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自宅でARTを愉しむススメ

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2015年8月6日

自宅でARTを愉しむススメ


先日、作家の北村直登さんに似顔絵を描いていただける素敵な機会に恵まれました。

北村直登さんは大分県大分市在住の作家です。
ゾウやキリンなどの大きい動物から、犬や猫などの身近な動物たちを、
繊細なフリーハンドの線と大胆でカラフルな色づかいで描きます。

昨年はドラマ「昼顔」に作品が使用されて話題を呼びました。
そんなご本人はとても気さくな人柄で、現場も終始和やかな雰囲気で満たしていました。

 

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似顔絵を描く北村直登さん(会場は伊勢丹新宿店3階=ザ・ステージ#3 ※本イベントは終了しています)

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北村さんの作品は繊細な線と大胆な配色で描かれているだけではなく、
それとは対照的にコミカルでエネルギッシュな愛らしい動物の表情が魅力的です。

作品タイトルには「恋をするとね、朝は早起きになるんだって。」「お前、センスいいけど何がしたいの?」と、
まるで動物たちがぼそぼそとつぶやいたかのようなユニークさで、
鑑賞者を思わずクスっとさせてくれる素敵な作品です。

 

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北村直登さんの作品たち

 

今回、北村さんに似顔絵を描いていただく少し前に、私は作品を数点購入した経緯があります。

かなり衝動的に購入したので、実は作品の作家さんがどんな人なのか?と、いうことを詳しく知ったのは、
自宅に帰ってからのことでした。
今はインターネットが普及しているので、何でも簡単に調べることができて本当に便利な世の中です(笑)
そして、実際に作家さんにお会いすると、その気さくな人柄にますますファンになりました!

画風と第一印象がそのまま結びつくあたたかい雰囲気の方でした。

 

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北村直登さん

 

自分でART作品を購入して、自分の部屋で楽しむことは敷居の高いことではありません。

最近ではファッションとアートの融合なる場所もあります。

ショッピングの合間にARTを楽しんだり、作品を購入したりと、
ARTが私たちの生活の身近な場面に浸透しつつあることを実感します。

ギャラリーの個展などで購入するのはちょっとハードルが高い…という方には、
百貨店やショップの企画展などで購入するのがおススメです。

ARTを買うきっかけだって何でもいいのです。

例えば、引っ越したので模様替えをしたい、好きな色を寝室に足したい、
あるモチーフを集めている、プレゼントにしたい…等々。

私の場合は「飼っているフレンチブルドッグにそっくりの絵を見つけた」ことでした。
ショッピングの合間に見つけたその画に惹かれ、即購入。

そして、毎日絵を眺めると、どんどん愛着が湧いて、作家さんのファンになりました。
また作品を見つけたら買い足したりしながら、ARTのある空間がお気に入りの一角になりました。
ARTを日常から楽しむことも、ファンになるということも、素敵なことだと思います。

楽しみ方は人それぞれ。
構図が良くないだとか、名画の複製ポスターはだめだとか、誰だかわからない絵はだめだとか、
そういったルールや難しいことは白紙にして、自分が好きなART作品を飾ることから是非初めてみてください。

ちなみに、写真の青色の作品は、フレンチブルドッグではなくボストンテリアです。
勢いで購入したので後から気付きました…

 

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お気に入りの部屋の一角、北村直登さんの作品

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右上:「言葉には出さないけど、大丈夫? ほんとに大丈夫?」
左下:「男ってどうして別れた女がいつまで自分のこと覚えてると思うの?」

 

東京都内の住宅事情だと狭くて飾る場所が無い…という話はよく耳にします。

確かに、私の家も広くはなく、窓に囲まれているので、飾れる壁が1mくらいの一角しかありません。
なので、小さな壁の一角を飾ったり、床置きしたりと工夫が必要になります。
どうやったら綺麗に見えるのかな?と、考えながら配置するのも楽しいひととき。
ARTは変化の無い日常にも幸せな時間をくれる素敵な道具ですね。

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絵の配置:中央を軸にした飾り方で複数枚、サイズ違いを組み合わせています。

私は、子どもの頃から人の名前を覚えるのが苦手で、作品と作家がなかなか結びつかず、
いつでも「なんとなく」という駄目な習慣のまま過ごしていました。

だから、ARTは全般に好みのジャンルや傾向はあるけれども、
特別に好きな作家さんはいない…というちょっと残念な楽しみ方になっていました。

ここ数年GirlsArtalkに関わることや、作家さんとお話することにより、
ようやく改善されつつありますが、まだまだ知らないことばかり…勉強中です!

知らない作家さんのことや疑問に思ったことは、帰宅してからすぐに調べたりして、
少しずつ知識を身につけています。
これからも、GirlsArtalkに関わることで、皆さんと一緒に少しずつ成長できればと思います。

北村直登さんとの素敵な時間と作品にあらためて感謝!

 

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描いていただいた似顔絵

 

【作家情報】

北村直登オフィシャルサイト:http://naotokitamura.com

ブログ:http://ameblo.jp/kitamura-art/

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北村直登プロフィール(オフィシャルサイトより抜粋)

1979年 福岡県 春日市に生まれる。幼少期よりサッカー漬けの日々

1995年 ブラジルへ1年間サッカー留学。その後、家を離れ大分県の高校へ

2002年 大学卒業、就職が見つからず、フリーター。

2002年 幼い時に母から絵が上手いと褒められた記憶から絵を描き始める。

2004年 09月 バイトの契約が終了し、収入が途絶える。
               10月 実家から仕送りを断られ、 路上で自作の絵を売ってなんとか 食いつないでいく。

10月~路上で売りながら描く毎日から何となく画家になっていった。

2014年テレビドラマ『昼顔』の劇中作品を制作。

過去の活動経歴等はオフィシャルサイト(http://naotokitamura.com)をご覧ください

【今後の催事日程】

★リビングハウス あべのキューズモール店

 8月17(月)~9月13(日)http://www.livinghouse.co.jp/branch/abeno/

★渋谷ヒカリエ5F ライフスタイル雑貨 U.Q(渋谷ヒカリエShinQs店)

 9月18(金)~

 

 

文・写真/洲本マサミ



Writer

洲本マサミ 

洲本マサミ  - - Masami Sumoto - -

京都市生まれ。SUMODESIGN LLC.代表。グラフィックデザイナー・アートディレクター。
1998年より京都のデザイン会社に勤務後2012年東京へ転勤。
都内でフリーランス活動を始め、2013年に事務所を千駄ヶ谷に移転し、2015年SUMODESIGN.LLCとして法人化。
girlsArtalkの立ち上げ時よりDesigner・Photographerとして参加しながら、カメラやアートを楽しんでいます。
毎日フレンチブルドッグのビビとオフィスに出勤中。
http://sumodesign.jp
https://www.instagram.com/sumoto_vivienne/