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佐々木誠監督『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』+上映後トークショー@渋谷 アップリンク

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2015年3月1日


佐々木誠監督『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』+上映後トークショー@渋谷 アップリン


3月6日までロングラン上映になり、様々なメディアにて取り上げられている話題作!

佐々木誠監督の『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』を観に行ってきました。

 

~ 簡単な作品紹介 ~

時系列を追った『Nakazima Brothers』、『Christie』、『Lily』の3部構成にな っている本作。

監督自身でもあり、自身を投影して演じている、MAKOTOを中心に映画が展開されていきます。

アルトログリポージス(先天性多発性関節拘縮症)という障害を抱える門間健一氏と知り合ったMAKOTO。

障害者の社会進出や表現活動の重要性を積極的に発信する門間健一氏の姿を目の当たりにし、MAKOTOは自身の生き方や、考え方について、強い疑問を感じます。

そんな中、この国を襲った大地震。

生活が変わり、原発問題を抱えた日本で生きる MAKOTOの行く先… 彼の導き出した選択と、その日常を描いています。

 

 

マイノリティとマジョリティ。現実と非現実。フィクションとノンフィクション。

その概念や境界線を曖昧にする作品の意図に引きずり込まれてしまいます。

今までは他人事だと思っていた様々な問題が…映画を観賞するうちに自分に問い掛けられているような錯覚に陥り、戸惑いを感じながらも驚きました。

 

上映後のトークショーは、蔭山周(映画監督・プロデューサー)さんと、福 島拓哉(映画監督)さんを招いておこなわれました。

映像の作り手ならではの視点で語られる解説に耳を傾けるたび、作品の中の捉えられていなかった要素を理解することができました。

 

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「本作品では『障害者の性』を描くことで、テーマの本質に迫ることに成功している。」と解説する福島拓哉さん。

 私たちは無意識に自身のことをマジョリティだと思い込んでいると思います。

しかし、マジョリティとマイノリティの境界線とは? 明確にされていない、その基準とは?…私はそこに、作品のテーマがあると感じました。

そもそも、マジョリティとマイノリティの境界線の存在そのものすら…全てにおいて疑わしいものです。 

 

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「テーマや問題意識は明確にあり、設定や編集を練って構成している。」と語る佐々木監督。

作品からメッセージを汲み取りたい!真のテーマを探りたい!と、思わせられる作品です。

 

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 【作品情報】

『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』 ~3/6(金)まで、渋谷アップリンクにて公開中。

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(2015年/英語・日本語(英語字幕)/85分/SD/4:3)

監督:佐々木誠

出演:門間健一、中島教知、中島朋人、クリスティーナ・ロバーツ、 MAMI、竹馬靖具、熊篠慶彦、山本修司、LILY、想田和弘、戌井昭人

英語字幕:Garro Heebae イラスト:サイトウユウスケ  デザイン:高橋キンタロー、足利瑞枝

予告編ナレーション:ロバート・ハリス 音楽:UNpro by hideki

協 力 : 鉄割アルバ ト ロスケット、上田茂、小山巧、 Terumi Hashimoto Myhrvold、松田高加子、蔭山周、裸Over8、TOOWAII、 Takashi Sasaki and Converge+、斎木琢磨

配給・宣伝:WaterMethodMan  配給協力・宣伝:contrail

© Makoto Sasaki

 

【プロフィール】

佐々木誠(映画監督/映像ディレクター)

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音楽PV、テレビ番組などを演出。

最近では、CAPCOM『バイオハザード』シリーズのビハインド・ザ・シーン 、 フジテレビNONFIX『バリアフリーコミュニケーション 僕たちはセックスしないの!?できないの!?』(14)などを手がける。

『GOEMON』(08)『パズル』(14)等の脚本にも関わっている他、 和田誠やロバート・ハリスらと定期的に映画のトークイベントなども行って いる。

映画作品に『Fragment』(06)『INNERVISION』(13)があり、 最新作は『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』(15)。








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