【今週のおすすめアート】
フランス人映画作家アニエス・ヴァルダ個展「Bord de Mer」開催中 @ BLUM & POE 東京
〜girls Artalk的◆おすすめポイント〜
◆フランスを代表する映画作家・ヌーヴェルヴァーグの母とも呼ばれるアニエス・ヴァルダの個展「Bord de Mer」が、6月12日から8月4日の期間で、BLUM & POE 東京にて開催されてます。
◆本展は、2009年に公開された映像インスタレーション「Bord de Mer」という過去、永続性、現在、3つの異なる時間尺を描いた作品を中心に構成されています。1950から60年代に制作されたヨーロッパの街角を背景に、ヴァルダの偏愛的モチーフ「猫」への眼差しを捉えたヴィテージ・プリントも展示されます。
◆ヴァルダさんはフランス映画シーンで先駆的作品を創出し、ヌーヴェルヴァーグの母とも呼ばれています。数多くの映画作品を手がけてきた彼女は、2003年に、アーティストへ転身。時間、空間などを表現する立体作品やインスタレーションを作成しています。
【開催概要】
アニエス・ヴァルダ「Bord de Mer」
会期:2018年6月12日(火) 〜8月4日(土)
会場:BLUM & POE (東京)
企画:オリヴィエ・ルノー・クレモン
【アーティストプロフィール】
フランス・パリを拠点に活動。2014年、ロカルノ国際映画祭にて、名誉豹賞を受賞。2015年には、カンヌ国際映画祭名誉賞を受賞し、2017年には第90回アカデミー賞名誉賞を授与された。これまでに、イクセル美術館 (2016年、ブリュッセル)、ポンピドゥー・センター (2016年、パリ)、シカゴ大学 Reva and Logan Center Exhibitions (2015年)、ロサンゼルス・カウンティ美術館 (2014年)、アンダルシア現代美術センター (2013年、スペイン・セビリヤ)、CAFA美術館 (2012年、北京)、セラルヴェス現代美術館 (2009年、ポルトガル・ポルト)、ハーバード大学カーペンター視覚芸術センター (2009年、マサチューセッツ州ケンブリッジ)、カルティエ現代美術財団 (2006年、パリ) といった数々の展覧会を開催。また、第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ「ユートピア・ステーション」 (2003年)にも参加している。その作品群は、ポンピドゥー・センター、カルティエ現代美術財団、ロサンゼルス・カウンティ美術館、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。
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バナー画像は、Agnès Varda, Bord de Mer, 2009, digital HD projection, Blu-ray aspect 16:9 color/sound, video, projection, sand Total running time: 1 minute, looped, 243.8 x 304.8 x 292.1 cm