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NYで活躍する写真家A-CHANの写真展が名古屋の2会場で同時開催中

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2017年7月22日


NYで活躍する写真家A-CHANの写真展が名古屋の2会場で同時開催中


NYで活躍する写真家A-CHANの写真展が名古屋の2会場で同時開催中

 

 

 

 

現代写真の巨匠ロバート・フランクのプリンター、エディターとしてロバート・フランクの近年の作品作りに欠かせない存在であるA-CHAN(アーチャン)。

時にロバートの作品の被写体として、また東京都写真美術館で現在上映中のドキュメンタリー映画『Don’t Blink  ロバート・フランクの写した時代』や『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』にも登場する。
そんな彼女の写真家としての個展が名古屋のギャラリーMUNORAINROOTSの2会場で7月30日(日)まで同時開催されている。

 

 

〜girls Artalk(ガールズアートーク)おすすめポイント〜
♡A-CHANのプライベートな視点で撮られた写真の光景に、どこかで見かけた懐かしさを覚え、写真を見る者の記憶と交差する。それは過ぎ去りし日のことなのか、作家と共鳴し生み出されたことなのか。思わずまぶたを閉じ、過去に思いを馳せてしまう写真の数々。

 

♡MUNOでは、写真集『Salt’n Vinegar』(シュタイデル社/2016年発刊)からNYの街角や日々の生活の中に小さな美しさを見出した写真が並ぶ。ポテトチップスのフレーバーSalt’n Vinegarは「塩と酢」を意味する。撮影中は壁にぶつかっていた時期で、「しょっぱくて酸っぱい感じだった」とのこと。プラットフォームに置き去りにされたポテトチップスの袋、蛇口からほとばしる水、電車を待つ修道女の写真が印象的。

 

♡RAINROOTSでは、写真と音楽からなるDVDスライドショー『暑い日』(2003年制作)から改めてセレクトした写真を展示。

 

♡MUNO、RAINROOTSは写真をこよなく愛する人々が集うホットスポット。訪れた際、オーナーに話しかけると本展示の作品や写真全般について楽しい発見があるはず!

 

 

 

 

〜『暑い日』について〜
♡本展開催にあわせてA-CHANとRAINROOTSとのコラボレーションで『暑い日』(2003年)の再編集版が発刊。 2003年東京の街をひたすら歩き、撮られた作品約700カットがスライドショーとして音楽と共に収められた映像作品。ポストカード仕様写真集+映像(DVD+USBメモリ)の豪華セットで、webでも販売されている。

 

♡今回、両展示のディレクションを務める湯地氏が写真をセレクトし、A-CHANが言葉をのせる連動企画がwebで展開中。『暑い日』のスライドショーサンプルも掲載されている。
▶︎http://rainroots.tumblr.com/tagged/ATSUIHI

 

 

 

写真集『暑い日』ページをめくり

 

 

ミシン目に沿って切り取るとポストカードに。
「記憶を共有して繁殖させたい。株分けみたいな感じです」とA-CHAN。人から人へ作品が拡散されていくイメージだ。

 

 

〜ギャラリーMUNOとRAINROOTS〜
MUNO、RAINROOTSは2会場ともに徒歩5分圏内に位置する。両会場共にA-CHANの全作品集も取り揃えている。写真へのパッションに溢れたMUNO恒川隆太氏、RAINROOTS湯地信愛氏の写真に纏わる企画がとてもユニーク。

 

 

 

 

 

 

6月4日(日)に開催されたMUNOでのA-CHAN、タカザワケンジ氏(写真評論家)によるトークショーは満員御礼。おいしい手作りジェラートが味わえる「ぼのむどゅねーじゅ」の奥にMUNOがある。代表の恒川氏在廊中には気さくに作品や展示エピソードについてお話し頂いた。

 

 

 トークショー後、A-CHAN(左)による暗室作業や本の編集作業のレクチャーが開催された

 

 

湯地氏の個人ラボ、RAINROOTSはフィルム現像所兼ギャラリーとして、写真に関わるイベントや写真の本・カメラなどの販売を行うバザー、カメラレンタルなども展開。また「2部」という写真に向き合う人々が集い、写真について対話し、学び合うコミュニティは活気がありユニークな活動だ。「写真を始めるきっかけ作り」や「写真をもっと楽しんでもらう」ための趣向を凝らした企画が目白押し。
写真に興味の有る人、写真を始めてみたい人におすすめのアートスポット。
新しい情報は随時ツイッターに掲載されていくのでそちらをチェック。

 

写真家A-CHANへのロングインタビュー記事は後日掲載。お楽しみに!

 

取材・文 / 川嶋一実

 

 

【開催概要】
◇「Salt’n Vinegar 」
会期:2017年7月30日(日)まで
会場:MUNO (名古屋市中区大須1-24-51バウハウス大須1F)
時間:12:00~18:00
休廊日:月曜日・火曜日
URL:http://muno-no-hito.com/post/159595639976/63土-730日
Twitter:https://twitter.com/muno_osu

 

 

◇「暑い日」
会期:2017年7月30日(日)まで
会場:RAINROOTS(名古屋市中区松原1-9-13 フラワーセンター北棟 1F NO.6)
時間:12:00~20:00
休廊日:木曜日
URL: http://rainroots.tumblr.com/tagged/ATSUIHI
Twitter:https://twitter.com/rain_nob

 

 

【関連情報】
ギャラリーソラリス企画展 A-chan 展「Salt’n Vinegar」
会期:2017年8月15日(火)〜8月27日(日)
             ※8月21日(月)休廊

会場:ギャラリーソラリス(大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館B1F)
時間:11:00〜19:00
URL:http://solaris-g.com/portfolio_page/170815/
協力:MUNO|RAINROOTS

 

 

【A-CHAN】

photo by Jim Goldberg      

 

日本で生まれ育つ。佐内正史のアシスタントを経て、1998年、雑誌やCDジャケットなどコマーシャルの仕事と並行し、自身の制作活動を始める。以後、東京、ニューヨークのギャラリーで作品を発表する。2006年、ニューヨークに移住。同年から現在まで、Robert Frankのアシスタント兼プリンター、エディターとして “Tal Uf Tal Ab” (2010)、 “Pangnirtung” (2011) 、“You Would” (2012) 、“What you have seen” (2016) などに携わる。

 

A-CHANサイト:http://www.a-chang.com/

 

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Writer

川嶋 一実

川嶋 一実 - Hitomi Kawashima -

週末女優 -製薬会社OL×女優-

 

聖心女子大学卒。国内外で舞台・映画出演の他、聖心女子大学哲学科芸術学の授業で特別講師として招かれるなど活動の幅は多岐に渡る。

〈 人生に転機を 〉と2011年ひとりニューヨークに飛び込み、翌年アメリカで舞台「HITOMI」に主演。
2016年プロデュースユニット“週末女優”を始動させ、女の二人芝居『たまことゆかり』(作:五戸真理枝/文学座)を春・秋と連続上演。2017年ドイツの報道番組に密着取材を受け、独自のライフスタイルが紹介された。

学芸員資格保有。映画・演劇・音楽をメインにインタビュー記事や作品紹介を通じて、アートのワクワクをお届けします!

 

★twitter:https://twitter.com/HITOMI_KAWASIMA

★HP:http://hitomi8.com

 






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