250年分のパリジェンヌのヒミツがわかる!「パリジェンヌ展」【先取りおすすめアート】
2018年1月13日から世田谷美術館で「パリジェンヌ展」が開催されます。
素敵なファッションや当時のティーセットはもちろん、ただ華やかなだけじゃないパリジェンヌのヒミツから勇気をもらえる展覧会。ぜひ足を運んでみてください。
〜girls Artalk的♡おすすめポイント〜
♡パリジェンヌは1日にしてならず
18世紀〜20世紀半ばまでの約250年分のパリジェンヌの歴史が楽しめる展覧会。「かっこいいパリジェンヌ」はどうつくられたのか、そのヒミツがわかります。
♡モデルの女性はどんな人だったの?
画家だけではなく、絵のモデルになった女性たちにもフォーカスした珍しい切り口の展覧会。モデルの表情や服装に込められたヒミツとは…?
♡オシャレと知性は切り離せないもの
華やかなイメージのパリジェンヌですが、ただ美しく着飾っていただけではありません。文豪やアーティストが集まるサロンを主催していたのは実は女性たち。素敵なティーセットはコミュニケーションを円滑に図るためのツールでもあったのです。
♡世界中の女性たちの憧れ、パリジェンヌ
おしゃれの代表だったパリジェンヌのファッションは、雑誌などで海外に広まり、世の女性たちの憧れの的でした。一見パリジェンヌに見える女性の肖像画も、実はパリジェンヌを真似た「パリジェンヌ風」スタイルだったりするので驚きです。
♡自立した女性がカッコイイ!
モリゾやカサットの時代は女性の社会的地位が低く、1人で外も歩けなかった。そんなものすごい偏見があった時代に、モデルや画家としての道を切り拓いていった強い女性たちの生き方を作品を通して知ることができます。いまに生きる女性のみなさんもそんな女性たちからパワーをもらえそうです!
エドゥアール・マネ《街の歌い手》1862年頃 Bequest of Sarah Choate Sears in memory of her husband, Joshua Montgomery Sears 66.304
〜しなやかに時代を生きるパリジェンヌたち〜
パリという魅力あふれる都市に生きる女性、パリジェンヌ。
サロンを仕切る知的な女主人、子を慈しむ美しい母、流行を生み出すファッショニスタ、画家のミューズ、 そして自ら道を切り開き才能を開花させた画家や女優 ― その多様な生き方は、今なお私たちを惹きつけてやみません。
本展覧会では、マネの《街の歌い手》をはじめ、 ドガやルノワールなど印象派の巨匠が描いた女性の肖像、カサットやモリゾなど女性芸術家による傑作、 カルダンやバレンシアガの斬新なドレスからブリジット・バルドーほか映画や舞台で活躍した女優のポートレートまで、 ボストン美術館所蔵の多彩な作品約120点を通して、 18世紀から20世紀のパリを体現する女性たちの姿に迫ります。
【展覧会概要】
ボストン美術館「パリジェンヌ展」時代を映す女性たち
会期:2018年1月13日(土)〜 4月1日(日)
会場:世田谷美術館
〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 Tel: 03-3415-6011(代表)
開館時間:10:00−18:00
※入場は17:30まで
休館日 月曜日
※2月12日(月・振替休日)は開館、翌13日(火)は休館
観覧料(税込) 一般:1,500(1,300)円、65歳以上:1,200(1,000)円、大高生:900(700)円、中小生:500(300)円
※( )内は前売/団体(20名以上)
※障害者の方は500円(介助の方1名まで無料)、大高中小生の障害者の方は無料
※リピーター割引/会期中、本展有料チケットの半券をご提示いただくと、2回目以降は団体料金でご覧いただけます
※通常前売券は2018年1月12日(金)まで販売
主催 世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、ボストン美術館、NHK、NHKプロモーション
展覧会公式HP:http://paris2017-18.jp/index.html
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ジョン・シンガー・サージェント《チャールズ・E. インチズ夫人(ルイーズ・ポメロイ)》1887年 Anonymous gift in memory of Mrs. Charles Inches’ daughter, Louise Brimmer Inches Seton 1991.926
Photographs©Museum of Fine Arts, Boston