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映画の名シーンを体験出来る?! 「細田守監督『バケモノの子』展 ~時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪 ~」

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2015年7月31日


映画の名シーンを体験出来る?! 「細田守監督『バケモノの子』展 ~時をかける少女、サマーウォーズ、お


渋谷ヒカリエでは、「細田守監督『バケモノの子』展 ~時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪 ~」と題した、細田守監督が手がけた作品世界をもとに、渋谷でもう一つの「映画」が体験出来る、大規模なイベントが開催中です!

 

「みる・しる・あそぶ!」のキャッチフレーズの通り…

 

「みる」「しる」では、スタジオ地図と映画スタッフの協力のもと、

映画の設計図ともいえる絵コンテ、魅力あふれる表情豊かな原画、色鮮やかな背景美術が展示されています。

細田作品をあまり知らないライトな客層でも、アニメーションの制作工程に沿いながら、

見方としてキャプションなどを交えた工夫で、理解しやすいように紹介されていました。

 

IMG_4316写真:絵コンテブース

 

作中の数秒間の尺であっても…

そこには細田さんの表現哲学がこめられた演出術が事細かに記されていました。

汗や涙の一滴や表情の皺にストーリーの重みを感じます。

今でも鉛筆を使用して一本、一本、丁寧に描かれており、手書きならではの力強さが伝わってきます。

内覧会ではギャラリーツアーが催され、スタジオ地図の齋藤プロデューサーによると、

画家になりたかったという細田さん、背景に至っては2時間程度で仕上げてしまうそうです…。

 

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写真:原画、背景美術

 

また、三作品のキャラクターたちがところ狭しと壁一面に描かれているだけでなく、

等身大パネルで再現されているのも展示の嬉しいポイント!

こちらのブースでは大好きなメインキャラクターと一緒に撮影できます。

 

IMG_0533写真:キャラクター

 

そのほかにも『バケモノの子』に出てくる渋天街のモニュメントや、

主人公の一人である熊が持つ大太刀を忠実に再現した日本刀など…

作品世界に迷い込んだ感覚を体感することができました。

 

IMG_9715写真:渋天街

 

そして「あそぶ!」では、所々に散りばめられた作品世界の断片を追いながら、

チームラボや面白法人カヤックといった話題のクリエーター集団とコラボレーションして制作された、

実際に作中の名場面を再現しできる体験ブースをピックアップして紹介しましょう!

 

◎熊道場

こちらはチームラボが手がけた『バケモノの子』に出てくる熊に、指導を受ける九太になった気分で、
太刀さばきが修行できる体験ブースです。

スタッフから渡される専用リモコンを持って画面に向き合うと、
持っている専用リモコンがたちまち太刀へと変わります。

そして、目の前に次々にあらわれるリンゴやスイカといった果物やツボなどを切っていきます。

切ることに必死になってしまいがちですが…背景が春夏秋冬に切り替わったり、
渋天街の街並みへと変化していきます。

体験した修行風景は動画として録画され、公式のFacebookページにアップされるので、

追体験として見ることだけでなく、共有することもできます。

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写真:熊道場

 

◎「未来で待ってる

『時をかける少女』の作中で、主人公・真琴が千昭に別れを告げる印象的なシーンを体験できます。

千昭の目の前に立って耳を澄ますと、優しい声で「未来で待ってる」と囁いてくれます。

物語を知っている女性なら胸がキュンとなるシーン…体験した私も思わず赤面になってしまいました (笑)

IMG_5092写真:時をかける少女

 

◎「よろしくお願いしまあああすっ!」

『サマーウォーズ』の作中で、主人公・健二が人工衛星「あらわし」の起動を変えて、世界の危機を救う名シーン。

3・2・1とカウントに合わせて大きな声で「よろしくお願いしまあああすっ!」と叫びながら、
目の前にある「Enter」キーを叩くと、背景画面に叫んだ言葉が表示され、
人口衛星の軌道を変え、世界の危機を救うといった面白い体験展示です。

あなたも健二になりきって世界の危機を救ってみましょう! 

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写真:サマーウォーズ

 

そのほかにも、『おおかみこどもの雨と雪』からは、柱に手をかざすと、

幼少期から青年期にかけての雨と雪が現れて一緒にフォトセッションができたり、

『サマーウォーズ』からは、OZの世界にメッセージが送れるブースなど、
自分自身が作品世界の一部となって楽しめる体験展示が会場を大いに盛り上げてくれています。

 

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写真:雨雪背比べ

 

面白法人カヤック クリエイティブ・ディレクターの天野さんにお話をうかがったところ…

「自分も細田守監督の作品が好きで尊敬している監督なので、展示というかたちで関われたことが何より嬉しい!」と、微笑みながら話してくれました。

 

 

“「止まっているはずの絵が動くこと」それ自体が「小さな奇跡」であり、

その力を集結することによって、人の心が動き、時に涙する「大きな奇跡」が発動するのである。”

 

映画「時をかける少女」から10年以上もの歳月が経った今も…

「アニメーションの表現力」を確信し、比類なきパワーをみなぎらせています。

細田監督の表現哲学からアニメーションの崇高な美しさが理解できた展覧会。

この夏は、映画『バケモノの子』を鑑賞し、作品の舞台となる渋谷で”奇跡のつみあげ”を体験しましょう!

 

 

 

【情報】

「細田守監督『バケモノの子』展 ~時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪 ~」

開催期間:7月24日(金)~8月30日(日)

会場:渋谷ヒカリエ 9F ヒカリエホール ホールA

時間:10:00-19:00 (18:30 最終入場)

休館日:会期中無休

当日券:観覧料金(税込)

    大人(大学生以上) 1700円

    小人(高校生以下) 900円

親子ペア券(大人券+小人) 2400円

お問い合わせ:「バケモノの子展」運営事務局 TEL:03-3556-6562

公式ホームページ:http://www.ntv.co.jp/bbe/ 

 

 

 

文・写真 / 新 麻記子