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増田セバスチャン×モネ 「睡蓮の池」にインスパイアされたインスタレーション

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2017年8月1日


増田セバスチャン×モネ 「睡蓮の池」にインスパイアされたインスタレーション


増田セバスチャン×モネ
「睡蓮の池」にインスパイアされたインスタレーション

 

 

 

 


増田セバスチャン
Point-Rhythm World

-モネの小宇宙-

 

 

アートディレクター、アーティストとして日本や海外でカラフルな作品を発表しつづけている増田セバスチャン。そんな彼の展覧会「Point-Rhythm World -モネの小宇宙-」が銀座ポーラ ミュージアム アネックスで開催されている。会期は2017年7月21日から9月3日まで。

 

 

photo by 越間有紀子

 

 

 

タイトルの「ポイントリズム(Point-Rhythm)」とは、点描画法を意味する「pointillism」と「リズム(rhythm)」をかけた造語。
彼が表現する点描は、絵筆ではなくビーズやレース、フェイクファーやスーパーボールなどキラキラ輝くかわいい素材で構成されている。世界中から買い付けたというカラフルなマテリアルはなんと約2万トン! モネの絵画の奥行きは何枚ものパネルを重ねて吊るす構成で表現している。
また、VR(Virtual Reality :仮想現実)アートと透明液晶を組み合わせたインスタレーションは、自身でも国内初となる。

 

 

内覧会で挨拶する増田セバスチャン

 

 

増田セバスチャンは、箱根のポーラ美術館でクロード・モネの名作《睡蓮の池》(1899年制作 ポーラ美術館所蔵)を鑑賞し、「モネの感情の起伏や揺らぎ」を感じたという。さらにその筆跡に「剥き出しの反骨精神のようなもの」を感じとったことが本作の制作のきっかけだそうだ。

 

 

『今でこそ巨匠と呼ばれるモネは当時の世界から言えばとんでもない反骨精神の塊のような人間で、その感情を覆い隠すことなく赴くままにキャンバス上に表現していたのではないか。
保守的な世の中だったにも関わらず、モネはラディカルな異端児として存在し続け、何か新しいことをクリエイトする時に生じる爆発するエネルギーのようなものを通じて、現代に生きる僕らを挑発しつつも勇気付づけているのではないか』(本展挨拶文より)

 

 

 

 

 

 

 

 

ポーラ銀座ビル1階ウィンドーでは増田セバスチャンによるディスプレーを展開するほか、パフォーマンスイベントが予定されている。
増田セバスチャンが創る「大人カワイイ世界」をぜひ体感して頂きたい。

 

 


左から増田セバスチャンと筆者

 

 

 

文・五十嵐絵里子
写真:丸山順一郎

 

 

 

■「Point-Rhythm World -モネの小宇宙-」
会期:2017年7月21日(金)-9月3日(日)会期中無休/入場無料
開館時間:11:00 – 20:00 (入場は19:30まで)
会場:ポーラ ミュージアム アネックス(中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)

 

 

 

プロフィール
増田 セバスチャン(ますだ せばすちゃん)
アートディレクター/アーティスト
1970年生まれ。
演劇・現代美術の世界で活動した後、1995年にショップ「6%DOKIDOKI」を原宿にオープン。
きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MV美術、「KAWAII MONSTER CAFE」のプロデュースなど、原宿のKawaii文化を中心に作品を制作。
2014年よりニューヨークを中心に個展を開催。2020年に向けたアートプロジェクト「TIME AFTER TIME CAPSULE」を世界10都市で展開中。2017年度 文化庁文化交流使。

 

 

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Writer

五十嵐 絵里子

五十嵐 絵里子 - Eriko Igarashi -

大阪藝術大学芸術学部文芸学科卒業。
2015年に美術検定1級取得。都内で会社員をしながら、現在アートナビゲーターとして活動中。
山形県出身、東京都在住。






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