing Figure (feat,IKEUCHI Hiroto)》)。あの作品、すごく好きです。山本さんがおっしゃったように、油絵の質感は実物を見ないと感じられないので、皆さんに是非見ていただきたいと思います。
山本: 今日はどうもありがとうございました。近衛さんにこれだけのお時間を頂くってすごいことなんですよ!作家冥利に尽きます。
とに〜: 山本さん、結局最後まで近衛さまと目を合わさなかったね(笑)。
聞き手=アートテラー・とに〜
文=㓛刀知子
写真=北条威一郎
編集=新井まる
【Profile】
山本大貴(Hiroki Yamamoto)
写実画家。1982年千葉県生まれ。2007年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業(卒業制作優秀賞受賞)。第83回白日会展初出品、白日賞受賞(10年富田賞受賞)。2009年同大大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。2011年第46回昭和会展優秀賞受賞。現在白日会会員
twitter:https://twitter.com/SILVE05
instagram:https://www.instagram.com/hirikoyamamoto/
近衛りこ(Riko Konoe)
モデル、コスプレイヤー。新潟県生まれ。
趣味はAV鑑賞とテクノミュージックを聴くことで、特技は歯磨きです。
Twitter:https://twitter.com/ko_no_e
Instagram:https://www.instagram.com/ko_no_e
アートテラー・とに〜(Tony)
1983年生まれ。千葉大学法経学部法学科卒。元吉本興業のお笑い芸人。
芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」に転向。
現在は、美術館での講演やアートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など幅広く活動している。
Podcast「そろそろ美術の話を…」:https://sorosoro-art.vercel.app/
blog : https://ameblo.jp/artony/
協力:
東洋文庫ミュージアム内 オリエント・カフェ
produced by 小岩井農場
東京都文京区本駒込2丁目28番21号
公益財団法人東洋文庫内
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《静寂の声》F100号 パネル、油彩 2010年