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お茶とアートの好い関係 〜SHUHALLY代表 松村亮太郎さんインタビュー〜

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2013年7月24日


お茶とアートの好い関係 〜SHUHALLY代表 松村亮太郎さんインタビュー〜


この人に会いたい!

「お茶とアートの好い関係

〜SHUHALLY代表 松村亮太郎さんインタビュー〜」

 

 

 

 

元々はお茶の世界の人ではなかった松村さん。

彼ならではの現代風のモダンなお茶の世界とはどんなものでしょうか。松村さんのお茶室にお邪魔させていただき、探ってまいりました!

 

 

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girls Artalk(以下G):まず、松村さんがお茶の世界に入ったきっかけを教えていただけますか。

 

松村さん(以下M):学生時代にバックパッカーでヨーロッパを回っていたんですが、現地の人々に日本のことを質問されました。それなのに、自分が全然知らなかったことが恥ずかしくて、日本人だから日本ぽいことをしないとなぁ、と思ったのがお茶を始めたきっかけですね。

 

 

G:そうなんですね〜。「お茶」と聞くとなんだかハードルが高いような気がしてしまうのですが・・・

 

M:敷居が高く思われがちですが、「おもてなし」という意味ではホームパーティーなどと変わらないんですよ。

僕としては入り口としてきっかけはソフトに、そして楽しいとかエンターテイメントだけではなく、深いお茶の世界も段階的に伝えていきたいですね。なぜこんなにお茶が長続きしているかと言うと、深いからなんです!

 深いといえば、お茶の世界観と仏教の世界観は似ているんですよ。世俗的なものから離れて、精神的な世界へ、という禅的な要素もあったり。

 

 

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M:たとえば、お庭ひとつにもそれが表れていて、二部構成になっているんです。

中央の扉より手前は外露地。下界に近く、桜や梅、紫陽花などお花がついて香りがするような木が植わっています。

奥の内露地はより精神世界に近いもので、季節感のない常緑樹ばかりを植えているんですよ。

 

G:本当だーー! すごく面白いですね。

「おもてなし」についてはどうでしょうか?

 

 

M:江戸時代になってくると、おもてなしのお茶としてパーティー的な要素もでてきました。

今はお茶というと女性のイメージが強いけれど、昔は武士や商人などほとんど位の高い男性しかやらなかった。お茶室は普段の世界とは切り離された空間なので、その中で身分は関係ない無礼講のような場として捉えられたんです。

とは言え、階級制度があるので、武士と商人が急に仲良くなるわけにはいかないので、母屋からお茶室までのお庭を通っていって、そこで段々と身体的にも旅をするような気分になって、精神的に生まれ変わった状態で茶室に入る。という仕掛けが施されているんです。

 

 

 

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M:また、お茶会というのは大抵テーマを決めて行うんですよ。

例えば、なにかのお祝いだったり、招待するお客さんとの思い出とか。でも、そのテーマをはっきりと言わずに、お料理や飾りや道具などにヒントを散りばめておいて、お客さんが少しずつ気がついていく、どこか宝探しのような知的なゲームのようなことをして仲良くなっていくというプロセスなんです。

 

 

 

謎解きみたいで面白いですね〜!さて、ここでいよいよお茶室に潜入ですっ★

 ブラックを基調にした、ものすごいモダンなお茶室〜!

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四畳半+床の間の正方形のお茶室。千利休達がお茶をしていたお茶室と同じ構造だそうです。

LEDが内蔵された畳がなんともオシャレ。

 

 

 

器や道具もすごく素敵で、欲しくなってしまいました!

お客さんや季節によって選んでいるのだそうです。

 

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お菓子とお茶をいただいた後は、私もお点前にチャレンジ!

楽しいですっ。

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G:四季を楽しむという視点でいうと、春は桜でお花見、夏は花火・・・のように現代でも皆がそうやって集まって楽しむということがイベントとしてありますよね。

お茶にもそういった季節ならでは!というものがあれば、時期でテーマを変えたお茶会を皆で楽しむようなことが習慣化出来るのでは!と思ったのですが、いかがでしょうか。

 

M:あぁ、ありますよ!実は、お茶の点て方というは一つではなくて、季節ならではのものもあるんです。

例えば、夏の暑い時期のお茶。昔の人はクーラーなどなかったので、水面の波紋や水の流れる音など、小さなことに涼を感じていたんです。そういった要素を取り入れた夏限定のお点前もあるんですよ〜。

 

 

 

 

 

所謂お点前がお茶だとばかり思っていましたが、お茶会を開くということ全体が「お茶」。

テーマを決めて、お料理を決めて、お菓子を選んで、お花を飾る花器を選んで、器を選んで・・・というトータルプロデュースなのだということを知って驚きました。そうなると、茶人はものすごく色々なことを経験して、知識も、センスもあるマルチな人物なんですね〜。お茶会の中にストーリーを作ったりもするらしいです。

私も少しづつ教えていただき、みなさんをご招待してgirls Artalkのお茶会を開ける日が来るといいなぁ〜と妄想を膨らませています。

 

 

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<イベント詳細>

「BEACH CHA-KAI2013」
8月17日 逗子Ocean Terrace belta

https://www.facebook.com/events/420772641370027/?notif_t=plan_user_joined

 

「LOTUS YOKOHAMA2013」

8月31日 横浜三渓園伝統文化+αを一日遊びながら体験できるイベントです

http://www.lotus-yokohama.jp/

 

 

<松村亮太郎さんProfile>

matsumura

http://www.shuhally.jp/

伝統を重んじながらも

“茶の湯をもっと自由に!もっと楽しく!”

というコンセプトによる活動が共感を呼び、全国の百貨店(新宿伊勢丹 銀座三越 渋谷西武等)やギャラリーまた海外(ベルギー スペイン アメリカ等)からも招かれ多数の茶会を開催。 伝統文化によるチャリティイベントを主催するなど、日本文化の新たな伝統の開拓・発信に努め幅広く活動中。 過去出演メディア J-wave TOKYO FM FM YOKOHAMA TVK 婦人画報等多数



Writer

★【代表】新井 まる

★【代表】新井 まる - MARU ARAI -

アート専門webマガジン「 girls Artalk 」代表 / 株式会社maru styling office 代表取締役

 

イラストレーターの両親のもと、幼いころからアートに触れ、強い関心を持って育つ。

大学時代からバックパッカーで世界38カ国を巡り、美術館やアートスポットなどにも足を運ぶ旅好き。

新卒採用で広告代理店に就職し営業として3年間勤務の後、アパレルEC部門の販促に約1年間関わる。その後、一念発起して独立。アート専門webマガジン「girls Artalk(ガールズ・アートーク)」を立ち上げ、アートの魅力を伝えることに日々奮闘している。

 

好きなものは、餃子とお酒と音楽と旅。

 

 

 

★「 girls Artalk(ガールズアートーク) 」は、「ガールズトークをするように、アートの話をしてほしい」という想いからできた、アートをもっと身近に楽しむためのアート専門webマガジン。各分野で活躍する女性ライターやモデルたちがリアルな目線で情報を発信。アート業界から注目を集めている。

 ♡アートwebマガジン「 girls Artalk 」 http://girlsartalk.com/

 






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