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国立新美術館にて、 「イメージの力−国立民族学博物館コレクションにさぐる」展

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2014年3月30日


国立新美術館にて、  「イメージの力−国立民族学博物館コレクションにさぐる」展


国立新美術館にて、

「イメージの力−国立民族学博物館コレクションにさぐる」展

 

 

 

 

この展覧会は国立民族学博物館と国立新美術館の共同企画によるもので、大阪の国立民族学博物館(みんぱく)が所蔵する34万点の民族資料から約600点の造形物が展示されています。

写真1

 

 

 

 

入り口から順路を進んだすぐのところに、パプアニューギニアの神像つきの椅子「カワ・トゥギトゥ」が。早くもその大きさと迫力に圧倒されます。

写真2

 

 

「カワ・トゥギトゥ」はセピック河中流域に住むイアトムルの人々のあいだにみられる精霊堂(ハウス・タンバラン)に置かれる椅子で、実際に人が腰を掛けるためのものではなく、祖先像と椅子が一体となったもので、祖先の居場所と考えられています。

 

 

 

 

この展覧会の特徴は地域や時代ごとに分類するのではなく、共通した造形性や効果、機能に着目してイメージを提示しており、造形物に対して持っている固定観念を問い直す試みであるとのこと。

 

 

儀礼や祭祀に使われる仮面のイメージは、「異界」の世界の存在を目に見えるかたちにしたもの。人はそうして自ら生み出した仮面と関わることで、「異界」の力をコントロールしようとしてきたようです。

写真3

写真4

 

 

 

 

写真5

写真6

「棺桶」(ガーナ)

 

 

 

 

写真7

葬送用の柱「ビス」(インドネシア)

 

 

 

 

みんぱくのコレクションを美術館と博物館で展示する今回の企画は、イメージの潜在性に与して作品の説明を最低限にとどめる美術館と、一方で豊富な情報とともに資料を演示する博物館の両機関における展示の違いを生かしながら「イメージの力」という一つの物語が紡がれたとても面白い展覧会です。

 

写真8

 

 

 

 

 

☆国立新美術館 企画展示室2E☆

(〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2)

2014年2月19日(水)~ 6月9日(月)

毎週火曜日休館 ただし、4月29日(火)および5月6日(火)は開館、5月7日(水)は休館

開館時間

10:00~18:00 金曜日は20:00まで

4月19日(土)は「六本木アートナイト2014」開催にともない22:00まで開館

入場は閉館の30分前まで。

観覧料(税込)

当日

1,000円(一般)、 500円(大学生)

高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)および障害者手

帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料

 

2014年4月19日(土)は「六本木アートナイト2014」、5月18日(日)は「国際博物館の日」につき、入場無料

HP:http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/power_of_images/index.html

展覧会Facebook: https://www.facebook.com/the.power.of.images

 

☆国立民族学博物館☆

(〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1)

2014年9月11日(木)~12月9日(火))

 

 

 



Writer

寒川 晶子

寒川 晶子 - Akiko Samukawa -

ピアニスト

フェリス女学院大学音楽学部器楽学科を卒業。
神奈川県民ホール主催「アート・コンプレックス (塩田千春〜沈黙から〜展) 」でデビュー。
エルメス特別エキシビジョン「レザー・フォーエバー」(東京国立博物館表慶館) レセプションやファッションショー、美術館、プラネタリウム、寺院、イルフ童画館などでコラボレーションや記念演奏会に多数出演。
ピアノを中心とした作曲や即興演奏も行う。

オフィシャルホームページ http://akiko-samukawa.com






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