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『生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村』展@サントリー美術館

NEWS

2015年5月1日


『生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村』展@サントリー美術館


3月18日から5月10日まで六本木ミッドタウン内にあるサントリー美術館で

伊藤若冲与謝蕪村、ふたりに焦点をあてた史上初の展覧会がスタートいたしました。

 

この二人は、正徳6年(1716年)に生まれたなんと同い年の天才絵師であり、

また、現在の京都の四条駅や烏丸駅の付近に住居を構えるという、とても至近距離な関係でありました。

 

若冲写真2

 

若冲は親の家業を継ぎますが30代半ばで参禅、40歳で隠居しそこからは絵師としてまっすぐに絵を描くことだけに没頭。

対照的に蕪村は20代で俳諧を学び、俳諧の師匠が亡くなると10年ほど遊歴、

その後若冲と同じ40歳ごろから絵を描き始めますがそれと同時に俳諧でも活躍しているので、

まじめな若冲とは真反対に自由人の印象の蕪村という、ふたりの違いもまた面白いところです。

 

至近距離にいて、同い年のふたり。

性格はちがえど関わりはあったのではないかと思いますが、ふたりがかかわったという記録が一切残っていないというから不思議!

仲が悪かったの?と思うでしょうがそんな情報さえないのです。

しかしふたりとも南蘋派に影響を受けていたり、知人などの共通項はたくさん残っているのです。

 

そんなふたりの作品群を大きく7つの時代にわけて展示している本展。

また今回、新出作品が約50点もあるというから驚き!

ニュースでも話題になった92年ぶりに発見された蕪村の「蜀桟道図」も展示されていました。

そして今回ポスターでも一際目を引く若冲の「象と鯨図屏風」

 

若冲写真3

象と鯨図屏風 伊藤若冲筆 六曲一双 寛政9年(1797) MIHO MUSEUM蔵

 

座って鼻を高々とあげている象と、背中から水を高々とあげている鯨。

海のキング、陸のキング、交わることは決してない二匹が

一枚の絵の中で互いを認め合っているように描かれている姿はまるで、

同じ絵師でも関わった記録の残ってない若冲と蕪村の関係性を表しているように感じました。

 

まさしくこの「若冲と蕪村展」の目玉にふさわしい絵だと思います。

少しイラスト風で、キャラクターのような愛嬌!

 

是非、ふたりの天才が時を超えて邂逅する瞬間を目撃してくださいね!
(※会期中展示替あり)

 

【インフォメーション】

『生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村』展

会場:サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
会期:2015年3月18日(水)~5月10日(日)
開館時間:10:00~18:00(金・土、5月3日(日・祝)4日(月・祝)は20時まで開館)
割引:着物で入場すると100円割

公式サイト








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