event

【特別企画】東京フィル「平日の午後のコンサート」✕girls Artalkスペシャル企画

NEWS

2017年6月24日

【特別企画】東京フィル「平日の午後のコンサート」✕girls Artalkスペシャル企画


【特別企画】東京フィル「平日の午後のコンサート」✕girls Artalkスペシャル企画
憧れの女性指揮者の「魅惑のメンデルスゾーン」を聴こう♪

 

 

 

 

 

 

検事になりたかった少女が世界で活躍する指揮者に!
イタリアのヴェネツィアを拠点にして早8年。男性指揮者が多い世界で苦労もあったはず…。
音楽の仕事をするとは思いもしなかったという三ツ橋敬子さんは大きな瞳が印象的なチャーミングな女性。

 

クラシック初心者でも安心の7/20(木)東京フィルハーモニー交響楽団「平日午後のコンサート」では、三ツ橋敬子さん自らの解説と指揮がひきだす魅惑のメンデルスゾーンをgirls Artalk読者限定の超特別価格でたっぷりご堪能いただけます。

 

指揮者になった理由は?そもそも指揮者ってどんなお仕事なの? 指揮者として、そして一人の女性として輝く三ツ橋敬子さんの魅力をコンサート前にちょこっとご紹介します。

 

 

 

東京フィル「平日の午後のコンサート」✕girls Artalk特別企画
憧れの女性指揮者の「魅惑のメンデルスゾーン」を聴こう♪

 

 

(C)上野隆文

 

◆お申込みはコチラ◆

 

【girls Artalk特典】
◆なんと、girls Artalk参加者だけの特別チケット1,000円!(数量限定/S席5,700円相当)
◆コンサートのあとに特別に三ツ橋敬子さんとお話しができる!(終演後を予定)

 

 

(C)上野隆文

 

girls Artalk編集部:
三ツ橋さんはもともと検事を目指していたと聞いたのですが、全く異なるいまのお仕事に就いたきっかけはなんですか。

 

三ツ橋敬子さん:
小さいころから楽器や音楽が大好きで、学校の音楽室の楽器すべてにとにかく触れてみたい!というような子どもでしたが、同じくらい勉強も大好きでしたね。正義感が強い子どもだったので当時は検察官になりたいと思っていたのですが、中学3年生のとき、通っていた音楽教室の海外公演でイスラエルを訪れ、当時のラビン首相の前でピアノの即興演奏をする機会をいただいたんです。そのとき、首相がとても喜んでくださって、「言葉がなくても音楽なら通じ合える」んだと、嬉しかったです。
ですが、私が帰国する前に首相が暗殺されてしまって……。正義とは何か、これまでの価値観が崩れてしまうほどショックな出来事でした。
そうした揺らぎの中でも、確かにあったのが「言葉がなくても音楽なら通じ合える」という実感でした。音楽は人と人を繋ぐことができるのだと。この経験を経て、音楽に携わる仕事がしたいと思うようになりました。

 

girls Artalk編集部:
指揮者とは具体的にどんなお仕事なのですか。 また、東京フィル公演の中でもシーズン唯一の女性指揮者とのことですが、男性ばかりの世界でやっていくのに大変なこともあったのではないでしょうか?

 

三ツ橋敬子さん:
指揮者の仕事を言葉にしようとすると難しいですね……(笑)オーケストラというひとりひとり個性をもった音楽家の集団をまとめ上げて、よりよい音楽へと方向づけるのが指揮者の仕事でしょうか。もちろん、演奏者はそれぞれに自分の音楽を持っていますから、コミュニケーションをとって彼らの考えをまとめていかねばなりません。また、作曲家が何を思って作曲したのか、その背景にあるのは何か、作曲家の思いを楽譜から読み取り、それを指揮棒で伝え、音楽へと還元していく役割があります。
おっしゃる通り、指揮者の世界には女性はまだ少ないですね。女性指揮者のロールモデルが少ないので、生き方や未来のビジョンを常に模索しています。そういった苦労はありますね。

 

 

(C)上野隆文

 

girls Artalk編集部:
2005年にウィーンへ留学されてから異国の地で12年も、辛いことも多いかと思うのですが、逆に自分なりのリフレッシュ法などはありますか。あと、お休みなんてあったりするのでしょうか。

 

 

三ツ橋敬子さん:
東京フィルの楽団員さんからお誘いいただいたのをきっかけに、バレエを月1,2回やっています。それからお料理するのも好きですね。パスタならだいたいのメニューを作ることができますし、ピザは生地から作りますよ。
あと、最近船舶の運転免許をとりました。ヴェネツィアに住んでいるのでゴンドラや水上ボートをよく目にするのですが、自分も運転できたらいいなぁと。
日本でもマリーナに行ってよく運転しますよ。 

 

girls Artalk編集部:
7/20の公演は2曲ともドイツの作曲家、メンデルスゾーンですよね。お恥ずかしながらメンデルスゾーンと聞いてパッと曲が思いつかなかったのですが…、ヴァイオリン協奏曲は聴き覚えがありました!
この2曲はどんな想いで選んだのですか。  

 

 

(C)上野隆文

 

三ツ橋敬子さん:
メンデルスゾーンという人は恵まれた家庭で育った作曲家なので、2曲とも彼の人柄がよく現れていますね。紡がれるメロディーもとても美しくてさわやかです。
2曲目の交響曲第4番『イタリア』はメンデルスゾーンがイタリアを訪れたときの印象を曲にしたものです。「外国人から見たイタリア」ですので、我々日本人が持つイタリアの印象とも共通しているのではないでしょうか。

 

girls Artalk編集部:
お忙しいなかありがとうございます。
最後に、girls Artalk読者に向けてメッセージをお願いします!

