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ART de la TABLE by 太田みお 秋の恵みたっぷりのテーブル♪ さんまのトマト煮&柿のカプレーゼ風

NEWS

2015年9月20日

ART de la TABLE by 太田みお 秋の恵みたっぷりのテーブル♪ さんまのトマト煮&柿の


art de la table (アール・ド・ラ・ターブル)

という言葉をご存知ですか?

 

「食卓の芸術」という意味の、フランスの言葉です。

 

お気に入りの食器に、おいしい手料理を盛り付けて、美しいテーブルを創り上げること。朝、昼、晩と、1日3度囲む食卓は、人生を形づくる大切なエッセンスです。日々の食卓が素敵だったら、人生も豊かになる気がしますよね。これは、料理研究家/ライフスタイルデザイナーの太田みおが、1つの食卓をアート作品のように創り上げる連載です♪

日本の秋の食材で、おしゃれな洋風のお料理を♪

 

やってきました、食欲の秋!

スーパーに行くと、秋の果実やお野菜、美味しい旬の食材がたっぷりで、わくわくしてしまうのは私だけではないはず。

今日のテーマは、「気心知れた友達といただく、秋の恵みたっぷりのテーブル♪」

美味しい秋のお魚といえば、さんま
さんまの調理法ですが、どうしても塩焼きに偏りがちではないでしょうか?
今日は、このさんまを、ワインに合う、華やかな洋風の一皿に仕上げますよ♪

そして、もう一皿。
秋の果実の代表格といえば、ですよね!
柿の甘さをしっかりと活かした、カプレーゼ風のサラダをご紹介します。

さんまも柿も、日本で愛されている和の食材のイメージが強いですが、今日は両方とも洋風のアレンジにしています。ぜひ、楽しんでみてください♪

 

さんまのトマト煮


さんまのトマト煮

★さんまの骨をよけながら召し上がってください。気になる方は、あらかじめ3枚おろしにして、
骨を取り除いておくと食べやすいです。もしくは、圧力鍋で調理して骨までやわらかくしてもOK

 

<材料> 2人分

 

さんま 2尾

にんにく 1かけ

玉ねぎ 1/2個

セロリ 1/3本

しめじ 1/2パック *ほかのきのこでもOK

白ワイン 100ml

トマト缶 1/2缶 *ホールでもカットでもOK

コンソメキューブ 1個

パセリ 適量 

オリーブオイル 大さじ1と1/2

塩こしょう 適量

 

1。さんまは、頭と尾を落とし、内蔵を取り除き、3つに切り分ける。
  臭みをとるために塩をふり、10分ほどおいたら、水洗いして、水気をしっかりと拭き取る。
  下味の塩こしょうをふる。

2。パセリとにんにくはみじん切り、玉ねぎとセロリは薄切りにし、
  しめじは石づきを落として小房にわけておく。

3。鍋にオリーブオイルをひき、にんにくを香りがでるまで炒め、
  そこに玉ねぎとセロリも加え、風味がたつまて炒める。
  その上に、1のさんまを並べ、白ワインを加えてアルコールを飛ばすように煮立てる。

4。3の鍋にほぐしたトマト缶を加え、水100ml(分量外)とコンソメキューブを加えて、
  蓋をして中火で15分ほど煮込む。しめじを加え、塩こしょうで味をととのえ、
  再び蓋をして2分ほど火を通し、仕上げに色よくパセリを散らす。

 

柿のカプレーゼ風サラダ

 

柿のカプレーゼ

柿がジューシーで甘いので、ソースの中の酢の酸味がポイントになります♪

バジルの葉は変色しやすいので、召し上がる直前に散らしてくださいね。

 

<材料> 2人分

 

柿 1個

生モッツァレラチーズ 100g

バジル 適量  *ディルでもOK

●白ワインビネガー 大さじ1

●オリーブオイル 大さじ1

●塩 2つまみ

●はちみつ 小さじ1

 

<作り方>

1。柿はへたを取って皮をむき、種があれば種も取っておく。
  5mmほどの厚さにスライスする。モッツァレラチーズも、柿と同じ5mmの厚さに切っておく。

2。●の材料を混ぜ合わせておく。

3。お皿に1の柿とチーズを交互に並べ、バジルの葉を手でちぎりながら散らし、
  仕上げに2のソースをかけてできあがり。

 

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★今日のテーブルウェア

■ストウブのココットオーバル
 煮込み料理を、このままテーブルに出すだけで、ぐっと気分が上がるデザイン。料理が美味しく見える、引き締まった黒も魅力的。

■美濃焼 隠れ窯
 ザラザラの質感のなかに、キラリと光る鉱物感のある焼き上がりに惚れた、黒い日本の器です。

■アカシアの器
 フィリピンを旅した時に、地元スーパーで安く手に入れた木の器です。

■工房アイザワのカトラリー「露」シリーズ
 お客様に出すと「これ、どこの?」と必ずと言っていいほど聞かれる、個性的な美しいデザインのカトラリー。切れ味もいいですよ。

 

文・写真  /  太田 みお