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現代アートを通じて感じるメッセージ

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2013年10月22日


現代アートを通じて感じるメッセージ


現代アートを通じて感じるメッセージ

 

 

 

MORI ART MUSEUMでまさに今開催されている“六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために”はチェックしましたか? 

 

今回は六本木美術館10周年を記念して開催されているだけあって内容もスペシャルなんです!

テーマとなっているのは、多角的な視点から見た現代の日本社会。

一見難しそうに見えるタイトルだけど、これは今まで日本を作ってきた政治、経済、社会、文化を見つめなおして日本の現代アートの「いま」を再考しようというものなんです。

 

 

きっかけは3.11東日本大震災後の日本で長期的な復興活動が行われるなか、多くの人たちの心から憤りや不満が生まれました。しかし一方で、その怒りは自発的に何か素晴らしいものを生み出す原動力にもなっていたはずです。この震災をきっかけに、日本では様々な価値観や考え方が生まれたということは誰にとっても共通しているはず。そんな考えをきっかけに今回「日本社会」というテーマに焦点が当てられました。

 

 

“現代の日本の社会”を29組のアーティストたちが表現していますが、日本で活動しているアーティストはもちろん、海外で活動している日本人、そして日系アーティストなど多角的に日本の社会を表現できるようなメンバーが招集されました!

 

ネガティブな感情が高まる一方で、人の心に生まれる力や責任感。今回の展覧会では、現代の混沌とした日本社会が持つ真理や本質を根深く暴き出すことでも目的であるそうです。

さて、そんなお話を頭の片隅に置いて、今回展示された作品を見ていきましょう!

 

 

1

Simon Fujiwara

 

 

2

Kaneuji Teppei

 

 

3

Izumi Taro

 

 

 

4

アキラ・アキラ

 

 

たくさんのメッセージを秘めた作品は、長い時間と趣向を凝らしたものだということが分かるものばかりで見応えありです!

 

 

中でも私が注目した作品はこちら。

 

5

Endo Ichiro/Rainbow Japan

 

 

展示された作品の中でも特にダイナミックでインパクトのあるこの船は、“日本列島をキャンバスにメッセージを描くプロジェクト”の一環。未来美術家の遠藤一郎氏が3.11の震災後、日本中を元気づけるために東北地方と東京をはじめとする様々な地域へ自身の運転するバスで行き、たくさんの人たちのメッセージをつなげてきました。

 

日本から世界へ「ARIGATO」の気持ちを発信するプロジェクトも第二回目の開催。そんな彼が描いたこの船は、日本に対する希望や前に進むという気持ちが詰まっていました。大きい手作りの船を目前にすると、作者の内面に湧き上げるパワーがヒシヒシと伝わってきました。

 

 

6

Yanagi Yukinori/Eurasia

 

これは砂絵で描かれた国旗がチューブで繋がれているのですが、よく見るとその中は移動するアリたちによって国旗の意思を崩壊していくのが分かります。

このシリーズは世界地図の再編と時代の混迷を象徴する作品として世界で話題になったものです。

 

 

 

ほかにもユニークな作品が多数出展されています♪

 

7

Kazama Sachiko

日本の原発政策にまつわる現代史を痛快に暴き出す風刺的木版画。政治に対する意識を強く喚起させている作品。

 

 

9

Nakamura Hiroshi

社会状況を反映したポルタージュ絵画。沖縄戦を主題とした作品を描いたもので、中村宏さんが23歳の時の作品です。

 

すべての作品が来たるべき風景のために、これまでの歴史やグローバルな視点からアートを通して社会的な意識を反映されているのが分かります。

 

 

六本木に行く機会があったらぜひ足を運んでみてください♡

 

10

Kobayashi Fumiko

 

 

 

■ 六本木クロッシング2013「アウト・オブ・ダウト」展

会期:2013年9月21日(土)—2014年1月13日(月・祝)

時間:10:00〜22:00(火曜日のみ17:00まで)

入館料:一般1,500円、学生(高校・大学生)1,000円、子供500円

会場:六本木森美術館

東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階

 

 








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