feature

“発見”と”全身”で楽しむ!「さいたまトリエンナーレ2016」 【大宮駅周辺エリア・武蔵浦和駅周辺エリア】

NEWS

2016年10月16日


“発見”と”全身”で楽しむ!「さいたまトリエンナーレ


“発見”と”全身”で楽しむ!「さいたまトリエンナーレ2016」
【大宮駅周辺エリア・武蔵浦和駅周辺エリア】

 

現在開催中の『さいたまトリエンナーレ2016』はアートを鑑賞するだけでなく、共につくる、参加する芸術祭です。国内外34組のアーティストたちが発見する、多様で多彩な「さいたま」を見ることができます。

前回は岩槻エリアでも14のアート作品が集まっている「旧民俗文化センター」を紹介しましたが、今回は大宮駅周辺エリア・浦和駅周辺エリアの作品を中心に紹介していきたいと思います。

 

【大宮駅周辺エリア】

●大宮区役所

・1000のデュオのための曲 / ダンカン・スピークマン+サラ・アンダーソン s__20889603大宮区役所で行っているのは、ダンカン・スピークマンさんとサラ・アンダーソンさんによる体験型インスタレーション『1000のデュオのための曲』。この作品を体験することで、大宮のまちを目で、耳で、鼻で、口で、体全体で観察することになります。そこから感じる大宮というまち、そこを行き交う人々、そこから聞こえてくる音や、香り、全てを体全体で感じることができました。

 

●市民会館おおみや

・雫 / 秋山さやか

img_0053

 

その場所と作家自身の関係性を基本にして、その時の思いを色とりどりの縫い目に込めて表現する、秋山さやかさん。約4ヶ月に及ぶ大宮での滞在制作期間中、自分宛てに毎日手紙を投函しつづけました。大宮での日々を一針一針縫い止め、書き留め、その手紙は実に数百枚。大宮という町でみた秋山さんの視力を可視化するような作品です。 

 

img_4311 

秋山さんのインスタレーションが展示してあるのは、大宮駅から徒歩15分にある市民会館おおみや。

駅から会場までの間はシャッターチャンスがいっぱい。さいたまにあるのに、「銀座」と名付けられたコインランドリーも発見!どこにあるか探してみてください!

 

【武蔵浦和駅周辺エリア】

●花と緑の散歩道

・STATION TO STATION / ダニエル・グェティン

stasion-to-station

 武蔵浦和駅高架下からはじまる、このインスタレーションは約1100mある花と緑の遊歩道に続いています。この作品にはベンチ機能の付いているものがあり、そこへ腰掛けて、行き交う人々を眺めながら休憩することができます。散歩道に突如現れた、『STATION TO STATION』は私たちにどんな未来をしせてくれるのでしょうか。

 

・時間の道 / ウィスット・ポンニミット

mamuan

『STATION TO STATION』と同じく、武蔵浦和駅と別所沼公園をつなぐ「花と緑の散歩道」沿いには「マムアンちゃんのひとことシリーズ」が展開されています。ウィスット・ポンニミットさん(通称:タムくん)の漫画に登場する公式イメージキャラクターのさいたマムアンちゃん。彼女のひとことが散歩道を歩く私たちに細やかな発見と喜びを与えてくれます。

 

●西南さくら公園

・さいたまビジネスマン / アイガルス・ビクシェ

businessman

「花と緑の散歩道」を歩いていると途中に西南さくら公園があります。そこには大きなビジネスマンが寝そべっています。このビジネスマンは全長9.5m。よく見ると芝生の上にゆったりと寝そべるビジネスマンは何を想うのでしょうか。
また、ビクシェさんは毎日合計約50万の人が行き来しているさいたまで、そのビジネスマンの人数に驚き、作品制作のアイディアを思いついたそうです。

 

●旧部長公舎

・アンタイトルド・ドローイング・プロジェクト / 鈴木桃子

img_4461

会期前から作家本人によるドローイングが行われて、真っ白な部屋は徐々に変化します。鈴木さんが描き上げた作品を11月頃から観客の手で消すプロセスを開始することで作品の本編が始まるのだそう。真っ白な壁に作品が生まれ、そして消えていく、そこに何が見えてくるのでしょう。

 

img_4454

また、各スポットにはスタンプラリーが設置してあります。公式キャラクターのマムアンちゃんのスタンプを集めてオリジナルグッズをゲットしちゃおう!

 

●別所沼公園

・種は船プロジェクトinさいたま / 日比野克彦

img_4432

 

日本全国の地域や人々をつなぐ「種は船プロジェクト」が、今回は別所沼公園に登場します。朝顔の種の形をしたこの船は、市民の方々と行った8日間のワークショップによって完成しました。多くの人々の憩いの場であるこの別所沼公園で、水辺に浮かぶ船の景色を見ながら、駅で買ったサンドイッチでも食べて休憩するのもいいかもしれません。

今回の「さいたまトリエンナーレ2016」の掲げる「未来の発見!」というテーマにもあるように、作品を鑑賞を通して、発見がある。それは大きいかもしれないし、小さいかもしれません。それは作品の中にあるかもしれないし、会場に行くまで(さいたまの「コインランドリー銀座」みたいに)にあるかもしれません。「発見」を発見するために、ぜひ、全身を使って「さいたまトリエンナーレ」を楽しんでみてください!

 

文・写真:鈴木萌夏

 

【情報】

さいたまトリエンナーレ2016

期間:2016 年 9 月 24 日(土)〜12 月 11 日(日)[79 日間]
   ※定休日=水曜(ただし 11/23(水・祝)は開場、翌 11/24(木)は閉場)

主な開催エリア: 与野本町駅〜大宮駅周辺 武蔵浦和駅〜中浦和駅周辺
         岩槻駅周辺

主催: さいたまトリエンナーレ実行委員会

ディレクター: 芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)

URL:http://saitamatriennale.jp/