ARTなハーブテーブル by太田みお vol.12
芸術と食欲の秋♪
秋の恵みの きのこパスタ 白トリュフ風味
キンモクセイの香りが風にのって頬をなで、秋がやってきました。朝晩のひんやりとした空気に、つんと、センチメンタルな気持ちになってしまうのは、きっと私だけではないはず。
秋といえば…芸術の秋!
この秋始まる色々な展覧会に、心を踊らせている方も多いことでしょう♪
黄金色に染まる樹々は風景を美しく彩り、澄み渡る空気が美しい季節です。
この「秋」という季節を描いたフランス人画家たちの作品を少し眺めてみましょう。
クロード・モネ:アルジャントイユの秋の印象 1873年
鮮やかな色彩で描かれた、さわやかな秋の風景。澄み渡る水と、空、風を感じられそうな涼やかな作品。
フィンセント・ファン・ゴッホ:夕暮れの秋の風景1885年
いわゆるゴッホらしからぬタッチの風景画です。このような作風の作品も描いていたのですね。秋の夕暮れの寂しさのようなものが、影をまとった色彩の奥行きからにじみ出てくるようです。
ジェームズ・ティソ:休日/ピクニック 1876年
黄金色に色づいた栗の木の下で、池を眺めながらピクニックを楽しむ男女の様子が、リアルなタッチで描かれています。
黄金色に彩られた秋の風景、どれも美しい作品ばかりでしたね。
画家たちも、この美しい季節に魅了されていたことでしょう。
森へと足を踏み込めば、きのこは香り高くぷりぷりに旬をむかえ、木には葡萄やイチジクがたわわに実り…じゅるり。美味しいものがあふれる、恵みの秋です。
やっぱり、食欲の秋!!でもありますよね。
今回は、秋の恵みの食材をふんだんに使った一皿をご紹介します。最後に惜しげもなく垂らす、トリュフオイルがポイントですよ♪
【材料 2人分】
スパゲッティ 200g
舞茸 20g *手で小分けに
椎茸 2個 *3mmスライス
エリンギ 1本 *5mmスライス
にんにく 1片 *1mmスライス
オリーブオイル 大さじ1と1/2
鷹の爪 1/2本 *小口切り
イタリアンパセリ 適量 *みじん切り
塩 適量
白トリュフオイル 適量
- 材料を上記のように切っておく。
- 大きい鍋に塩を加えた湯をたっぷりと沸かし、スパゲッティを茹で始める。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを香りが出るまで炒め、鷹の爪も加え、そこにきのこ類を加え、風味が出て少ししんなりとするまで炒め、塩こしょうで味つけする。
- ゆであがったスパゲッティを3のフライパンに移し、少量のパスタの茹で汁とともにからめ、乳化させる。
- 塩で味を整えたら、お皿に盛りつけ、イタリアンパセリを散らし、仕上げに白トリュフオイルをまわしかけてできあがり。