【今週のおすすめアート】
菅 木志雄さんの写真、映像作品展「写真と映像」開催 @ 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
〜girls Artalk的◆おすすめポイント〜
◆菅 木志雄さんの写真、映像作品の展示会「 写真と映像」が、8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて、5月30日から6月25日の期間で開催されます。
◆本展では、菅さんの写真と映像作品およびアクティヴェイションのドキュメント映像が展示、上映されます。また、8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryの他、小山登美夫ギャラリーにて個展「広げられた自空」、GINZA SIXにあるアートギャラリー、THE CLUBにおいても、個展「放たれた縁在」が開催されます。
◆菅さんは、「もの」と「もの」、「もの」と「場」、「もの」と「人」をつなぎ、囲い、相互依存させ、まるでものが新たな形や状況まで立ち現わしているように感じさせます。 そして、そうした「見えないもの」を表わすべく立体、平面、写真、映像、映画、小説と様々な手法を用いて多角的に、根源的な世界の在り方を抽出しようとします。上記3つの展覧会は、菅さんの表現世界を包括的に体験いただける、大変貴重な機会となるでしょう。
◆5月31日(木)18時半~には、8/ COURTにて横浜美術館の個展の際に制作し、菅さんが脚本と監督を務めた映画「存在と殺人」が特別上映。制作を担当した天野太郎さんによるトークショーも上映後、開催されます。貴重なこの機会をお見逃しなく。
【開催概要】
菅 木志雄「写真と映像」
会期:2018年5月30日 (水) 〜 6月25日 (月)
時間:11:00〜20:00
会場:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8F
【アーティストプロフィール】
1944年、岩手県盛岡市生まれ。1968年多摩美術大学絵画科を卒業。在学中の1967年には第11回シェル美術賞を受賞しています。 菅は、1968年の初個展から現在に至る50年以上のキャリアの中で幾多もの展覧会に出展してきました。近年の大規模な展覧会として、2016年イタリア、ミラノのファンデーションPirelli HangarBicoccaでの展覧会をはじめ、イギリス、スコットランド国立近代美術館でのカーラ・ブラックとの二人展、アメリカ、ニューヨークのDia: Chelseaでの個展と、欧米の美術館において連続して展覧会を開催。2017年第57回ヴェネツィアビエンナーレ国際展「VIVA ARTE VIVA」では水上でのインスタレーションとして代表作「状況律」を再制作して大きな注目を浴び、同年長谷川祐子氏キュレーションによるフランスのポンピドゥ・センター・メッスで開催された「ジャパノラマ 1970年以降の新しい日本のアート」展にも出展しました。 国内では、2014年 – 2015年ヴァンジ彫刻庭園美術館にて「菅木志雄展」、2015年には東京都現代美術館にて「菅木志雄 置かれた潜在性」と、2つの個展が同時期に開催され大きな話題となりました。作品は今年新たにポンピドゥ・センターとDia: Chelseaにコレクションされた他、テート・モダン、ダラス美術館、M+、グッゲンハイム・アブダビ、スコットランド国立美術館や、東京都現代美術館をはじめ国内外の多数の美術館に収蔵されています。 2016年には、第57回(2015年度)毎日芸術賞を受賞致しました。
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バナー画像は、アクティヴェイション「周囲構築─910」 コンセプトスペースR2, 群馬 1990(渋谷ヒカリエ出展映像より) ©Kishio Suga photo by Tsuyoshi Satoh