アート好きにはたまらない夢のような企画を推進しているPARK HOTEL TOKYO。 JR、東京メトロ、都営地下鉄「新橋駅」から徒歩約7分という利便性がとてもいいホテルです。 一般的なホテルとは違うお・も・て・な・しで来客を歓迎していることを聞きつけたgA編集部は、 その全貌をこの目で直接確かめるため、ホテルに取材してきましたー! ホテルのロビーに到着すると私たちを迎えてくれたのはちょっと怖いアート作品たち。 ろくろ首や河童の造形作品だけでなく、絡新婦や鬼の絵画が飾られていました。 古今東西の妖怪をテーマに制作された『YOKAI TOUR 2』こちらの詳細はこちらにて…
そして、私たちは当ホテルの料飲支配人であり、アートプロジェクトメンバーの藤川さんに、 もう一つの目玉である、客室全体をアーティストが装飾する『Artist in Hotel』についてお話を伺いました…
gA編集部:31階フロアの客室すべてを改装する大掛かりなプロジェクトである『Artist in Hotel』。 どうして企画なさったんですか?
藤川さん:少し堅苦しいイメージが持たれやすい美術館とは違い、 ホテルには宿泊という意味で”癒し”の側面があります。 お客様に「日本の美意識が体感できる時空間」を提供し、 アート作品に触れていただくことで、日本を楽しんでもらいたいんです。 特に海外のお客様が多いので、 日本人アーティストによる作品から日本文化に触れていただいたり、 アートに触れた喜びが思い出やお土産になればいいと考えているんです。 そんな素敵な笑顔で企画の真意を語ってくれた藤川さんに連れられ、 アーティストの息遣いが感じられる客室に案内されました。
◎里山 / 伊藤 香奈
「…カワイイッ!!」 その言葉に尽きるこちらの客室は、入り口から部屋全体を見渡すと、日本の豊かな四季の巡りが感じられます。 クローゼットの中には満開の菜の花畑が描かれ、続く壁には田植えが終わったばかりの田んぼ。 窓下の壁には真っ赤な彼岸花が咲き乱れ、よく育った金色の稲穂が頭を垂れています。 お風呂につづく壁には雪化粧の山頂に、その下の野を翔ける小さな白兎。 穏やかな気持ちになれる田園風景は、コンクリートジャングルに囲まれ、 閉塞感で気が滅入ってしまう心を、優しく包み込んで開放してくれます。 絵本の作画を思わせる柔らかいタッチで描かれているため、 まるで自分が物語の一部になったかのような錯覚に陥りました。 また、お部屋のいたるところには小さな動物や昆虫が隠れています。 この部屋に宿泊された際にはぜひ見つけてみてください! おぉッ!早速こんなところに蟻を発見しましたッ!(笑)