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チームラボデジタルアート作品「Flowers in the Sandfall」タカシマヤ ウォッチメゾンの空間を美しく彩る 〜時を刻む砂の流れと花の世界〜

NEWS

2015年10月25日

チームラボデジタルアート作品「Flowers in the Sandfall」タカシマヤ ウォッチメ


銀座でのインスタレーション作品「クリスタルユニバース」が来場者5万3000人を突破し、
新作展示が大盛況に終わったチームラボ。

 

参照記事:
『~銀座の光り輝く宇宙空間に魅せられて~ チームラボ新作「Crystal Universe」』
http://girlsartalk.com/feature/18813.html

 

今回のチームラボは、髙島屋(東京・日本橋)初の路面店形式となる「タカシマヤ ウォッチメゾン」にて、
デジタルアート作品「Flowers in the Sandfall」でファサードデザインと空間演出を担当。
そこで、gA編集部は内覧会の様子を取材してきました。

 

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高さ8mから流れ落ちる砂の前に来場者が立つと、砂の流れが変わり、砂の奥に広がっている花の世界を鑑賞することができます。

作品は、建物正面に6つと、店内階段踊り場に1つ、の合計7つ。

それぞれの作品上にある、シンガポールやロシアなど世界主要都市の時刻を指し示した時計や、
人の流れに応じてきらきらとした砂が流れ落ちる仕組みとなっています。

 

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▲店内踊り場の砂時計は、東京の時刻が設定されている

本作品担当のCatalyst team プロダクトチームマネージャー・中村洋太氏にお話しを伺ったところ…

「映像がループしているのではなく、砂・花の動き、
それぞれがプログラミングされ、その場で生成されています。
さらに人の存在で変化が生じ、一瞬として同じ光景はありません。
咲き誇る花々は、月ごとに変わり、さまざまな表情を見せます。
変化を多くの方に楽しんで頂けるアート作品です。」

との言葉をいただきました。

実際、作品の前に立ってみると…次々に降り注ぐ砂と、漂う花々が奏でる神秘性に、思わず心奪われました。

 

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時計販売店として、手頃なものから高級感溢れるものまで世界最大級の品ぞろえを実現し、
誕生したタカシマヤ ウォッチメゾン。

店内に並ぶ時計と関連付けて、時間をテーマにした本作品は、常設展示とのことです。

時の歩みの早い都会の中で、心落ち着く静かな瞬間をもたらしてくれる本作品。

変わりゆく日本橋を訪れる楽しみが、またひとつ増えました。

 

【概要】
▪️タカシマヤ ウオッチメゾン

所在地:東京都中央区日本橋3-1-8 スターツ日本橋ビル

時間: 10:00〜20:00
URL: http://watch.takashimaya.co.jp/

■チームラボとは
プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、絵師、数学者、建築家、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、
編集者など、デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。
アート・サイエンス・テクノロジー・クリエイティビティの境界を曖昧にしながら活動している。

URL:http://www.team-lab.net/

 

文 小川仁美 / 写真 丸山順一郎