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カテゴリを軽々と飛び越え、見たことのない世界を現出させるイメージメーカーの魔力

NEWS

2014年8月14日


カテゴリを軽々と飛び越え、見たことのない世界を現出させるイメージメーカーの魔力


カテゴリを軽々と飛び越え、

見たことのない世界を現出させるイメージメーカーの魔力

 

21_21 DESIGN SIGHT 企画展『イメージメーカー展』

 

 

東京ミッドタウンにあるデザイン・ミュージアム、21_21 DESIGN SIGHTで開催されている企画展『イメージメーカー展』では、世界で活躍する国内外の6人の「イメージメーカー」の仕事が集められています。

 

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イメージメーカー展は2014年10月5日まで開催しています。

 

「イメージメーカー」とは、広告のイメージ・クリエイター、イラストレーター、デザイナー、ハイブリットな作品や夢のつくり手として、世界に魔法をかけ続けている希代の「イメージメーカー」、ジャン=ポール・グードにインスパイアされてつけられたものです。本展はグード同様に「イメージメーカー」のスピリットを持つ、三宅純、ロバート・ウィルソン、デヴィッド・リンチ、館鼻則孝、フォトグラファーハルが参加しており、元カルティエ現代美術財団キュレーターでキュレーター兼美術評論家のエレーヌ・ケルマシュターのディレクションにより構成されています。

 

特に印象的だったのは、やはりジャン=ポール・グードの展示空間です。明るく透明感のある展示を行っているいつもの21_21 DESIGN SIGHTとは打って変わって、ダークカラーで塗られた壁に囲まれた、異世界のようなその展示には、彼が女神と崇拝するグレース・ジョーンズ、ファリーダ、カレンをモチーフにした人形が踊っています。人形はどことなくエスニックな、独特の音楽が流れており、それが動くインスタレーション作品や写真作品などと融合して何とも言えない不思議な感覚に陥ります。

 

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ジャン=ポール・グード

 

その不思議な空間を創り出している音楽は、作曲家の三宅純。公私ともに仲が良いという、ジャン=ポール・グードと三宅純の、音と動きのコラボレーションは観るものを圧倒するパワーがありました。

 

フォトグラファーハルは、恋人同士やカップルが惹かれ合ったきっかけになった物をふたりと一緒に布団圧縮袋にいれて圧縮し、わずか10秒間のうちに撮影した写真作品「Flesh Love」を出展。例えば、スニーカー好きという共通点から付き合い出したカップルの写真には、大量のスニーカーが一緒に圧縮されていたりと、ふたりの関係性が透明な布団圧縮袋の中で白日の下にさらされのは、ユニークかつスリリングですらあります。もちろん生きている生身の人間なので窒息しないように、10秒間という短い時間で、たった1度しかシャッターを切れない。「その一瞬を捉えるということに意味がある」(フォトグラファーハル)。

 

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フォトグラファーハル

 

 

レディー・ガガの靴をデザインしたことで知られる館鼻則孝のかかとの無い靴、「ヒールレスシューズ」は、履くことで身体のラインを変えてしまう魔力があるようです。ヒールレスシューズを実際に履いて撮影ができるフォトブースもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。思いの外、歩きやすいのにビックリしますよ。この他、足の型がずらりと並んだオブジェや、伝統工芸の技術を用いた舞妓さんが履く背の高い下駄なども。

 

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館鼻則孝

 

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ヒールレスシューズを試着してみました。モデル:高野麻衣。

 

 

さらに映画、写真、絵画といったさまざまな分野で活躍するデヴィッド・リンチが、自らの心象風景を描いたリトグラフを出展。舞台演出家として知られるロバート・ウィルソンの「ビデオポートレート」シリーズは日本初公開となっています。

 

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デヴィッド・リンチ

 

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ロバート・ウィルソン

 

 

タイトル:企画展「イメージメーカー展」

会期:2014年7月4日(金) – 10月5日(日)

会場:21_21 DESIGN SIGHT

東京都港区赤坂9-7-6  03-3475-2121

休館日:火曜日(9月23日は開館)

開館時間:11:00 – 20:00(入場は19:30まで)

入場料:一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料http://www.2121designsight.jp/program/image_makers/

 

執筆:新井まる

モデル:高野麻衣

記事監修:チバヒデトシ

写真撮影:チバヒデトシ、ほか

 



Writer

★【代表】新井 まる

★【代表】新井 まる - MARU ARAI -

アート専門webマガジン「 girls Artalk 」代表 / 株式会社maru styling office 代表取締役

 

イラストレーターの両親のもと、幼いころからアートに触れ、強い関心を持って育つ。

大学時代からバックパッカーで世界40カ国を巡り、美術館やアートスポットなどにも足を運ぶ旅好き。

新卒採用で広告代理店に就職し営業として3年間勤務の後、アパレルEC部門の販促に約1年間関わる。その後、一念発起して独立。アート専門webマガジン「girls Artalk(ガールズ・アートーク)」を立ち上げ、アートの魅力を伝えることに日々奮闘している。

 

好きなものは、餃子とお酒と音楽と旅。

 

 

 

★「 girls Artalk(ガールズ・アートーク) 」は、「ガールズトークをするように、アートの話をしよう」という想いからできた、アートをもっと身近に楽しむためのアート専門webマガジン。各分野で活躍する女性ライターやモデルたちがリアルな目線で情報を発信。アート業界から注目を集めている。

 ♡アートwebマガジン「 girls Artalk 」 http://girlsartalk.com/

 






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