 

三ツ橋敬子さん:
この『午後のコンサート』はオーケストラをはじめてお聴きになるという方も、きっとお楽しみいただけるかと思います。ゆったりとした平日の昼下がりに、メンデルスゾーンの魅惑の名曲をどうぞお楽しみください。会場でお待ちしています。

 

 

 

 

【コンサート情報】
平日の午後のコンサート✕girls Artalk特別企画
憧れの女性指揮者の「魅惑のメンデルスゾーン」を聴こう♪

 

◆お申込みはコチラ ◆

 

日時:2017年7月20日(木)14:00開演(13:15開場)
会場:東京オペラシティ コンサートホール
      東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー3F
アクセス:京王新線「初台」駅 東口直結徒歩約5分
イベント参加費:1,000円(チケットS席5,700円相当)+終演後・簡易交流あり)
受付数:30名限定
申込〆切:7/19(水)23:59

※ママも安心の託児所アリ!

 

【注意事項】
※座席位置はお選びいただけません。(当日お引き換えの際に、指定席券をランダムでお渡しいたします。)
※公演日当日13:15~、東京オペラシティコンサートホール入口入って左手
 「girls Artalk(ガールズアートーク)特別受付」にて、予約番号又はお名前をお伝えいただき、
 チケットをお受け取りください。
※一度に複数枚をお申込の場合、基本的に連番にてご用意いたします。
※コンサートは約2時間を予定しております。終演後に本企画ご参加者限定イベント(出演者とのグリーティング)にご参加いただけます。
 終演後のイベントの詳細は、当日受付の際にご案内申し上げます。

 

 

【プロフィール】
三ツ橋 敬子(Keiko Mitsuhashi)

小澤征爾、小林研一郎、G・ジェルメッティ、E・アッツェル、H=M・シュナイト、湯浅勇治、松尾葉子、高階正光の各氏に師事。東京藝術大学を卒業、キジアーナ音楽院より特別奨学金を得て学び、最優秀学生に贈られる名誉ディプロマを授与。2005年よりウィーン国立音楽大学に留学し、翌年トスカーナ管弦楽団とのツアーを指揮してヨーロッパデビュー、2007年ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団にてオペラデビューを果たした。2008年第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールにて優勝。併せて聴衆賞、ペドロッティ協会賞を受賞し、最年少優勝で初の3冠に輝いた。2009年より小澤征爾音楽塾及びサイトウ・キネン・フェスティバル松本にて小澤征爾氏のアシスタントを務め、2009年の中国公演、2010年のカーネギーホール公演にも参加。2011年小澤征爾音楽塾中国公演では小澤征爾氏の代役で指揮、ピーター・ゼルキン氏と共演した。2010年第9回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールにて女性初の受賞者として準優勝。併せて聴衆賞も獲得。
2015年9月、群馬交響楽団創立70周年記念オペラ「蝶々夫人」を手掛け、16年8月にはタン・ドゥン(指揮)と共にサントリーホール30周年記念 国際作曲委嘱作品再演シリーズで「武満徹:ジェモー(双子座)」を指揮し成功に導いた。
2009年Newsweek Japan誌にて「世界が尊敬する日本人100人」に選出。2013年第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。現在ヴェネツィア在住。

 

 

写真:上野隆文 協力:東京フィルハーモニー交響楽団

文:新井まる



Writer

【代表】新井 まる

【代表】新井 まる - MARU ARAI -

話したくなるアートマガジン「ARTalk(アートーク)」代表

株式会社maru styling office 代表取締役

 

イラストレーターの両親のもと幼いころからアートに触れ、強い関心を持って育つ。大学時代からバックパッカーで世界約50カ国を巡り、美術館やアートスポットなどにも足を運ぶ旅好き。新卒採用で広告代理店に就職し3年間勤務の後、アパレルEC部門の販促に約1年間携わる。人の心が豊かになることがしたいという想いから、独立。2013年にアートをカジュアルに楽しめるwebマガジン「girls Artalk」を立ち上げる。現在は「ARTalk(アートーク)」と改名し、ジェンダーニュートラルなメディアとして運営中。メディア運営に加え、アートを切り口にした企画・PR、コンサルティングなどを通じて、豊かな社会をめざして活動中。

好きなものは、自然と餃子と音楽と旅。

 

●Instagram: @marumaruc   

話したくなるアートマガジンARTalk(アートーク)」